黒井健
黒井 健(くろい けん、1947年 - )は、日本の絵本作家、イラストレーター。新潟県新潟市生まれ。新潟市立鏡淵小学校出身。
神奈川県川崎市在住。新潟大学教育学部中等美術科卒業。日本児童出版美術家連盟会員。学習研究社幼児絵本編集部を経て、フリーに。2003年5月、「黒井健絵本ハウス」開館。2010年9月、新潟市立中央図書館こどもとしょかん名誉館長に就任。
作風と評価
編集色鉛筆を用いた独特の繊細な絵柄で知られる。1983年、第9回サンリオ美術賞受賞。2006年、『またたびトラベル』(茂市久美子)で、第20回赤い鳥さし絵賞受賞
画集・著書
編集著書は200冊を超える。
- 『手ぶくろを買いに』 (日本の童話名作選) 新美南吉/黒井健
- 『ごんぎつね』 新美南吉/黒井健 偕成社 ISBN 4039632702
- 『12の贈り物 - 世界でたったひとりの大切なあなたへ』シャーリーン・コスタンゾ/黒井健 ポプラ社 ISBN 4591079295
- 『かさじぞう』 (松谷みよ子むかしむかし)松谷みよ子黒井健 童心社 (2006/12) ISBN 4494002461
- 『猫の事務所』(日本の童話名作選)宮沢賢治黒井健 偕成社 (1994/10) ISBN 4039634209
- 『Dream^3(夢の3乗)』(1994年、妖精村) 文:黒井健・永田萠・葉祥明
- 『ふる里へ』 星野知子/黒井健/小学館 2006年10月出版
- 『ころわんちょろわん』 作:間所ひさこ 絵:黒井健 /ひさかたチャイルド (2007-02出版)
- 『あしたまほうになあれ』作:小野寺悦子 絵:黒井健 /学研マーケティング(1989)
- 『招福堂のまねきねこ またたびトラベル物語』作:茂市久美子 絵:黒井健 /学研マーケティング(2009)
- 『最高のおくりもの』作:茂市久美子 絵:黒井健 /全国学校図書館協議会(2006)
- 『リリアン』作:山田太一 絵:黒井健/小学館(2006)
- 『ネコノテパンヤ』作:高木さんご 絵:黒井健 /ひさかたチャイルド(2020)
- 『まっくろ』作:高崎卓馬 絵:黒井健(2020[1])
- 『新装版 車のいろは空のいろ』全4巻、作:あまんきみこ、絵:黒井健、ポプラ社、2022年[2]
映像作品
編集展示施設
編集- 黒井健絵本ハウス -- 北杜市清里にある私設美術館で、原画等を常設展示する。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “衝撃のCMから20年…そろそろ、子どもの想像力を奪うのはやめませんか?――ふたりの作家が『まっくろ』を追い求めたワケ(大和田 佳世)”. 現代ビジネス - 講談社. 2021年9月27日閲覧。
- ^ “新装版 あまんきみこの車のいろは空のいろ(全4巻)”. ポプラ社. 2023年11月27日閲覧。