IDOM
IDOMが運営する日本の中古車ディーラーチェーン
この記事は広告・宣伝活動のような記述内容になっています。 (2020年12月) |
株式会社IDOM(いどむ、英: IDOM Inc.)は、東京都千代田区に本社を置く中古車をメインとした自動車の販売・買取会社。旧社名は株式会社ガリバーインターナショナル。
IDOM本社が入居するJPタワー(KITTE丸の内) | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
略称 | IDOM |
本社所在地 |
日本 〒100-7026 東京都千代田区丸の内二丁目7-2 JPタワー26階 |
設立 | 1994年10月25日 |
業種 | 卸売業 |
法人番号 | 1010001069520 |
事業内容 |
自動車の買取事業 自動車の販売事業 その他自動車流通に関わる事業 |
代表者 |
羽鳥由宇介(代表取締役社長) 羽鳥貴夫(代表取締役社長) |
資本金 | 41億5,702万円(2022年2月時点) |
発行済株式総数 | 106,888,000株 |
売上高 |
単体3,067億円、連結4,595億円 (2022年2月期) |
営業利益 |
単体119.0億円、連結184.8億円 (2022年2月期) |
経常利益 |
単体115.7億円、連結175.6億円 (2022年2月期) |
純利益 |
単体65.5億円、連結107.9億円 (2022年2月期) |
純資産 |
単体468.1億、連結557.09億円 (2022年2月末現在) |
総資産 |
単体1569.6億、連結1897.66億円 (2022年2月末現在) |
従業員数 |
単体3,725名、連結4,464名 (2022年2月現在) |
決算期 | 2月末 |
主要株主 |
フォワード(代表者・羽鳥貴夫) 26.20% 日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) 10.18% 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 5.16% 羽鳥裕介 5.05% 羽鳥貴夫 5.05% (2016年2月末現在) |
関係する人物 | 羽鳥兼市(創業者) |
外部リンク | https://idom-inc.com/ |
中古車の販売と買取のGulliver(ガリバー)ブランドを軸に全国約500店舗(2020年10月現在)を出店。昨今では、車両のサブスクリプションサービスや個人間カーシェアサービスなどをリリースしている。
概要
編集1994年4月、創業者である羽鳥兼市が福島県郡山市において「東京マイカー販売株式会社」を設立。1998年に上場、2003年に東証一部に指定替えする。2008年に代表取締役に羽鳥由宇介(北海道東海大学、現・東海大学卒業)と羽鳥貴夫(明海大学卒業)が就任。2016年7月、株式会社ガリバーインターナショナルから、現社名に変更した。
2018年11月15日に同業のビッグモーターが、IDOM株式を984万株(9.21%)保有したことが同社の大量保有報告書にてリリースされ、2023年9月時点でも443万株(4.15%)の株式がビッグモーターによって保有されている。なお、IDOMはビッグモーターとの間で資本提携や業務提携などの締結はしていない[1]。
特徴
編集ユーザーから買い取った車を、中古車販売店向けのオークションに出品することで利益を上げる「買取専門」というビジネスモデルを作り上げた。中古車の査定価格は、店と客との駆け引きではなく、査定に明確な基準を定め、全国の店舗で同じように査定価格を出すためのマニュアルを作り、価格決定を透明化した。現物の車を見せずにパソコンの画面で写真や情報を見せて中古車を売る「画像販売システム」を実施。女性スタッフだけの店舗を実現。などなど、業界の常識をくつがえしてきた[2]。
沿革
編集- 1994年(平成6年)
- 4月 - 東京マイカー販売株式会社の車買取部門として、福島県郡山市にガリバー1号店「安積店」をオープン。
- 9月 - ガリバーフランチャイズ1号店「弘前店」をオープン
- 10月 - 福島県郡山市に株式会社ガリバーインターナショナル・コーポレーションを設立。
- 1996年(平成8年)
- 1998年(平成10年)- 日本証券業協会に株式を登録。
- 2000年(平成12年)
- 2001年(平成13年)- ISO 9000(2000年度版)取得。
- 2002年(平成14年)- IR優良企業奨励賞受賞。
- 2003年(平成15年)- 東京証券取引所市場第一部に指定替え。
- 2004年(平成16年)- 米国にてGulliver USA, Inc.を設立。
- 2006年(平成18年)2月 - 東京ビルディングに丸の内本社を移転。
- 2007年(平成19年)9月 - ダボス会議に参加。
- 2008年(平成20年)
- 1月 - コールセンターが「ISO/IEC 27001:2005」を取得。
- 5月 - 羽鳥兼市が名誉会長に就任、代表取締役に羽鳥由宇介、羽鳥貴夫が就任。
- 2009年(平成21年)4月 - アウトレット1号店「ガリバーアウトレット蘇我インター店」オープン。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)- 高級車専門の中古車販売店「LIBERALA(リベラーラ)」を開店。
