須崎駅
高知県須崎市原町にある四国旅客鉄道の駅
須崎駅(すさきえき)は、高知県須崎市原町一丁目にある、四国旅客鉄道(JR四国)土讃線の駅である。駅番号はK19。
須崎駅 | |
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駅舎(2023年3月) | |
すさき Susaki | |
◄K18 大間 (1.7 km) (1.9 km) 土佐新荘 K20► | |
所在地 | 高知県須崎市原町一丁目10-13 |
駅番号 | ○K19 |
所属事業者 | 四国旅客鉄道(JR四国) |
所属路線 | ■土讃線 |
キロ程 | 168.7 km(多度津起点) |
電報略号 | スキ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗降人員 -統計年度- |
832[1]人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1924年(大正13年)3月30日[2] |
備考 |
直営駅(管理駅) みどりの券売機プラス設置駅 |
概要
編集須崎市の代表駅であり、志国土佐 時代の夜明けのものがたりを除く全特急列車が停車する土讃線の重要な拠点駅である[3]。当駅を始発・終着とする列車が多い。高知駅と当駅の間を結ぶ普通列車の本数は1時間1本程度あるが、当駅と窪川駅の間の運転本数は5往復と非常に少ない[4]。
歴史
編集- 1924年(大正13年)3月30日:土讃線の前身である高知線の起点駅として開業[2]。須崎港から資材の陸揚げが行われ、当駅から土讃線の建設が開始。
- 1950年(昭和25年)3月22日:昭和天皇のお召し列車が5分間停車。駅前奉迎が行われた(昭和天皇の戦後巡幸)[5]。
- 1955年(昭和30年):現在の駅舎が竣工。
- 1983年(昭和58年)10月6日:100kmまでの近距離乗車券、急行券、自由席特急券、入場券を発券できる自動券売機が設置され、使用開始する[6]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:車扱貨物の取り扱いを廃止[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、四国旅客鉄道の駅となる[2]。
- 1992年(平成4年)10月1日:駅構内にJR四国直営のベーカリーウィリーウィンキー須崎店がオープン[7]。
- 2009年(平成21年)11月30日:須崎駅前郵便局が当駅に移転、須崎駅内郵便局に改称。
- 2021年(令和3年)
- 10月以降:みどりの券売機プラスの利用を開始する[8]。
- 12月:英国風に駅舎を改装[9]。
- 2022年(令和4年)1月31日:この日をもってみどりの窓口の営業を終了する[10]。
駅構造
編集駅舎に接した単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の合計2面3線のホームと側線を3線有する地上駅。島式ホームの幅は非常に狭い。ホーム間連絡は跨線橋を使用する。特急列車は全て1・2番線から発着する。発車標や自動放送の設備は無く、列車の案内は駅員が放送で案内する。
コンクリート造りの駅舎を持つ直営駅。2009年に須崎駅前郵便局が当駅に移転し「須崎駅内郵便局」に改称した。
構内にはかつて汲み取り式便所が設置されていたが、駅舎横に水洗トイレが設置された。このトイレには「ハピレット」という愛称がつけられた。
2021年12月、当駅が高知県の鉄道発祥の地(旧国鉄高知線起点駅)であることに因んで世界鉄道発祥の地の英国風に駅舎が改装された[9]。駅舎の改装には高知信用金庫が100周年記念事業として支援し、同信金からの寄付金約7千万円を活用[9]。改装後、駅外観はれんが造り風となり、屋根が三角屋根で鱗形の屋根板となったほか、ホーム内の柱などがロイヤルブルーに塗り替えられた[9]。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | ■土讃線 | 上り | 高知・土佐山田・高松・岡山方面 | |
2 | 下り | 土佐久礼・窪川・中村方面 | ||
3 | 下り | 土佐久礼・窪川方面 | 一部の普通列車のみ | |
上り | 高知・土佐山田方面 |
- 夜間滞泊が設定されている。
-
改札口周辺(旧駅舎時代の2011年1月)
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駅構内(2023年3月)
-
停車中の特急「あしずり」(2023年3月)
利用状況
編集1日乗降人員推移 [11] | |
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年度 | 1日平均人数 |
2011年 | 1,006 |
2012年 | 976 |
2013年 | 976 |
2014年 | 910 |
2015年 | 938 |
駅周辺
編集バス路線
編集- 高知高陵交通
- 西芝
- 梼原
- 矢井賀
- 多ノ郷駅前
- 須崎本社営業所
- 須崎市営バス
- 文化会館前
- 中ノ島
- 埋立[注 1]
- ジェイアール四国バス・西日本ジェイアールバス
その他
編集隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “[opendata-web.site 高知県 駅乗降客数]”. 2021年3月11日閲覧。
- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、669頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 志国土佐 時代の夜明けのものがたりは当駅では運転停車扱いのため、乗降は不可
- ^ 交通新聞社『JR時刻表』2024年4月号
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、104頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ “三駅に乗車券自動販売機の設置完了 国鉄四国総局”. 交通新聞 (交通協力会): p. 3. (1983年10月9日)
- ^ “JR須崎駅にパン屋”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1992年9月29日)
- ^ 『「みどりの券売機プラス」を16駅に設置します』(PDF)(プレスリリース)四国旅客鉄道、2021年7月26日。オリジナルの2021年7月29日時点におけるアーカイブ 。2021年8月1日閲覧。\u003C/ref>
- ^ a b c d “JR須崎駅が三角屋根にリニューアル、英国レトロで「海のまち」PR 高知県須崎市”. 高知新聞 (2021年12月17日). 2021年12月17日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2022年1月31日). “JR宇和島駅「みどりの窓口」今日の営業で廃止|NHK 愛媛のニュース”. NHK NEWS WEB. 2022年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月5日閲覧。
- ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 国土交通省、2019年7月12日閲覧
- ^ “土佐藩砲台跡(西浜公園)”. 奥四万十時間. 一般社団法人奥四万十高知. 2022年11月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月15日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 四国の駅情報 | 須崎駅 - 四国旅客鉄道