高島由香
高島 由香(たかしま ゆか、1988年5月12日[3] - )は、長距離走を専門とする日本の陸上競技選手。山口県防府市出身[1][2]。ピッチ走法が特徴で、小柄ながら後半もペースを落とさず、自分の走りができる[1]。
| ||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
選手情報 | ||||||||||||||||||
フルネーム | たかしま ゆか | |||||||||||||||||
ラテン文字 | TAKASHIMA, Yuka | |||||||||||||||||
国籍 | 日本 | |||||||||||||||||
競技 | 陸上競技 | |||||||||||||||||
種目 | 長距離 | |||||||||||||||||
所属 | 資生堂 | |||||||||||||||||
生年月日 | 1988年5月12日(36歳) | |||||||||||||||||
出身地 | 日本山口県防府市[1][2] | |||||||||||||||||
身長 | 153 cm (5 ft 0 in)[3] | |||||||||||||||||
体重 | 39 kg (86 lb)[3] | |||||||||||||||||
5000m | 15分26秒33(2023年) | |||||||||||||||||
10000m | 30分57秒26 (2023年) | |||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||
編集 |
経歴
編集防府市立国府中学校で陸上競技を始め、当初から中・長距離を専門としてきた[1]。この頃にはすでにオリンピック出場を夢見ていた[2]。興譲館高等学校では森政芳寿から指導を受け、2005年の全国高等学校駅伝競走大会(全国高校駅伝)ではアンカーを務め、区間賞を獲得する快走を見せ同校の初優勝に貢献した[1]。2006年には同校のエースとなり、全国高校駅伝で1区を任され区間2位でたすきをつないだ[1]。高校時代は1学年上の新谷仁美から多くの刺激を受けたという[1]。また同じく1学年上には重友梨佐もおり、自分にはオリンピックに手が届かないのではないかと思いつつも練習に励んできた[4]。
興譲館高校卒業後はデンソーに入社し、チームのエースとして活躍、2013年から2015年まで全日本実業団対抗女子駅伝競走大会(クイーンズ駅伝)の同社3連覇を支えた[5]。日本陸上競技選手権大会(日本選手権)では10000mに出場、2014年に7位、2015年に2位に入賞した[6]。中国・北京で開かれた2015年世界陸上競技選手権大会に10000mに出場、32分27秒79で20位であった[7]。
オリンピック出場を目指すため、2016年3月31日付けでデンソーを退社するが、その時点では所属先は未定であった[5]。その後、資生堂RCに移籍が決定[2]、6月24日の日本選手権では10000mで自己新記録となる31分35秒76をマークして3位入賞を果たした[6]。8月12日、リオデジャネイロオリンピック陸上競技開催初日の女子10000mに出場するが、優勝者が世界新記録を達成させる超高速のレース展開に付いていけず、31分36秒44で日本人トップながら18位に留まった[8]。レース直後は涙ぐみ[9][リンク切れ]、その後のインタビューでも悔しさをにじませながらも、五輪出場を果たせて嬉しかったと語っている[8][9][リンク切れ]。
2024年パリオリンピックで2回目のオリンピック出場を果たし、女子10000メートル決勝で31分52秒07のタイムで22位だった[10]。
脚注
編集- ^ a b c d e f g “高島由香(岡山・興譲館高)”. 07全国女子駅伝. 京都新聞 (2007年1月10日). 2016年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月13日閲覧。
- ^ a b c d “陸上で五輪出場 高島選手を激励 県や防府市長”. 山口新聞 (2016年7月2日). 2016年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月13日閲覧。
- ^ a b c “リオ五輪-高島由香の記録・結果・ニュース”. 朝日新聞デジタル (2016年7月). 2016年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月13日閲覧。
- ^ “【挑め-リオに出場する郷土勢】<1>陸上女子1万メートル 高島由香(資生堂、岡山・興譲館高出)”. 中国新聞 (2016年7月12日). 2016年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月13日閲覧。
- ^ a b “高島、デンソー退社 五輪出場目指し”. 毎日新聞 (2016年4月1日). 2016年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月13日閲覧。
- ^ a b “【陸上競技 女子 10,000m】”. 山口県庁 (2016年). 2016年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月13日閲覧。
- ^ “Women's 10,000 metres results”. IAAF. 2016年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。13 August 2016閲覧。
- ^ a b “陸上女子1万メートル 高島18位 関根20位”. 日本放送協会 (2016年8月13日). 2016年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月13日閲覧。
- ^ a b “陸上女子1万メートル 18位の高島由香「ここに立つのが夢だった」”. 産経新聞社 (2016年8月13日). 2016年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月13日閲覧。
- ^ “陸上女子10000m決勝 五島莉乃の18位が日本勢で最高 パリ五輪”. NHK 2024年8月10日閲覧。