須藤功 (写真家)

日本の民俗学写真家

須藤 功(すとう いさお、1938年2月12日[1] - )は、日本の民俗学写真家

人物

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秋田県横手市生まれ。1957年、川口市立県陽高等学校卒業。航空自衛隊写真班に所属していたが、1966年から日本観光文化研究所において宮本常一の教えをうける。1989年、日本地名研究所より第8回「郷土研究賞」を受賞。

著作

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単著

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  • 『西浦のまつり』未来社 1970
  • 『運ぶ フォークロアの眼』国書刊行会 1977
  • 『山の標的 猪と山人の生活誌』未来社 1991
  • 『大絵馬集成 日本生活民俗図誌』法蔵館 1992
  • 『葬式 あの世への民俗』青弓社 1996(写真叢書)
  • 『花祭りのむら』文・写真 福音館書店 2000
  • 『神と舞う俳優たち 伝承芸能の民俗』青弓社 2000(写真叢書)
  • 『道具としてのからだ』草の根出版会(母と子でみる) 2001
  • 『祖父の時代の子育て』草の根出版会 (母と子でみる) 2001
  • 『写真ものがたり 昭和の暮らし』全10巻 農山漁村文化協会 2004-2007
  • 『山古志村 宮本常一と見た昭和46(1971)年の暮らし 写真集』農山漁村文化協会 2005
  • 『大絵馬ものがたり』全5巻 農山漁村文化協会 2009
  • 『昭和の暮らしで写真回想法』全3巻 鈴木正典監修 農山漁村文化協会 2014
  • 『若勢 出羽国の農業を支えた若者たち』無明舎出版 2015
  • 早川孝太郎 民間に存在するすべての精神的所産』(ミネルヴァ日本評伝選) ミネルヴァ書房 2016
  • 宮本常一 人間の生涯は発見の歴史であるべし』(ミネルヴァ日本評伝選) ミネルヴァ書房 2022

共編著

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  • 『東北』1- 編 農山漁村文化協会 (あるくみるきく双書)
  • 『関東甲信越』1- 編 農山漁村文化協会 (あるくみるきく双書)
  • 『北海道』1- 編 農山漁村文化協会 (あるくみるきく双書)
  • 『九州』1- 編 農山漁村文化協会 (あるくみるきく双書)
  • 『チセ・ア・カラ われら家をつくる アイヌ民家の復原』萱野茂 著,写真 未来社 1976
  • 『上州のくらしとまつり』写真,都丸十九一 文 煥乎堂 1977
  • 『アイヌ 二風谷のウトンムヌカラとイヨマンテ 写真集』萱野茂 文 国書刊行会 1979
  • 『写真集明治大正昭和横手 ふるさとの想い出284』薄葉篤蔵共編 国書刊行会 1984
  • 『日本宗教民俗図典』萩原秀三郎共著 法蔵館 1985
  • 『写真でみる日本生活図引』全8巻 編 弘文堂 1988
  • 『祭礼行事 都道府県別 神奈川県』高橋秀雄共編 桜楓社 1991
  • 『祭礼行事 都道府県別 秋田県』高橋秀雄共編 桜楓社 1992
  • 『幕末・明治の生活風景 外国人の見たニッポン 図集』編著 東方総合研究所 1995
  • 早川孝太郎全集 第11巻 (民俗研究法・採訪録) 』宮本常一, 宮田登共編 未來社 2000
  • 『「写真で綴る」昭和30年代農山村の暮らし 高度成長以前の日本の原風景』武藤盈 写真,聞き書き 農山漁村文化協会 2003
  • 『早川孝太郎全集 第12巻 (雑纂・絵と写真) 』宮本常一,宮田登共編 未來社 2003
  • 『写真でつづる宮本常一』編 未來社 2004
  • 『写真で綴る萱野茂の生涯 アイヌの魂と文化を求めて』萱野れい子 著,編 農山漁村文化協会 2008
  • 『北の大地にらかんさん遊ぶ』堀敏一 彫る,須藤撮る らかん洞 2008
  • 『宮本常一とあるいた昭和の日本』全25巻 田村善次郎/宮本千晴 監修 編, 農山漁村文化協会(あるくみるきく双書) 2010-2012
  • 『奄美沖縄』編 農山漁村文化協会(あるくみるきく双書)2011
  • 『銀鏡神楽 日向山地の生活誌』濵砂武昭 著,写真 弘文堂 2012
  • 『けもの風土記』編 農山漁村文化協会(あるくみるきく双書)2012
  • 『祈りの旅』編 農山漁村文化協会(あるくみるきく双書)2012
  • 『祭と芸能』編 農山漁村文化協会(あるくみるきく双書)2012
  • 『宮本常一と写真』石川直樹赤城耕一/畑中章宏/宮本常一共著 平凡社コロナ・ブックス 2014
  • 『道具からみる昔のくらしと子どもたち』全6巻、編. 農山漁村文化協会, 2016-17
  • 尾前秀久『秘境の歳月 椎葉村尾向 山里の生活誌』編. 鉱脈社, 2019.6

参考文献

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  • 未来社 著者紹介ページ

脚注

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  1. ^ 朝日新聞人物データベース