軟骨膜
軟骨膜 (なんこつまく、The perichondrium、from Greek ギリシア語: περί and ギリシア語: χόνδρος) は、発育中の骨の軟骨を取り囲む高密度の不規則な結合組織の層である。
Perichondrium | |
---|---|
表記・識別 | |
TA | A02.0.00.008 |
TH | H2.00.03.5.00019 |
FMA | 75446 |
解剖学用語 |
解説
編集軟骨膜は外側の線維層と内側の軟骨層の2つの層で構成されている。線維層には線維芽細胞が含まれ、コラーゲン線維を産生する。軟骨層は未分化のままで、軟骨芽細胞を形成することができる。軟骨膜は弾性軟骨とヒアルロン酸軟骨の周囲に存在する。
軟骨膜は、不規則なコラーゲン性結合組織の一種であり、軟骨の成長と修復にも機能する。 軟骨膜にはI型コラーゲン[1] とXII型コラーゲン[2]が含まれている。
脚注
編集出典
編集- ^ Michael H. Ross. Histology: A Text and Atlas, with Correlated Cell and Molecular Biology, 6th Edition
- ^ Von der mark, KLAUS (2006-01-01), Seibel, MARKUS J.; Robins, SIMON P.; Bilezikian, JOHN P., eds., “CHAPTER 1 - Structure, Biosynthesis and Gene Regulation of Collagens in Cartilage and Bone” (英語), Dynamics of Bone and Cartilage Metabolism (Second Edition) (Burlington: Academic Press): pp. 3–40, doi:10.1016/b978-012088562-6/50002-9, ISBN 978-0-12-088562-6 2020年11月18日閲覧。
外部リンク
編集- Iowa Histology Index 4/iv-05 - "Slide 12, Developing Bone (H&E). Examine cartilage (right) and its perichondrium (arrows)."
- UIUC Histology Subject 330