高山 樹延(たかやま すよん、1985年12月9日 - )は、在日韓国人の元プロボクサー。本名は金 樹延(キム・スヨン)[1]秋田県秋田市出身。東北朝鮮初中高級学校卒業[1]角海老宝石ボクシングジム所属[2]、担当トレーナーは佐藤直樹[2]。第51代日本ウェルター級王者[2][3][4]。元OPBF東洋太平洋ウェルター級暫定王者を獲得している[2][3]

高山 樹延
基本情報
本名 金 樹延[1]
階級 ウェルター級[2]
身長 172cm[2]
国籍 大韓民国の旗 大韓民国
誕生日 (1985-12-09) 1985年12月9日(39歳)[2]
出身地 秋田県秋田市[2]
スタイル 右ファイター[2]
プロボクシング戦績
総試合数 26[2][3]
勝ち 24[2][3]
KO勝ち 8[2][3]
敗け 2[2][3]
引き分け 0[2][3]
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プロでの生涯戦績は26戦24勝(8KO)2敗0分[2][3]

来歴

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2007年7月25日、東京都後楽園ホールでプロデビュー、最終4回判定2-0(39-38、39-38、38-38)で勝利を得た[2]

2012年12月21日、渡部あきのりがOPBF東洋太平洋王座専念のため返上した日本ウェルター級王座を斉藤幸伸丸輪島功一スポーツ)と争い、判定で初タイトル獲得となった[5]

2013年3月25日、初防衛戦は尹文鉉(ドリーム)との史上初となる朝鮮学校出身者同士による日本タイトルマッチとして行われ、2-1の判定で初防衛成功[1]

その後日本ウェルター級王座を6度防衛した後、2015年11月9日付で日本ボクシングコミッション (JBC)に同王座返上届を提出することで王座返上を行い、OPBF東洋太平洋王座および世界王座を目標とすることを理由に挙げた[4][6]

2016年2月23日にはフィリピンジョエル・デラ・クルーズとOPBF東洋太平洋ウェルター級暫定王座決定戦を争い、6ラウンドKOで勝利し暫定王座を獲得している[2][3]

2016年7月25日に東京都の後楽園ホールで行われたOPBF東洋太平洋ウエルター級タイトルマッチでは正規王者ジャック・ブルベイカーオーストラリア)と王座統一を賭けて戦ったが、試合は終始ペースを取られ、11ラウンドに1度ダウンを奪ったものの判定となり結果は1-2(111-116、115-113、112-115)で敗北した[2][3][7]。この敗北により2月に獲得していた暫定王座も失い、王座統一に失敗しノンタイトルとなった[7]

2016年9月23日、自身の公式ブログ上にて現役引退を表明した[8][3]

引退に際して高山は

ボクシングと出会い皆様と出会い、自分にとってこの10年はかけがえのない時間となりました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです!

(中略)
プロボクサー高山樹延を応援していただき誠にありがとうございました!

takayamasuyonのブログ、2016年9月23日17時48分付

と綴っている。

戦績

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日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2007年7月25日 勝利 4R 判定2-0 伊藤修平(ドリーム)   日本 プロデビュー戦
2 2007年11月1日 勝利 4R 判定2-0 大泉雄司(新田)   日本
3 2008年3月8日 勝利 4R 判定3-0 望月勇(沼田)   日本
4 2008年8月4日 勝利 4R 判定2-0 浅野裕一(船橋ドラゴン)   日本
5 2008年9月25日 勝利 1R TKO 向幹一郎(セレス)   日本 東日本新人王ウェルター級準決勝
6 2008年11月2日 勝利 5R 判定2-1 新藤寛之(宮田)   日本 東日本新人王ウェルター級決勝
7 2008年12月21日 勝利 5R 判定3-0 小林勇介(仲里ATSUMI)   日本 全日本新人王決定戦ウェルター級決勝
8 2009年5月19日 勝利 1R TKO 豊田裕輔(楠三好)   日本
9 2009年8月1日 勝利 2R TKO 和田直樹(花形)   日本
10 2009年12月17日 勝利 8R 判定2-1 田中慎吾(西城)   日本
11 2010年4月23日 勝利 2R TKO 中村尚平太(八王子中屋)   日本
12 2010年7月15日 勝利 3R TKO 高桑和剛(輪島スポーツ)   日本
13 2011年2月18日 敗北 8R 判定1-2 出田裕一(ヨネクラ)   日本
14 2011年7月20日 勝利 8R 判定3-0 千葉透(国際)   日本
15 2011年10月1日 勝利 4R TKO 朴眞用   韓国
16 2012年3月6日 勝利 8R 判定2-1 出田裕一(ヨネクラ)   日本
17 2012年11月9日 勝利 3R TKO ペッチトンチャイ・シリモンコンジム   タイ
18 2012年11月21日 勝利 10R 判定3-0 斉藤幸伸丸輪島功一スポーツ   日本 日本ウェルター級王座決定戦
19 2013年3月25日 勝利 10R 判定3-0 尹文鉉(ドリーム)   日本 日本王座防衛1
20 2013年10月5日 勝利 10R 判定3-0 コブラ諏訪(ピューマ渡久地)   日本 日本王座防衛2
21 2014年3月17日 勝利 10R 判定3-0 鈴木哲也(六島)   日本 日本王座防衛3
22 2014年7月28日 勝利 10R 判定2-0 斉藤幸伸丸(輪島功一スポーツ)   日本 日本王座防衛4
23 2015年3月7日 勝利 10R 判定3-0 新藤寛之(宮田)   日本 日本王座防衛5
24 2015年9月30日 勝利 10R 判定3-0 田中亮治(ヨネクラ)   日本 日本王座防衛6
25 2016年2月23日 勝利 6R KO ジョエル・デラ・クルーズ   フィリピン OPBF東洋太平洋ウェルター級暫定王座決定戦
26 2016年7月25日 敗北 12R 判定1-2 ジャック・ブルベイカー   オーストラリア OPBF東洋太平洋ウェルター級王座統一戦
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獲得タイトル

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脚注

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関連項目

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外部リンク

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空位
前タイトル保持者
渡部あきのり
第51代日本ウェルター級王者

2012年12月21日 - 2015年11月10日(返上)

空位
次タイトル獲得者
N/A