鎌倉文学館
神奈川県鎌倉市にある資料館
鎌倉文学館(かまくらぶんがくかん)は、神奈川県鎌倉市長谷にある鎌倉ゆかりの文学、特に鎌倉文士をテーマにした鎌倉市立の資料館である。3階建てであるが、3階は木造であり非公開となっている。大規模改修のため2023年4月から2027年3月まで休館[4]。
鎌倉文学館 Kamakura Museum of Literature | |
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正面 | |
施設情報 | |
正式名称 | 鎌倉文学館[1] |
館長 | 富岡幸一郎[2] |
事業主体 | 鎌倉市 |
管理運営 | 鎌倉市芸術文化振興財団・国際ビルサービス共同事業体(指定管理者)[3] |
開館 | 1985年(昭和60年)10月31日 |
所在地 |
〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷一丁目5-3 |
位置 | 北緯35度18分55.89秒 東経139度32分20.03秒 / 北緯35.3155250度 東経139.5388972度座標: 北緯35度18分55.89秒 東経139度32分20.03秒 / 北緯35.3155250度 東経139.5388972度 |
外部リンク | 鎌倉文学館 |
プロジェクト:GLAM |
概要
編集展示
編集豊かな自然と歴史的遺産を持つ鎌倉は、明治以降、多くの文学者が居住・滞在し、創作活動を行ったことで知られている。鎌倉にゆかりある文学者は、川端康成、夏目漱石、芥川龍之介、与謝野晶子ら300人以上に上る。常設展では、鎌倉ゆかりの作家の直筆原稿、手紙、愛用品等を展示し、4部構成で紹介している。
施設
編集1890年頃に侯爵 前田利嗣の鎌倉別邸として建てられたが、1910年(明治43年)に火事により失われた。現在の建物は侯爵 前田利為が1936年(昭和11年)に洋風に全面改築した建築物である[5]。渡辺栄治が設計し、竹中工務店が施工している。
戦後の一時期、デンマーク公使や内閣総理大臣 佐藤栄作の別荘として使用されたが、1983年に前田利建から鎌倉市に寄贈され、外観をそのままに内部の補修・収蔵庫の新築をおこない、1985年(昭和60年)10月31日に開館した[6]。
2000年(平成12年)4月28日、国の登録有形文化財となった[7]。建物正面にバラ園があり、毎年5月から6月にかけてバラまつりが開催される。
近隣の観光
編集所在地
編集神奈川県鎌倉市長谷1丁目5番3号 ※駐車場は無し
歴代館長
編集交通
編集電車
編集バス
編集- 鎌倉駅から「藤沢・大仏方面行き」で「海岸通り」下車徒歩3分
脚注
編集関連項目
編集- 鎌倉文士
- カラマーゾフの兄弟 (テレビドラマ) - 主な舞台となる「黒澤邸」の外観として登場。
- 青い花 (漫画) - 志村貴子の漫画、およびそれを原作とするテレビアニメ。正門と裏門が作中の「藤が谷女学院」の校門のモデルとなっている。
- 本邸も藤が谷女学院校舎のモデルにされているが、校舎という設定に合わせて外観はアレンジされている(1階のバルコニーがない、実物よりも全体的に大きく窓が小さく描かれている、等)。
- TARI TARI - 2012年放送のテレビアニメ。登場人物の一人の住む豪邸として登場。
- 登場人物の苗字が「前田」であることや、「祖父の家であった」といった作中の設定は、実際の鎌倉文学館の経緯にかけて設定されている。
- 春の雪 (小説) - 作中の松枝家の別荘(前田家の別荘)のモデルとなった。
- ミステリと言う勿れ - 登場人物である犬堂我路の家として登場。