謎解き(なぞとき)は、パズル、推理、クイズ、脱出ゲームなどの形態を含むエンターテイメントの一種。

概要

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出題側から提示された問題()にプレイヤーが解答する。解答方法はひらめきを重視し、特別な知識を必要としないことが多い。[1]

ひらめきを重視するエンターテインメントは古来より多数存在するが、ミステリーやパズル・クイズの一分野としての認識に留まっていた。現代の独立した謎解き文化は2000年代から始まり、特にリアル脱出ゲームの登場により人気が高まった。[2]なお「リアル脱出ゲーム」は株式会社SCRAPの登録商標であり、一般名詞としては「リアル謎解きゲーム」「体験型謎解きゲーム」などと称される。

漫画やアニメ作品、タレントなどと提携したイベントやキャンペーンも数多く開催されている。特に『名探偵コナン』のリアル脱出ゲームは2013年以来毎年開催されている。また、教育、観光、ビジネスの分野でも応用される。多くの観光地で独自の謎解きイベントが開催されるほか[3]、グループワークなどでチームの連携能力を育む手段としても利用される。[4]

「謎解き能力検定」や「謎解き日本一決定戦X」(MBS)など、競技性の高い謎解きイベントも開催されている[5]

種類

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  • ホール型謎解き: 4~6人程度でチームを組んだ参加者が集まり、制限時間内に謎を解く形式の謎解き。配布された用紙の謎を解きながら進めるものが多い。
  • ルーム型謎解き: 物語の設定を再現した部屋に実際に閉じ込められ、物理的な脱出を目指す謎解き。
  • 大会場型謎解き: スタジアムや遊園地などの大規模施設で行われる謎解き。数千人規模で同時参加することもある。
  • オンライン謎解き: インターネットを利用して自宅で楽しめる謎解き。
  • 周遊謎解き: 特定の街や施設を舞台にした謎解きイベント。地域の観光資源としても利用されている。
  • 持ち帰り謎解き: 自宅で楽しめるパッケージ化された謎解き。

用語

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  • 小謎(こなぞ、しょうなぞ): 主に画像一枚程度で完結する問題。
  • 大謎(おおなぞ): 複数の問題で構成される謎解き作品において、最後に明らかにする大規模な謎。これまでに解いた謎を応用するなど、どんでん返しを含むものが多い。

海外における謎解き

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特に英語圏における謎解きはルーム型の脱出ゲームが主流であり、一般に「Escape room英語版」と称されるジャンルを作っている。2017年から開催されている世界大会「ER CHAMP」(WORLD ESCAPE ROOM CHAMPIONSHIP)では、世界各地から500を超えるチームが参加している。ポーランドで行われた2023年大会では日本から松丸亮吾が率いるチームが出場し優勝した。[6]

主な謎解き関連企業・団体

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  • E-Pin企画: 1987年から参加型推理イベント「ミステリーナイト」を開催する。[7]
  • タカラッシュ
  • SCRAP
  • RIDDLER
  • Tumbleweed
  • AnotherVision
  • よだかのレコード
  • XEOXY
  • ファーニャー
  • 謎屋珈琲店

謎解きを題材にしたメディア作品

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漫画

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映画

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テレビ番組

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関連項目

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外部リンク

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出典

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  1. ^ 東大謎解き制作集団元代表・松丸亮吾さん 謎解きの魅力広めたい”. 毎日新聞. 2024年6月10日閲覧。
  2. ^ 「リアル脱出ゲーム」はどのようにして生まれ,ヒットしたのか。企画会社SCRAP代表に聞く,ハマるゲームの作り方”. 4gamer.net (2011年12月22日). 2024年6月10日閲覧。
  3. ^ 舞台は街「謎解き」再注目 コロナ「巣ごもり反動」”. 読売新聞オンライン (2024年5月15日). 2024年6月10日閲覧。
  4. ^ USJ、団体客向け謎解きゲーム 社員研修や修学旅行に”. 日本経済新聞 (2024年5月7日). 2024年6月10日閲覧。
  5. ^ オンラインで「謎解き能力検定」 来月開催、申し込み受け付け”. 中経オンライン. 2024年6月10日閲覧。
  6. ^ 松丸亮吾「脱出ゲーム」世界大会で優勝し歓喜「謎解き・脱出ゲームを愛し続けて本当によかった」”. 日刊スポーツ (2023年10月8日). 2024年6月10日閲覧。
  7. ^ 5人の識者が語るARGの進化史と、ポスト真実の時代における“ゲームと物語のあり方””. Real Sound (2020年11月7日). 2024年6月10日閲覧。