金武観音寺
沖縄県金武町にある高野山真言宗の寺院
金武観音寺(きんかんのんじ)は、沖縄県国頭郡金武町にある高野山真言宗の寺院。山号は「金峯山」。本尊は聖観音。寺社建造物の多くが太平洋戦争で消失した沖縄県下で、戦前の古い建築様式が残る貴重な木造建造物である。
金峯山金武観音寺 | |
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所在地 | 沖縄県国頭郡金武町字金武222番地 |
位置 | 北緯26度27分19.15秒 東経127度55分17.22秒 / 北緯26.4553194度 東経127.9214500度座標: 北緯26度27分19.15秒 東経127度55分17.22秒 / 北緯26.4553194度 東経127.9214500度 |
山号 | 金峯山 |
宗旨 | 高野山真言宗 |
本尊 | 聖観音 |
開基 | 日秀 |
正式名 | 金峯山金武観音寺 |
文化財 | 本堂、金武観音寺のフクギ(金武町指定文化財) |
法人番号 | 6360005003436 |
沿革
編集伝承によれば、16世紀に日秀上人(にっしゅうしょうにん)により創建。16世紀前期、日秀上人が紀伊国より唐を目指した(「補陀落渡海により西方浄土を目指した」との説もある)が、遭難して琉球王国金武のフナヤ(富花港)に流れ着いた。その後、金武にある鍾乳洞を拠点とし布教活動を行い、観音寺を創建したと伝えられる。その鍾乳洞は日秀洞(にっしゅうどう)と呼ばれている。1934年(昭和9年)に火災により焼失した後、1942年(昭和17年)に再建されたものが現存する建造物である。
その他
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 髙橋康夫「補陀落渡海僧日秀上人と琉球 : 史書が創った日秀伝説」『沖縄文化研究= 沖縄文化研究』第37号、法政大学沖縄文化研究所、2011年3月、1-40頁、doi:10.15002/00007282、ISSN 1349-4015、NAID 120003142298。
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