辰巳町 (名古屋市)
名古屋市港区の地名
辰巳町(たつみちょう)は、愛知県名古屋市港区の地名。丁番を持たない単独町名である。住居表示実施地域[WEB 5]。
辰巳町 | |
---|---|
北緯35度6分44.14秒 東経136度53分24.43秒 / 北緯35.1122611度 東経136.8901194度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 愛知県 |
市町村 | 名古屋市 |
区 | 港区 |
町名制定[1] | 1944年(昭和19年)1月10日 |
面積 | |
• 合計 | 0.1726043 km2 |
人口 | |
• 合計 | 1,982人 |
• 密度 | 11,000人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
455-0003[WEB 3] |
市外局番 | 052(名古屋MA)[WEB 4] |
ナンバープレート | 名古屋 |
地理
編集名古屋市港区北東部に位置する[2]。東に千年三丁目が、西に津金一丁目が、南に港明一丁目が、北に熱田新田東組(字根走)・熱田区三番町がそれぞれ接する[WEB 6][2]。当地東端に国道154号、西端に名古屋市道江川線、北端に名古屋市道東海橋線が走る[WEB 6]。
歴史
編集1800年に開発された熱田前新田の北東端にあたる。現在の名古屋市道東海橋線(東海通)を挟んで北側が熱田新田、国道154号を挟んで東側が熱田築地前新開(作良新田)であった。
町名の由来
編集熱田前新田の小字名「辰巳」による[3]。 熱田新田の辰巳(南東)の方角にあった「辰巳の杁」という杁の名称に由来するという[4]。また、地内の光賢寺が同じく辰巳の方角にあたることから、辰巳観音堂と通称していたことによるともいう[5]。
行政区画の変遷
編集- 1944年(昭和19年)1月10日 - 港区熱田前新田の一部により、同区辰巳町として成立[1]。
- 1947年(昭和22年)5月10日 - 熱田前新田(字辰巳)の一部を辰巳町1丁目から4丁目に、熱田前新田(字辰巳・中ノ組)の一部を辰巳町5丁目に、熱田前新田(字中ノ組)の一部を辰巳町6丁目にそれぞれ編入する[3][1]。耕地整理施行による。
- 1973年(昭和48年)10月20日 - 辰巳町1丁目・2丁目・3丁目・5丁目の全部と、辰巳町4丁目および6丁目・熱田前新田(字辰巳)・熱田新田東組(字根走)・千年(字イノ割・ロノ割)・東海通1丁目および3丁目の各一部より、丁目を持たない辰巳町が成立[6][1]。同時に辰巳町4丁目の一部が港明一丁目に編入される[6][7]。
- 1974年(昭和49年)12月9日 - 辰巳町6丁目の全部が港明二丁目に編入される[8][7]。これにより丁目を持つ辰巳町が消滅。
- 1982年(昭和57年)11月14日 - 東海通1丁目の全部を辰巳町に編入する[9][1]。
世帯数と人口
編集2019年(平成31年)3月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[WEB 2]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
辰巳町 | 994世帯 | 1,982人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口および世帯数の推移。
1995年(平成7年)[WEB 7] | 893世帯 2412人 |
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2000年(平成12年)[WEB 8] | 881世帯 2191人 |
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2005年(平成17年)[WEB 9] | 884世帯 2139人 |
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2010年(平成22年)[WEB 10] | 876世帯 2023人 |
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2015年(平成27年)[WEB 11] | 889世帯 1866人 |
学区
編集市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる[WEB 12]。また、公立高等学校に通う場合の学区は以下の通りとなる[WEB 13]。
番・番地等 | 小学校 | 中学校 | 高等学校 |
---|---|---|---|
全域 | 名古屋市立中川小学校 | 名古屋市立港明中学校 | 尾張学区 |
施設
編集その他
編集日本郵便
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集WEB
編集- ^ “愛知県名古屋市港区の町丁・字一覧”. 人口統計ラボ. 2017年4月8日閲覧。
- ^ a b “町・丁目(大字)別、年齢(10歳階級)別公簿人口(全市・区別)”. 名古屋市 (2019年3月20日). 2019年3月21日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2019年3月17日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年1月6日閲覧。
- ^ 名古屋市役所市民経済局地域振興部住民課町名表示係 (2015年10月21日). “港区の町名一覧”. 名古屋市. 2020年11月15日閲覧。
- ^ a b “名古屋市道路認定図”. 名古屋市. 2022年4月5日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2014年3月28日). “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月20日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2014年5月30日). “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月20日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2014年6月27日). “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月21日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2012年1月20日). “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月21日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2017年1月27日). “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月21日閲覧。
- ^ “市立小・中学校の通学区域一覧”. 名古屋市 (2018年11月10日). 2019年1月14日閲覧。
- ^ “平成29年度以降の愛知県公立高等学校(全日制課程)入学者選抜における通学区域並びに群及びグループ分け案について”. 愛知県教育委員会 (2015年2月16日). 2019年1月14日閲覧。
- ^ “郵便番号簿 2018年度版” (PDF). 日本郵便. 2019年4月14日閲覧。
書籍
編集- ^ a b c d e 名古屋市計画局 1992, p. 835.
- ^ a b c d e f g h i j k l m 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 1533.
- ^ a b 耕第388号『港区地内町名改称』 知事諮問案綴(名古屋市会事務局議事課,1946)
- ^ 日下英之 1999, p. 184.
- ^ 名古屋市計画局 1992, p. 528.
- ^ a b 名古屋市計画局土地調整部住居表示課 1996, p. 10.
- ^ a b 名古屋市計画局 1992, p. 836.
- ^ 名古屋市計画局土地調整部住居表示課 1996, p. 14.
- ^ 名古屋市計画局土地調整部住居表示課 1996, p. 46.
参考文献
編集- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 23 愛知県、角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5。全国書誌番号:89022577。
- 名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、名古屋、1992年3月31日。 NCID BN08352481。全国書誌番号:93012879。
- 名古屋市計画局土地調整部住居表示課 編『町名新旧対照便覧 住居表示編』名古屋、03。全国書誌番号:97027300。
- 日下英之『熱田歴史散歩』風媒社、名古屋、1999年4月。ISBN 4833105179。 NCID BA41533404。全国書誌番号:20008519。
関連項目
編集外部リンク
編集- ウィキメディア・コモンズには、辰巳町 (名古屋市)に関するカテゴリがあります。