RBW

韓国の芸能事務所、エンタテインメント企業

RBW(アールビーダブルユー、: 알비더블유; Rainbow Bridge World)は、大韓民国ソウル特別市にある芸能企画会社(芸能事務所)、総合エンターテインメント企業[1]。キム・ジヌ(: 김진우)とキム・ドフン(: 김도훈)によって設立された。

RBW
種類
株式会社
市場情報 KRX: 361570
業種 ポピュラー音楽エンターテイメント
事業分野 K-POP
前身 Rainbow bridge Agency
WAエンターテインメント
設立 2010年3月5日
創業者 キム・ジヌ
本社 ソウル特別市
拠点数
RBW JAPAN
東京都新宿区山吹町331
事業地域
東アジア
東南アジア
主要人物
キム・ジヌ(CEO)
キム・ドフン(製作総指揮)
キム・ギョンホ(CFO副社長)
リム・インヨン(放送振興担当副社長)
サービス 芸能企画会社
芸能事務所
売上高 277.31億ウォン(2019年)
利益
51.93億ウォン(2019年)
所有者 キム・ジヌ
キム・ドフン
従業員数
90人(2023年)
子会社 株式会社RBW JAPAN
WMエンターテインメント
DSPメディア
アーバンワークスメディア
ウェブサイト 大韓民国の旗 韓国公式ウェブサイト
日本の旗 日本公式ウェブサイト

概要

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元々はRainbow bridge Agencyで、キム・ジヌを代表として、 キム・ドフン、 ファン・ソンジン、キム・ヒョンギュなど プロデューサーたちが集まって2010年3月に設立。

その後2015年3月WAエンターテインメントを吸収合併、 レインボーブリッジワールド、RBWに社名を変更した。

事業内容は、アルバム製作及び芸能マネジメント事業、 コンテンツ企画制作、公演企画制作、教育プログラムなど。 Cloud R、RBW Vietnam、RBW JAPANを含むWMエンターテイメントまで、すべての権利音楽をあつかう。

アーティストとしてMAMAMOO、VROMANCE、ONEUSONEWEPURPLE KISS、jin-ju、そして最近ではKARAとパイオッツンなどが所属している。

歴史

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キム・ジヌはもともとキューブエンターテインメントのミュージックキューブの代表取締役であった。練習室のレンタル事業を担当した後、AN Bridge、Rainbow Bridge Academy、ENB Academy Practical Music Academyを開設し、 Modern&Bridgeという名前で統合して事業を拡大。

2010年3月5日、彼は後に最初のOEM会社であるRainbow Bridge Agencyを設立。この会社は、ボーカル、ダンス、演技、言語など、通常のエンターテインメント会社と同様のプロセスで研修生ではない学生をトレーニングするために運営されていた。

2021年4月、芸能事務所のWMエンターテインメントを買収・合併した[2]

2022年1月26日、芸能事務所のDSPメディアの株を51%以上取得して買収・合併した。同年12月29日には、制作会社、芸能事務所のアーバンワークスメディアの株を50%取得して買収した。

子会社・レーベル

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  • Cloud R
2016年5月27日、イ・ソンヨンとのRBW共同協力により、独立したサブレーベルが設立された。
  • All Right Music
All Right Musicは、ラッパーのBasickとRBWプロデューサーのイム・サンヒョクが設立したヒップホップレーベル。2017年3月に設立されたこのレーベルは、ヒップホップシーンに焦点を当てるためにRBWによって設立された。
  • RBW Vietnam
2016年、RBWは、ベトナム地域でのオーディションとアーティスト育成のために、ネイバーと共同でベンチャー企業としてベトナムにサブエージェンシーを設立した。
2020年2月にベトナムのボーイズグループD1Verseがデビュー。このグループ全員ベトナム人メンバーによって結成され、K-POPレーベルによってプロデュースされるのはベトナムで最初のボーカルグループ。
  • RBW JAPAN
2017年、RBWは、日本地域でのオーディションとアーティスト育成のために、日本にサブエージェンシーを設立した。
2020年、RBW JAPANは男性練習生バンド「RBWJBOYZ」の結成を発表。RBW初の全日本バンドである。
  • Modern RBW
RBWプロデューサーのキム・ヒョンキュとModernK Music Academyが合同で、シングルのプロジェクトシリーズリリースで認知される意欲的なアーティストを促進することを目的とした新しいサブレーベル「Modern RBW」を結成した。

