豊原大成
豊原 大成(とよはら だいじょう、とよはら ひろしげ 1930年9月26日-2022年1月23日)は、日本の仏教学者。浄土真宗を中心に研究する。浄土真宗本願寺派宗会議員、全日本仏教会元理事長。
また、浄土真宗本願寺派総長、学校法人龍谷大学理事長、総務、同派西福寺住職、築地別院輪番、津村別院・堺別院輪番、四天王寺国際仏教大学教授を務めた。
略歴
編集- 1930年 - 兵庫県西宮市に生まれる。
- 兵庫県立第一神戸中学校では野球部に所属し、第29回全国中等学校優勝野球大会に出場。
- 第三高等学校卒。
- 1953年 - 京都大学文学部(哲学科・仏教学)卒。京都大学硬式野球部で投手として活躍。
- 1956年 - 京都大学大学院文学研究科修士課程修了。京都大学硬式野球部監督も務める。
- 1958年〜1960年 - インド、ベナレス・ヒンドゥー大学大学院博士課程に留学。
- 1995年 - 阪神淡路大震災で、父・豊原大潤(浄土真宗本願寺派元総長)をはじめ、家族全員を失う[1]。
- 2008年
- - 本願寺築地別院(築地本願寺)輪番(2010年まで)。
- - 全日本仏教会理事長。
- 2022年1月23日、西福寺で老衰のため死去[2]。91歳没。
著書
編集- 『表白文例集』(同朋舎 1986)
- 『釈尊の生涯』(春秋社 1984)
- 『親鸞の生涯』(法蔵館 1986)
- 『ジャータカのえほん』1~5 (自照社出版 1997~2000)
- 『おしゃかさま』1~6 (自照社出版 2001~2003)
- 『浄土真宗本願寺派入門聖典』(鎌倉新書 2000)
- 『心の風景』2・3(自照社出版 2003、2006)
- 『抄訳 佛説観無量寿経』(自照社出版 2003)
- 『佛説阿弥陀経』(自照社出版2007)
- 『抄訳 佛説無量寿経』(自照社出版 2004)
- 『葬儀・中陰勤行聖典』(聞真会出版部 2004)
- 『こどものおつとめ CD付』(自照社出版2005)
- 『建法幢』(本願寺津村別院 2005)
- 『表白集』 1~2(自照社出版2006)
- 『月忌表白集 改訂増補』(自照社出版2006)
- 『三帖和讃ノート 浄土和讃篇』(自照社出版2007)
- 『インド物語』(自照社出版2007)
- 『仰法幢』(本願寺津村別院 2008)
- 『知っておきたい浄土真宗の行事と仏事』(自照社出版2008)
- 『輪番独語』1・2(自照社出版 2009)
- 『三帖和讃ノート 高僧和讃篇』(自照社出版 2011)
- 『日常勤行聖典』(自照社出版2012)
論文
編集参考文献
編集- 上記 豊原大成著書の略歴等紹介文より。
脚注
編集- ^ 神戸新聞Web News 父と妻、長女を失った豊原大成さん(73)=西宮市西福町2012年6月5日閲覧。
- ^ “豊原大成氏が死去 元浄土真宗本願寺派総長”. 日本経済新聞. 共同通信. (2022年1月24日) 2022年1月24日閲覧。