薬院大通駅

福岡県福岡市中央区にある福岡市交通局の駅

薬院大通駅(やくいんおおどおりえき)は、福岡県福岡市中央区薬院四丁目[1]にある、福岡市地下鉄七隈線である。計画時の仮称は「薬院西」だった。駅番号N13動植物園口(どうしょくぶつえんぐち)の副駅名が付与されている[2]

薬院大通駅(動植物園口)
2番出入口(2022年12月)
やくいんおおどおり
Yakuin-odori
(動植物園口 - Zoo & Botanical Garden)
N12 桜坂 (1.0 km)
(0.6 km) 薬院 N14
地図
所在地 福岡市中央区薬院四丁目[1]
北緯33度34分49.46秒 東経130度23分46.17秒 / 北緯33.5804056度 東経130.3961583度 / 33.5804056; 130.3961583 (薬院大通駅(動植物園口))座標: 北緯33度34分49.46秒 東経130度23分46.17秒 / 北緯33.5804056度 東経130.3961583度 / 33.5804056; 130.3961583 (薬院大通駅(動植物園口))
駅番号 N13
所属事業者 福岡市交通局
所属路線 七隈線
キロ程 10.2 km(橋本起点)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
4,188人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 2005年平成17年)2月3日
備考 業務委託駅
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配線図

駅のシンボルマークは空港線・箱崎線のシンボルマークとともにグラフィックデザイナーの西島伊三雄に委託されていたが、デザインの完成を待たずに西島が2001年に死去したため、遺稿となった原案を元に息子で同じくグラフィックデザイナーの西島雅幸が完成させたものが使用されている。モチーフは福岡市動植物園ゾウと花[3]。駅識別カラーは   DIC-121(系統色名:あざやかな黄赤)で、金山駅橋本駅櫛田神社前駅と共通[4]

天神南駅が管理し、日本通運福岡支店が駅業務を受託する業務委託駅である[5]

歴史

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かつては西鉄福岡市内線城南線にも薬院大通電停が存在したが、1975年昭和50年)11月2日に廃止された。立地的には、現在の地下鉄駅の西端がかつての電停のほぼ東端の位置にあたる。

駅構造

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島式ホーム1面2線を有する地下駅。出口は2ヶ所あり、いずれもエレベーターを併設する。2番出口側には有料駐輪場がある。

地階 出入口 出入口
地下1階 コンコース階 コンコース、案内所、自動券売機自動改札口
トイレ(改札内)
地下2階 1番ホーム 七隈線 博多方面薬院駅)→
島式ホーム,右側のドアが開く
2番ホーム ←■七隈線 橋本方面桜坂駅

各階の面積は、地上61平方メートル、地下1階2,756平方メートル、地下2階2,407平方メートル[1]。本駅は七隈線の16駅の設計をする際の標準駅として計画・設計されている[1]。利用者の目に留まる箇所に用いられる「個性化壁」には、赤褐色の二丁掛炻器質タイル(220mm×60mm×厚さ22mm)を使用している[7]

利用状況

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2023年度の1日平均乗車人員4,188人である[8]

開業以降の1日平均乗車人員の推移は下表のとおりである。

年度 1日平均
乗車人員
2004年(平成16年)[9] 1,681
2005年(平成17年) 1,485
2006年(平成18年) 1,815
2007年(平成19年) 1,898
2008年(平成20年) 1,998
2009年(平成21年) 2,059
2010年(平成22年) 2,106
2011年(平成23年) 2,206
2012年(平成24年) 2,291
2013年(平成25年) 2,462
2014年(平成26年) 2,482
2015年(平成27年) 2,675
2016年(平成28年) 2,846
2017年(平成29年) 2,977
2018年(平成30年) 3,059
2019年(令和元年) 3,042
2020年(令和02年) 2,248
2021年(令和03年) 2,390
2022年(令和04年) 2,716
2023年(令和05年) 4,188

駅周辺

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周辺地域は都心の南側に位置する市街地である。駅と線路は城南線(市道博多駅草ヶ江線)の直下に位置している。駅の東側約80mの位置にある薬院大通り交差点で城南線と県道31号線が交差する。この県道31号線は薬院大通り交差点の北側が大正通り、南側が高宮通りと呼ばれている。駅の西側約50mの位置にある五叉路の斜め左前側には浄水通りが通っている。この浄水通りに沿って直進すると動物園に行き着く。

隣の駅

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福岡市交通局
  七隈線
桜坂駅 (N12) - 薬院大通駅 (N13) - 薬院駅 (N14)

脚注

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  1. ^ a b c d e f 『公共交通機関のユニバーサルデザイン』、138頁。
  2. ^ a b 七隈線薬院大通駅に副駅名「動植物園口」を設定します』(プレスリリース)福岡市交通局、2018年9月18日。オリジナルの2021年1月5日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210105105109/https://subway.city.fukuoka.lg.jp/sp/news/detail.php?id=6702021年1月5日閲覧 
  3. ^ 『公共交通機関のユニバーサルデザイン』、73頁。
  4. ^ 『公共交通機関のユニバーサルデザイン』、81頁。
  5. ^ 入札結果表(天神南) (PDF) - 福岡市交通局公式ウェブサイト、2021年7月3日閲覧。
  6. ^ 福岡市地下鉄事業概要 令和2年度”. 福岡市交通局. p. 61. 2021年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月3日閲覧。
  7. ^ 『公共交通機関のユニバーサルデザイン』、68頁。
  8. ^ 令和6年度 地下鉄概要パンフレット (PDF) - 福岡市交通局
  9. ^ 2005年2月3日開業。開業日から同年3月31日までの計57日間を集計したデータ。

参考文献

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  • 福岡市交通局監修、地下鉄3号線JVグループ編著『公共交通機関のユニバーサルデザイン 福岡市営地下鉄七隈線トータルデザイン10年の記録』日本デザイン協会(発行)・セプト(発売)、2005年。

関連項目

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外部リンク

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