所属アーティスト

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WMエンターテインメント

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DSPメディア

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俳優

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RBW Japan

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歌手グループ

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  • KARA - 2010年日本デビュー。EMI Recordsが音楽出版を担当。
  • MAMAMOO - 2018年日本デビュー。ビクターエンタテインメントが音楽出版を担当。
  • KARD - 子会社DSPメディア所属の男女混成グループ。
  • ONEWE - 2019年日本デビュー。インディーズレーベルGEMS Recordsが音楽出版を担当。
  • ONEUS - 2019年日本デビュー。キッスエンタテインメントが音楽出版を担当。
  • PURPLE KISS - 2023年日本デビュー。ビクターエンタテインメントが音楽出版を担当。
  • MIRAE - 子会社DSPメディア所属の7人組ボーイズ・グループ。
  • CSR - 2024年日本デビュー。A2Zエンターテインメント所属の7人組女性アイドルグループ。RBWが日本活動の管理を担当。

所属ソングライター[3]

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製作総指揮

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  • キム・ドフン(金度勳、김도훈)[4] - RBWの共同代表、製作総指揮。MAMAMOOのメインプロデューサー。
  • ミン・ミョンギ(민명기)[5] - DSPメディアの製作総指揮。グッドフェラス·エンターテインメントの元社長。

取締役

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  • ファン・ソンジン(黃成進、황성진)[6] - 所属作詞家、作曲家、プロデューサー。Music Cube所属プロデューサー。
  • イ・サンホ(李相昊、이상호)[7] - 所属作曲家、プロデューサー。ONEUSのメインプロデューサー。プロデューサーチーム「仮面ライダー」(가면라이더)メンバー。
  • クォン・ソクホン(權石泓、권석홍)[8] - 所属作曲家、編曲家、プロデューサー。RB-INJの音楽総監督。
  • キム・ヒョンギュ(金亨奎、김형규)[9] - 所属作詞家、作曲家、プロデューサー。モダンK実用音楽学院代表。東亜放送芸術大学教授。
  • ソン・ジュノ(宋俊昊、송준호)[10] - 所属作詞家、声楽指導。レインボーブリッジミュージックアカデミー院長。

音楽プロデューサー

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  • イム・サンヒョク(임상혁/LEEMSSANG)[11] - 所属作曲家。All Right Music 代表。プロデューサーチーム「Firebat」(파이어뱃)メンバー。
  • チョン・ダウン(전다운)[12] - 所属作曲家。ONEWEのメインプロデューサー。「Firebat」メンバー。
  • パク・ジヨン(박지영)[13] - 所属作曲家。主に「Davve」の名前で創作する。PURPLE KISSのメインプロデューサー。
  • ソ・ヨンベ(서용배)[14] - 所属作曲家。作家イギと共に「イギヨンベ」として活動。「仮面ライダー」メンバー。
  • チェ・ガプウォン(최갑원)[15] - 所属作詞家、作曲家。最近は「가들」の名前で創作する。
  • チェ・ヨンチャン(최용찬)[16] - 所属作曲家。シンガーソングライター「lunCHbox」(런치박스)名義で曲をリリースしている。[17]
  • ユン・ヨンジュン(윤영준)[18] - 所属作曲家。
  • キム・ギヒョン(김기현)[19] - 所属作曲家。主に「Cosmic Sound」(코스믹사운드)という名前で女性シンガーソングライターCosmic

Girlと共同作業する。

  • イ・フサン(이후상)[20] - 所属作曲家。
  • キム・ヨンヒョン(김영현)[21] - 所属作曲家。主に「ココア豆腐パパ」(코코두부아빠)の名前で創作する。「Firebat」メンバー。
  • ユ・ジュイ(유주이)[22] - 2016年ソロデビューの女性歌手、所属作曲家、主に「Cosmic Girl」(코스믹 걸)という名前。「RaNia」の元メンバー、ジュイ(Jooyi、주이)。
  • イ・ソクズ(이석주)[23] - DSPメディアの所属作曲家。グッドフェラス·エンターテインメント出身。
  • イ・ユルイ(이율이)[24] - DSPメディアの所属作曲家。グッドフェラス·エンターテインメント出身。

過去の所属アーティスト

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RBW/WAエンターテインメント

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グループ

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  • Geeks(긱스、ギークス)(2011年 - 2016年、GRANDLINEとの共同管理)- 2011年デビューの男性ヒップホップデュオ。2016年からGRANDLINE独自管理。
  • PHANTOM(2012年 - 2017年、BRANDNEW MUSICとの共同管理)- 2012年デビューの男性3人組音楽グループである。2017年解散。
  • Obroject(오브로젝트、オブジェクト)(2014年 - 2019年、TS&エンターテインメントとの共同管理)- 実の兄弟で構成されたデュオ。2019年解散。
  • P.O.P (2017 ー2017)

