22年目の記憶
『22年目の記憶』(にじゅうにめのきおく、原題:나의 독재자)は、2014年公開の韓国映画[1][2][3][4][5][6]。
22年目の記憶 | |
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나의 독재자 | |
監督 | イ・ヘジュン |
脚本 |
イ・ヘジュン パク・チョルヒョン |
出演者 |
ソル・ギョング パク・ヘイル |
音楽 |
イ・ジンヒ キム・ホンジプ |
撮影 | キム・ビョンソ |
編集 | ナム・ナヨン |
配給 |
ロッテエンタテインメント ファインフィルムズ |
公開 |
2014年10月30日 2019年1月5日 |
上映時間 | 128分 |
製作国 | 韓国 |
言語 | 朝鮮語 |
22年目の記憶 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 나의 독재자 |
漢字: | 私의 獨裁者 |
発音: | ナエドクチェジャ |
英題: | My Dictator |
ストーリー
編集1972年、南北共同声明により、南北統一のムードが高まる朝鮮半島。韓国中央情報部(KCIA)は南北首脳会談に備えて様々なシナリオとその結果を用意し、そのためのリハーサルを行うべく極秘のオーディションを開催する。そのオーディションの目的は、北朝鮮の指導者である金日成の代役を演じる俳優を探すことだった。
オーディションで選ばれたのは売れない舞台役者のキム・ソングン。ソングンは大学の演劇科教授のホ・サムウンとKCIAの拘束下にある学生活動家の指導を受け、金日成役になりきる為に猛特訓を受けるも、南北首脳会談が開かれることはなく、従ってソングンは会談のリハーサルに呼ばれる事はなかった。一方、ソングンは自らを金日成だと思い込むようになる。
22年後の1994年、マルチ商法のセールスマンになっていた息子のテシクはとある出来事をきっかけに父親のソングンを訪ねる。
やがて南北首脳会談[注釈 1]の開催が決定され、父親のソングンの出番がいよいよやってきた。
キャスト
編集- キム・ソングン
- 演 - ソル・ギョング
- 売れない舞台役者。リア王の役を目指していた。
- 1994年では認知症ぎみであり、リハーサルの本番では台本を無視した演技でオ長官により止められる、金日成の死去から数日後にソングンも死去する。
- キム・テシク
- 演 - パク・ヘイル
- ソングンの息子。マルチ商法のセミナーを開催し、怪しい商品を売りつける商売をしている。
- キム・テシク(幼少期)
- 演 - パク・ミンス
- 父親想い。箸の持ち方で父から窘められている。
- キム・テシク(中学生)
- 演 - ソン・ユビン
- 父が原因で、取り調べを受ける羽目になり、志望校の入試を棒に振る。
- ソングンの母
- 演 -ソン・ヨンスン
- 役者として売れない息子を案じながら、孫テシクの世話を甲斐甲斐しくしている。
- オ長官
- 演 - ユン・ジェムン
- KCIA長官。
- ホ・サムウン
- 演 - イ・ビョンジュン
- ソウル大学の演劇科教授。
- ソン・ヨジョン
- 演 - リュ・ヘヨン
- テシクの恋人。
- イ・チョルジュ
- 演 - イ・ギュヒョン
- ソウル大学 国文科の学生運動家。共産主義思想のため、長期に収監されている。
- ペク社長
- 演 - ペ・ソンウ
- 大統領[注釈 2]
- 演 - チョン・グックァン
- 別の金日成
- 演 - キム・チョンム
- KCIAの施設でソングンが目撃したオ長官と歩く別の役者。
- 療養院の看護師
- 演 - チャン・ソヨン
- ソングンの担当看護師。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “ソル・ギョング主演映画「22年目の記憶」日本での公開が決定!予告映像を解禁”. Kstyle (2018年10月31日). 2022年2月13日閲覧。
- ^ “ソル・ギョングが自分を金日成と思いこむ父親役 『22年目の記憶』1月公開”. CINRA (2018年10月31日). 2022年2月13日閲覧。
- ^ “韓国NO.1俳優ソル・ギョングが、北の独裁者に!?『22年目の記憶』予告編が解禁。”. シネマNAVI (2018年10月31日). 2022年2月13日閲覧。
- ^ “金日成になりきった男をソル・ギョングが演じる「22年目の記憶」公開”. 映画ナタリー (2018年10月31日). 2022年2月13日閲覧。
- ^ “ソル・ギョングが大根役者演じる「22年目の記憶」本編映像”. 映画ナタリー (2018年12月11日). 2022年2月13日閲覧。“映画 22年目の記憶 幻の南北首脳会談に翻弄された俳優とその息子の悲哀を描く=寺脇研”. 週刊エコノミスト Online (2018年12月28日). 2022年12月30日閲覧。
- ^ “<韓国文化>韓流シネマの散歩道 第40回 時代の変化の中でつくられた映画 二松学舎大学 田村 紀之 客員教授”. 東洋経済日報 (2019年2月15日). 2022年12月30日閲覧。