高見山地
奈良県と三重県に跨がる山地
高見山地(たかみさんち)とは、奈良県と三重県に跨がる山地。奥宇陀山地とも。主峰高見山から東へは標高1,000メートル級の山が連なる。西半分は室生赤目青山国定公園の一部、東半分は赤目一志峡県立自然公園の一部に属する。杉、檜の美林地帯。また冬には樹氷が有名。
高見山地 | |
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高見山から見た高見山地東側(2009年1月撮影) | |
所在地 | 日本 三重県・奈良県 |
位置 | |
最高峰 | 高見山(1,248 m) |
プロジェクト 山 |
地理
編集中央構造線の北側を走る尾根を中心とした山地で、高見山から東へ三峰山、局ヶ岳までは1,000メートル級の尾根が続く。西部は宇陀山地(または竜門山地)、北部は室生山地、東部は伊勢平野へと、また高見山から南は台高山脈へと続く。
高見山(および台高山脈)を分水嶺に南側を、東(三重県内)へ伊勢湾へ注ぐ櫛田川、西(奈良県内)へ紀伊水道へ注ぐ紀の川水系の支流高見川が流れている。
主な山
編集主な峠
編集現在、高見峠を除いて、高見山地を越える自動車が走行可能な道路は整備されていない。高見峠も1984年(昭和59年)に高見トンネル(総延長2470m)が開通する以前は、狭隘路の続く山岳道路を越えなければならなかった。