ソロ歌手

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  • eSNa(에스나、エスナ)(2014年 - 2017年)- 2014年歌手として正式に韓国でデビューした女性シンガーソングライター。2017年、BRANDNEW MUSICに移籍。
  • ヤンパ(양파、Yangpa)(2015年 - 2018年)- 1996年にデビューし、90年代後半の韓国を代表する女性歌手。2018年RBWとの契約満了後、現在独立芸能人として活動中。
  • Monday Kiz(먼데이 키즈、マンデーキッズ)(2016年 - 2018年)- 、2005年に結成した男性R&Bグループだ。2016年、メンバーのイ・ジンソンは軍服務を終えた後、「Monday Kiz」という名前で1人体制で活動し、RBWに入社した。2018年、個人事務所のMonday Kiz Companyを設立し移籍。
  • フィイン(2014年 - 2021年)- 2018年ソロデビューの女性歌手、「MAMAMOO」のメンバー。2021年6月にRBWとの専属契約を終了、グループ活動は2023年まで継続。[25]

音楽プロデューサー

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  • パク・ウサン(朴㥥潒、박우상)[26] - 2021年、WAKEONEに移籍。
  • キム・ミンギ(김민기)[27] - 2022年脱籍。主に「ミンキ」(밍키)という名前。

練習生

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  • チェ・ジェウ(최재우)- J-Floエンターテインメントに移籍。2019年には7人組男性アイドルグループNewKiddのメンバー「JiAnn」(지안)でデビューした。
  • チョン・ミンウク(전민욱)- MBKエンターテインメントに移籍。2020年には9人組男性アイドルグループBAE173のメンバー「ジェイミン」(제이민、J-MIN)でデビューした。

RBW Japan

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練習生

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  • 佐藤 隆士(2020年 - 2020年)- RBW JBOYZの元メンバー。「PRODUCE 101 JAPAN」に出演、最終順位23位。2020年末に退社。
  • 佐々 凌摩(ささ りょうま)- 2021年加入、同年退社。
  • 隅田 隼平(すみた じゅんぺい)- 2020年加入、2022年退社。「創造営2021」に出演。法政大学デザイン工学研究科院生。
  • 田口 馨也(たぐち けいや)- 2020年加入、2022年退社。「PRODUCE 101 JAPAN」に出演、最終順位65位。「創造営2021」に出演。元BOYS AND MEN研究生東京

RBW Vietnam

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  • Jin Ju(진주、ジンジュ)(2018年 - 2020年)- 2018年デビュー、ベトナムで活動する韓国系女性歌手。
  • D1Verse(ダイバーズ)(2020年 - 2022年)- 2020年ベトナムデビューの5人組ボーイズ・グループ、2022年解体。
    • Trần Bình(チェン・ビン)(2019年 - 2020年)- D1Verseの元メンバー。2020年、個人の不正行為による専属契約の早期終了。

All Right Music

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  • Basick(베이식)(2015年 - 2018年)- 2008年デビューした男性ラッパー。2015年「SHOW ME THE MONEY」シーズン4で優勝する。2017年、RBWのサブレーベル「All Right Music」に移籍。2018年、OUTLIVEを設立し移籍。
  • Marvel J(마블제이)(2016年入社)- 2014年独立デビューした男性ラッパー。2017年、RBWのサブレーベル「All Right Music」に移籍。2020年、軍服務を終えた後、Luminant Entertainmentに移籍。
  • B.O.(비오)(2017年 - 2020年)- 2015年アンダーグラウンドデビューした男性ヒップホップ歌手。2020年、個人事務所のMYFBを設立し移籍。

Cloud R

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  • M.A.S 0094/MAS(2015年 - 2019年)- 2015年に結成の5人組男性バンド。デビュー当時はModern Musicがマネジメントを、RBWのサブレーベル「Cloud R」が音楽制作を担当した。2017年からRBWが管理するようになり、名前は「MAS」に変更された。2019年、メインレーベルに移籍して「ONEWE」という名前で再デビューした。(上の#所属アーティストも参照)