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)
- 7月 - 商号を株式会社IDOMに変更。店舗ブランド「ガリバー」は引き続き使用。
- 8月 - サブスクリプションサービス「NOREL(ノレル)」の提供を開始。
- 2017年(平成19年)
- 5月 - 経済産業省と東京証券取引所が共同で実施する「攻めのIT経営銘柄2017」に選定。
- 6月 -「クルマジロ」が「ガリバーフリマ」に名称を変更。
- 2018年(平成30年)2月 - タンザニアでライドシェア大手のUberと提携。
- 2019年(平成31年/令和元年)
- 4月 - 個人間カーシェアサービス「GO2GO(ゴーツーゴー)」の提供を開始。
- 9月 - AI査定アプリ「Gulliver AUTO(ガリバーオート )」アプリの提供を開始。
- 9月 - コーポレートアイデンティとなる「どこまでも、全力少年。」を発表。
- 2020年(令和2年)
- 8月 - 株式会社IDOM CaaS Technologyを設立。
- 10月 - 株式会社FMGを設立。
- 2021年(令和3年)9月 - BMWディーラー事業より撤退。モトーレングローバルとモトーレングランツを同業の「モトーレンレピオ」(ジーライオングループ)に譲渡。
- 2022年(令和4年)
- 2月 - 本社をJPタワーに移転。
- 4月 - 豪州新車ディーラー事業より撤退。豪州連結子会社でIDOM Automotive Group Pty Ltd.およびGulliver Australia Pty Ltd.の全株式について、豪投資会社のSwift Holdings Investments Pty Ltd.と譲渡契約を締結。
連結子会社/関連会社
編集国内
編集- 株式会社ガリバーインシュアランス
- IDOMの保険募集代理店となる。幹事代理店は丸の内本社、浦安オフィス、大分保険事務センターが行っている。
- 東京マイカー販売株式会社
- 1994年設立。主に車種専門店を中心に取り扱う「Brat(ブラット)」というブランド名で中古車の販売、買取事業を全国で展開。
- 株式会社IDOM CaaS Technology(ICT)
- 2020年、IDOMから会社分割するかたちでCaaS事業を継承し、設立。
- サブスクリプションサービス「NOREL」、個人間カーシェアサービス「GO2GO」などのCaaS(Car as a Service)事業を展開。
- 株式会社FMG
- IDOMで展開していたアフリカ事業をスピンオフし、新会社を設立
海外
編集- アメリカ
- Gulliver USA, Inc.
- Gulliver East, Inc.
- ニュージーランド
- Gulliver International New Zealand Co.,Ltd
その他・賞罰
編集- 1998年(平成10年)- 画像販売システム「ドルフィネット」が「第2回日本オンラインショッピング大賞」を受賞
- 2006年(平成18年)11月 - ポーター賞を受賞。
- 2007年(平成19年)
- 7月 - プロ野球オールスターゲームを冠協賛。
- 8月 - ガリバーのバナー広告が「カンヌ国際広告祭」にて入賞。
- 2008年(平成30年)4月 - 「ハイ・サービス日本300選」受賞。
- 2011年(平成23年)‐ Great Place to Work(R) Institute Japanが主催する「働きがいのある会社(従業員1000名以上部門)」ランキングに選出、以降7年間選出。
- 2012年(平成24年)7月 - 日経コンピュータが主催する「IT Japan Award 2012」にて準グランプリを受賞。
- 2017年(平成29年)12月8日 - 販売店で「10年保証対象車」「保証付き」などと記載した新聞の折り込みチラシを発行していたが、実際は保証は別料金(約10万から30万円)だったとして、景品表示法違反(有利誤認)で消費者庁から再発防止の措置命令を受けた[3]。
- 2019年(令和元年)8月 - ”車を並べて作った文字”で「ギネス世界記録」を達成。
テレビCM出演者
編集現在
過去
テレビ番組
編集- 日経スペシャル カンブリア宮殿 「"非常識"の発想で儲けろ」(2008年7月14日、テレビ東京)- 出演:ガリバーインターナショナル会長 羽鳥兼市[2]。
書籍
編集関連書籍
編集- 『非常識であれ! ユーラシア大陸走破で証明したガリバー流“挑む経営"の神髄』(著者:羽鳥兼市 大角理佳 ガリバー・ユーラシア・マラソン・チーム)(2013年1月25日、日経BP社)ISBN 9784822264468
脚注
編集- ^ “一部株主による当社株式の売却報道について”. 株式会社IDOM (2023年9月21日). 2023年11月21日閲覧。
- ^ a b 「"非常識"の発想で儲けろ」 - テレビ東京 2008年7月14日
- ^ “ガリバー運営会社に措置命令=「10年保証」実は別料金-消費者庁”. 時事通信社 (2017年12月8日). 2018年2月11日閲覧。
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