QuickSolution
商用検索エンジンの一つ
QuickSolutionは、N-Gramと形態素の技術要素を持つ商用全文検索エンジン。
2016年~2018年にかけて、3年連続でシェアNo.1[1]を獲得するなど、エンタープライズサーチ市場における主要製品である。
あいまい検索(類似検索)、完全一致検索(キーワード検索)、属性検索の3つを組合せた検索が可能。
歴史
編集2000年 産学官連携による共同研究[2]で開発された。コア・アルゴリズムは「未踏テキスト情報中のキーワードの自動抽出システム」というテーマのもと豊橋技術科学大学(TUT)梅村研究室が開発し、その成果のJava化、評価、製品への取り込みを住友電工/住友電工情報システムが行った。その際、従来はサフィックス・アレイという方式だったが、転置ファイルという形式に独自のアレンジを加えて試したところ、検索速度が約100倍に向上した。
2001年 販売開始
2015年 検索エンジンのアルゴリズムを一新したVer.10をリリース[3]
2020年 Ver.11.3をリリース[4]
脚注
編集- ^ “全文検索・情報活用システム「QuickSolution」 検索エンジン パッケージ市場で3年連続シェア1位(富士キメラ総研調べ)|最新企業動向|中堅・中小企業をサポートする経営喝力 ビジネスIT活用index”. ss-smb.nikkei.co.jp. 2020年4月22日閲覧。
- ^ “先進技術:国産検索エンジン誕生までの道のり | AIで「探し方」改革! 全文検索・情報活用システム QuickSolution | 住友電工情報システム株式会社”. www.sei-info.co.jp. 2020年4月22日閲覧。
- ^ 日経クロステック(xTECH). “住友電工が起こす全文検索革命 20テラバイトを超高速に”. 日経クロステック(xTECH). 2020年4月22日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2020年2月25日). “住友電工情報システムのエンタープライズサーチ「QuickSolution 11.3」、情報探しをより効率化”. クラウド Watch. 2020年4月22日閲覧。
参考文献
編集- 住友電気工業株式会社 テクニカルレポート「エンタープライズサーチ・エンジンQuickSolution の開発」
外部リンク
編集- 全文検索・情報活用システムQuickSolution - 住友電工情報システム