輝水鉛鉱
輝水鉛鉱(きすいえんこう、molybdenite)はモリブデンの硫化鉱物。モリブデンの名はこの鉱物に由来する。
輝水鉛鉱 | |
---|---|
分類 | 硫化鉱物 |
化学式 | MoS2 |
結晶系 | 六方晶系 |
へき開 | 一方向に完全 |
モース硬度 | 1 - 1.5 |
光沢 | 金属光沢 |
色 | 鉛灰色 |
条痕 | 鉛灰色 |
比重 | 4.7 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
化学組成は二硫化モリブデン(MoS2)で、比重4.7、モース硬度1-1.5、晶系は六方晶系。
見た目は雲母や石墨に類似しており、これらと同様に完全な劈開を持つが、条痕色(青黒)により区別可能。微量のレニウムを含む。
産出
編集おもに、高温型の熱水鉱床に石英に伴って産する。風化するとケヒリン石(koehilinite)という二次鉱物を生じる。
用途
編集関連項目
編集参考文献
編集- 松原聰 『フィールドベスト図鑑15 日本の鉱物』 学習研究社、2003年、ISBN 4-05-402013-5。
- 国立天文台編 『理科年表 平成19年』 丸善、2006年、ISBN 4-621-07763-5。
外部リンク
編集- Molybdenite(mindat.org)
- Molybdenite Mineral Data(webmineral.com)