餃子の雪松
餃子の雪松(ぎょうざのゆきまつ)は、東京都国分寺市に本社を置く株式会社YESがチェーン展開する餃子の無人販売店である。
餃子の雪松 名古屋港店 | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒185-0005 東京都国分寺市並木町二丁目23番地5 美創空館B1 北緯35度43分0.3秒 東経139度27分7.3秒 / 北緯35.716750度 東経139.452028度座標: 北緯35度43分0.3秒 東経139度27分7.3秒 / 北緯35.716750度 東経139.452028度 |
設立 | 2014年5月1日 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 8012401025393 |
事業内容 | 飲食店、宿泊施設の運営[1] |
代表者 | 長谷川 保 |
資本金 | 1,000万円[2] |
売上高 | 6億円 (2020年度)[3] |
外部リンク | https://www.yukimatsugyoza.com/ |
概要
編集店名の由来は、1940年(昭和15年)に群馬県水上町(現・みなかみ町)で創業した中華食堂「お食事処 雪松」である。YESの現社長の長谷川保は、雪松の3代目店主の甥に当たる[1]。
2016年、後継ぎのいない「お食事処 雪松」の味を残したいと、長谷川が餃子の試作を開始。2018年9月に1号店を埼玉県入間市に出店して以来、冷凍餃子の販売店を全国に展開。
客が冷凍庫から商品を取り出し、箱に代金を入れる無人販売の形で営業している。コロナ禍での巣ごもり需要や店員との接触がない安心感から売上が伸長[4]、急速に店舗網を拡大させた。2020年7月末時点で42店[5]だった店舗数は、2022年4月時点で372店[6]まで増加した。2021年9月には、餃子の街・宇都宮市にも進出[4]。同社の成功を受けて、同様に餃子の無人販売を行う他社店舗が乱立した[6][7]。なおYESは日本ラーメン科学研究所も展開しています。
沿革
編集店舗
編集2018年の創業当初は、店員を配してイートインで焼き餃子を提供していた[3]。
翌2019年7月に開店した、12店舗目の大泉学園店(東京都練馬区)からは、行列対策として24時間営業の無人販売へと切り替えて効率化を図った[1]。工場を併設する2店以外は無人店舗である[9]。防犯のため店舗をガラス張りにし、防犯カメラを設置するほか[10]、料金箱を賽銭箱に似たデザインとし心理面から盗難防止を図っている[11]。取り扱う商品は1パック36個入りの餃子(税込1000円)の1種類のみ[11]。キャベツの量が多く、皮のもちもち感が特徴[7]。販売方法は、自動販売機や鍵付きの冷凍庫を用いる方法などを検討した結果[8]、冷凍庫から商品を取り出し代金を料金箱に投入する現在の方法が採用されている。
脚注
編集- ^ a b c 「「雪松」ギョーザ 無人販売 長野 コロナで需要高まる=長野」『読売新聞』2021年8月20日、22面。
- ^ “会社概要”. 餃子の雪松. 2022年4月30日閲覧。
- ^ a b c 村瀬秀信 (2022年2月24日). “たった3年で350店以上に大増殖…ギョーザの無人販売が異次元の速度で出店できるワケ”. PRESIDENT Online. 2022年4月30日閲覧。
- ^ a b c 「(地域発) 栃木県から 無人餃子店、ついに宇都宮へ 群馬生まれの全国チェーン「雪松」」『朝日新聞』2021年9月15日、夕刊、5面。
- ^ 「服や本、アナログ無人店、支払いは券売機やカプセル自販機、気兼ねなくじっくり。」『日経MJ(流通新聞)』2021年8月11日、12面。
- ^ a b 長浜淳之介 (2022年4月22日). “増え続ける「ギョーザ無人販売所」はどうなる? ブームの次を見据えた“新たな戦略””. ITmedia ビジネスオンライン. 2022年4月30日閲覧。
- ^ a b “無人の冷凍ギョーザ店、コロナ禍で人気 キャベツは多め”. 朝日新聞デジタル (2021年7月2日). 2022年4月30日閲覧。
- ^ a b “ギョーザ店や古着店に店員がいない!?… コロナ禍が無人販売の追い風に<まちビズ最前線>”. 東京新聞 TOKYO Web (2021年8月22日). 2022年4月30日閲覧。
- ^ “広がる「食品の無人販売」 コロナ禍で非接触が好評”. 時事ドットコム (2021年6月1日). 2022年4月30日閲覧。
- ^ 「冷凍ギョーザ無人店、熱く――コロナ下、首都圏で続々、「非接触」需要追い風」『日本経済新聞』2021年11月11日、5面。
- ^ a b 「[関心アリ!]無人販売所 ユニークに進化」『読売新聞』2021年9月7日、15面。
外部リンク
編集- 餃子の雪松 - 公式サイト