受賞歴

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年度 内容
2011年
  • 第1回 韓国音楽著作権大賞 ロック部門 作曲家賞 - キム・ドフン、イ・サンホ
    (受賞作:CNBLUE -「외톨이야 (Loner)」)
2014年
  • 第6回 Melon Music Awards ソングライター賞 - キム・ドフン
    (受賞作:ソユ&チョン・ギゴと(정기고) -「썸 (Some)」、Ailee -「손대지마 (Don't Touch Me)」)
  • 第4回 Gaon Chart Music Awards 作曲家賞 - キム・ドフン
  • 第1回 著作権大賞授賞式 ポップ部門 作曲大賞 - キム・ドフン
2015年
2016年
  • 大韓民国知識経営大賞 大衆文化部門 最優秀賞 - キム・ジヌ
  • 第3回 著作権大賞授賞式 ポップ部門 作曲大賞 - キム・ドフン
2017年
  • 韓国芸能製作者協会 今年の企画者賞 - キム・ジヌ
  • ベトナムV Live 2017 最高のプログラム賞 - キム・ジヌ
  • 第1回 Soribada Best K-Music Award プロデューサー賞 - ソ・ヨンベ
    (作曲家イギ(이기)と「イギヨンベ」(이기용배)の名で共同受賞。)
2018年
2019年
2020年
  • 第4回 Soribada Best K-Music Award プロデューサー賞 - キム・ドフン
  • 大韓民国中小ベンチャー企業部 長官賞 - キム・ジヌ

脚注

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注釈

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  1. ^ 2023年に結成の男性練習生グループ

出典

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  1. ^ The Top 10 Songwriters of 2012 (see #4)”. Soompi. 25 July 2014閲覧。
  2. ^ “MAMAMOOの所属事務所”RBW、B1A4、OH MY GIRLら所属のWMエンターテインメントを買収”. Kstyle (2021年4月7日). 2021年4月19日閲覧。
  3. ^ Director & Producer”. May 15, 2018閲覧。
  4. ^ KOMCA著作権記録 - 김도훈(W0313100)” (朝鮮語). 2020年12月28日閲覧。
  5. ^ 著作権記録 - 민명기(W0354300)”. 2023年10月2日閲覧。
  6. ^ KOMCA著作権記録 - 황성진(W0380200)” (朝鮮語). 2020年12月28日閲覧。
  7. ^ KOMCA著作権記録 - 이상호(W0484900)” (朝鮮語). 2020年12月28日閲覧。
  8. ^ KOMCA著作権記録 - 권석홍(W0268200)” (朝鮮語). 2020年12月28日閲覧。
  9. ^ KOMCA著作権記録 - 김형규(W0336300)” (朝鮮語). 2020年12月28日閲覧。
  10. ^ KOMCA著作権記録 - 송준호(W0861700)” (朝鮮語). 2021年7月12日閲覧。
  11. ^ KOMCA著作権記録 - 임상혁(W0853800)” (朝鮮語). 2020年12月28日閲覧。
  12. ^ KOMCA著作権記録 - 전다운(W0463700)” (朝鮮語). 2020年12月28日閲覧。
  13. ^ KOMCA著作権記録 - 박지영/Davve(W0454300)” (朝鮮語). 2021年3月15日閲覧。
  14. ^ KOMCA著作権記録 - 서용배(10001323)” (朝鮮語). 2020年12月28日閲覧。
  15. ^ KOMCA著作権記録 - 최갑원/가들(W0428900)” (朝鮮語). 2020年12月28日閲覧。
  16. ^ KOMCA著作権記録 - 최용찬/lunCHbox(W0540800)” (朝鮮語). 2020年12月28日閲覧。
  17. ^ 런치박스(lunCHbox)” (朝鮮語). m2.melon.com. 2021年7月11日閲覧。
  18. ^ KOMCA著作権記録 - 윤영준(10002111)” (朝鮮語). 2020年12月28日閲覧。
  19. ^ KOMCA著作権記録 - 김기현/Cosmic Sound(10001397)” (朝鮮語). 2020年12月28日閲覧。
  20. ^ KOMCA著作権記録 - 이후상(10004429)” (朝鮮語). 2020年12月28日閲覧。
  21. ^ KOMCA著作権記録 - 김영현/코코두부아빠(10016032)” (朝鮮語). 2020年12月28日閲覧。
  22. ^ KOMCA著作権記録 - Cosmic Girl(10010439)” (朝鮮語). 2020年12月28日閲覧。
  23. ^ KOMCA著作権記録 - Lee Seok-joo 이석주(W0323100)”. 2023年10月2日閲覧。
  24. ^ 10013468 KOMCA著作権記録 - Lee Yul-i 이율이(10013468)”. 2023年10月2日閲覧。
  25. ^ “MAMAMOOフィイン、事務所との専属契約終了も「愛情は変わらず」2023年まで活動継続”. navicon. (2021年6月11日). https://natalie.mu/music/news/432189 2021年6月16日閲覧。 
  26. ^ KOMCA著作権記録 - 박우상(W0684400)” (朝鮮語). 2020年12月28日閲覧。
  27. ^ KOMCA著作権記録 - Mingkey(10007975)” (朝鮮語). 2020年12月28日閲覧。

外部リンク

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