陣原駅
陣原駅(じんのはるえき)は、福岡県北九州市八幡西区陣原一丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の駅である[1]。駅番号はJA20。福北ゆたか線の愛称区間にも含まれ、当該列車の利用が可能である。
陣原駅 | |
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駅舎(2006年3月) | |
じんのはる Jinnoharu | |
(3.0 km) 折尾 JA19/JC26► | |
所在地 | 北九州市八幡西区陣原[1]一丁目2-1 |
駅番号 | JA 20 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 |
■鹿児島本線 (■福北ゆたか線含む[* 1]) |
キロ程 | 27.1 km(門司港起点) |
電報略号 | シハ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 3面5線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
1,922人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 2000年(平成12年)11月21日[1] |
備考 |
直営駅 北九州市内駅 |
当項目では、かつて近くに位置していた西鉄北九州線の陣の原停留場(じんのはるていりゅうじょう)についても記載する。
歴史
編集日本国有鉄道(国鉄)時代の1961年(昭和36年)から1984年(昭和59年)の間、当地に貨物駅の東折尾駅(廃止後は東折尾信号場)があったが、旅客扱駅は存在しなかった。この遊休地を利用したまちづくりの検討が1988年(昭和63年)から行われた。1989年(平成元年)には、当地へのJR駅新設を含めた土地利用計画がまとめられ、北九州市の「北九州市ルネッサンス構想」の主要事業として位置づけられた。これを踏まえ、1994年(平成6年)には「陣原JR新駅建設期成会」が設立され、早期の駅建設が求められるようになった[2]。
年表
編集- 2000年(平成12年)11月21日:開業[1]。同時に自動改札機の使用を開始[3]。
- 2009年(平成21年)3月1日:ICカード「SUGOCA」の利用を開始[4]。
- 2022年(令和4年)3月11日:みどりの窓口の営業を終了[5][6]。
駅名の由来
編集設置された場所から名付けられた。
陣原(陣の原)の地名の由来は「応神天皇より筑紫一帯の人民視察を命ぜられた武内宿祢が洞の海を過ぎるとき、西北の方から怪しい声がしたためにこの地に陣を構えて警戒した」という伝説にちなむ。
駅構造
編集単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線、計3面5線のホームを有する地上駅で橋上駅舎を備える。自動改札機が設置されている[5]。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | 福北ゆたか線 | 下り | 折尾・直方方面 |
2 | 上り | 黒崎・小倉方面 | |
3 | 待避用ホーム(貨物など) | ||
4 | 鹿児島本線 | 下り | 折尾・博多方面 |
5 | 上り | 小倉・下関方面 |
利用状況
編集2020年(令和2年)度の1日平均乗車人員は1,785人である[7]。
JR九州及びとうけい北九州によると、近年の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員[8] |
---|---|
2000年 | 1,373 |
2001年 | 1,839 |
2002年 | 2,084 |
2003年 | 2,211 |
2004年 | 2,269 |
2005年 | 2,267 |
2006年 | 2,249 |
2007年 | 2,292 |
2008年 | 2,383 |
2009年 | 2,344 |
2010年 | 2,272 |
2011年 | 2,317 |
2012年 | 2,371 |
2013年 | 2,450 |
2014年 | 2,341 |
2015年 | 2,356 |
2016年 | 2,292 |
2017年 | 2,296 |
2018年 | 2,252 |
2019年 | 2,233 |
2020年 | 1,785 |
2021年 | 1,864 |
2022年 | 1,896 |
2023年 | 1,922 |
駅周辺
編集- 南側
- 陣原市民センター
- 西鉄バス北九州八幡自動車営業所
- 国道3号線黒崎バイパス陣原ランプ
- 福岡職業能力開発促進センター(ポリテクセンター福岡)
- 北側
バス路線
編集- 陣原駅南口
- 陣原駅北口
- 北九州市営バス
- 51:黒崎(JCHO九州病院) / 二島駅
西日本鉄道
編集陣の原停留場 | |
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折尾方面ホームと600形(2000年11月) | |
じんのはる Jinnoharu | |
◄皇后崎 (1.4 km) (1.6 km) 折尾東口► | |
所在地 | 福岡県北九州市八幡西区 |
所属事業者 | 西日本鉄道 |
所属路線 | 北九州線 |
キロ程 | 20.0 km(門司起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
2497人[9]人/日 -1991年[9]- |
開業年月日 | 1914年(大正3年)6月25日 |
廃止年月日 | 2000年(平成12年)11月26日 |
かつては鹿児島本線の少し南を西鉄北九州線が鹿児島本線に並行して通っており、同線に陣の原停留場が存在した。同線は2000年(平成12年)11月26日に廃止、停留場も廃止となったため、その代替駅として陣原駅が設置された。設置から11月25日までの5日間だけ、JR陣原駅と西鉄北九州線陣の原電停が並存していた[1]。2021年現在、付近には西鉄バス北九州の「陣の原」バス停が現存する。
歴史
編集隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d e f g 『週刊JR全駅・全車両基地』第07号、朝日新聞出版、2012年9月23日、20頁。
- ^ 鉄道建築ニュース、2001年4月号、pp54-57
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '01年版』ジェー・アール・アール、2001年7月1日、190頁。ISBN 4-88283-122-8。
- ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2009年3月3日)
- ^ a b “陣原駅”. 九州旅客鉄道株式会社. 2021年12月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月26日閲覧。
- ^ “駅体制の見直しについて”. 九州旅客鉄道株式会社. 2021年12月23日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2020年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2021年9月2日閲覧。
- ^ 長期時系列統計 - 北九州市
- ^ a b 『鉄路Vol.14』1992 九州大学鉄道研究会 16P
関連項目
編集外部リンク
編集- 陣原駅(駅情報) - 九州旅客鉄道