針金
針金(はりがね)とは、金属を細長く線状に延ばしたもので、おもにペンチやニッパーなどで切れる硬さと太さをもつものをいう。

太さは線径(線の直径)あるいは番手と呼ばれる数字(BWG,AWG)で表される。 材質は低炭素鋼、真鍮、銅、アルミニウム、金などがあり、それぞれ鉄線、真鍮線、銅線、アルミニウム線、金線などと呼ばれる。なお材質が高炭素鋼のものは針金とは区別され、ピアノ線や鋼線と呼ばれる。
ペンチなどで容易に曲げられるが、同じ箇所を何度も曲げると加工硬化で硬くなり、それをさらに繰り返すと折れる。
店舗ではループ状やらせん状で販売され、金属材料としては比較的安価である。
表面がビニールや紙などで被覆加工されたものもある。
用途
編集素材
編集加工され、2次製品、3次製品が製作される。針金は腐食しやすいため、樹脂等でコーティングされることも多い。
資材
編集その他の用途
編集比喩
編集次のようなことがハリガネと喩えられる。カタカナ表記されることが多い。
- 痩せて細い体形。
- 茹で時間が極端に短い硬い麺。
- 鋭いこと。ハリガネシュート、ハリガネサーブなど。
事件・事故
編集2002年5月23日早朝6時半ごろ、秋田県秋田市で、バイクに乗った25歳の男性が、ワイヤーで首を切断し、ほぼ即死する事故が起きた。ワイヤーは、太さ7mm・全長18mで、暴走族などの進入を防止するために書店の駐車場の入口にあり、中央に「進入禁止」と書かれていた[1]。
脚注
編集- ^ ライダーがワイヤーの存在に気付かず、首が…… | レスポンス(Response.jp) (2002年5月23日) 2024年9月15日閲覧。