荒井駅 (兵庫県)

兵庫県高砂市にある山陽電気鉄道の駅

荒井駅(あらいえき)は、兵庫県高砂市荒井町扇町にある、山陽電気鉄道本線[1]。駅番号はSY 32

荒井駅
北口
あらい
Arai
SY 31 高砂 (1.2 km)
(1.2 km) 伊保 SY 33
地図
所在地 兵庫県高砂市荒井町扇町20-22[1]
北緯34度45分28.29秒 東経134度47分37.73秒 / 北緯34.7578583度 東経134.7938139度 / 34.7578583; 134.7938139 (荒井駅)座標: 北緯34度45分28.29秒 東経134度47分37.73秒 / 北緯34.7578583度 東経134.7938139度 / 34.7578583; 134.7938139 (荒井駅)
駅番号 SY32
所属事業者 山陽電気鉄道
所属路線 本線
キロ程 38.5 km(西代起点)
大阪梅田から75.6 km
駅構造 地上駅[1]
ホーム 2面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
5,584人/日(降車客含まず)
開業年月日 1923年大正12年)8月19日[1][2]
備考 無人駅[1]
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荒井駅
配線図

高砂駅

STRg STRf
PSTR(R) PSTR(L)
BUILDING PSTR(R) PSTR(L)
PSTR(R) PSTR(L)
STRg STRf

伊保駅

歴史

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  • 1923年大正12年)8月19日:神戸姫路電気鉄道開業と同時に設置[1][2]
  • 1927年昭和2年)4月1日:神戸姫路電気鉄道が宇治川電気により合併され、同社の駅となる。
  • 1933年(昭和8年)6月6日:宇治川電気の鉄道部門が分離され、山陽電気鉄道の駅となる。
  • 1941年(昭和16年)7月17日:200 m東に移動し、地下道を使用開始[1][2]
  • 1961年(昭和36年)10月9日:急行停車駅となる。
  • 1967年(昭和42年)10月18日:折返線を撤去。
  • 1968年(昭和43年)2月:ホーム延長工事完成。
  • 1984年(昭和59年)3月25日:急行列車の設定が消滅。
  • 2008年平成20年)
    • 2月:直通特急停車に向けホーム延伸工事開始。
    • 4月14日直通特急の一部停車開始。
  • 2009年(平成21年)3月20日:ダイヤ改正で直通特急の停車時間帯を拡大。山陽特急も一部停車開始。
  • 2013年(平成25年)2月12日:駅姫路方の神鋼前踏切において阪神梅田ゆき直通特急がトラックと接触し、前2両が駅の神戸方面行きホームに乗り上げるようにして脱線する事故が発生した[3][4][5][6]。駅設備の被害は神戸・梅田・難波方面のホームの後方部分が崩れた。また、周辺では、住宅、ビル設備の一部が破壊され線路沿いの駐車場の車数台が被害を受けた。これにより、高砂駅 - 大塩駅間が運休となり、当駅も営業を一時休止した。
  • 2013年(平成25年)2月14日:始発より通常運行に戻り、駅の営業を再開。
  • 2020年令和2年)1月8日:下り線ホームにおいて出場専用臨時改札口を使用開始[7]

駅構造

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相対式ホーム2面2線を有する地上駅[1]。有効長は6両。改札口は神戸方面行ホーム側に地上改札があるほか、神戸寄りに地下改札がある。互いのホーム往復は後者の地下コンコースを使用する[1]。どちらの改札口も無人化されている。地下改札は、駅構内東側をアンダーパスする公共の地下道と繋がっており、開設当初は、周辺の工場への通勤者などの定期券客専用で、朝夕のみの稼動だったが、現在は昼間時も使用されている。また、駅南西部にはICカード専用の出口専用改札があり、朝の通勤時間帯のみ開かれる。
2011年春にバリアフリー化工事が終了し、改札口と各ホームを結ぶエレベーター専用跨線橋が設置された。なお、当駅にはすでに上りホームと下りホームをつなぐ地下道があるが、それのバリアフリー化はなされていない。上りホーム側のエレベーターは改札階-上りホーム-跨線橋と3か所にとまる珍しい形になっている。

のりば

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南側  本線 下り 飾磨姫路方面
北側 上り 明石三宮梅田方面
  • 案内上の乗り場番号は設定されていない。

利用状況

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2021年度の1日平均乗車人員は5,568人である[高 1]

山陽電気鉄道の駅では板宿駅に次いで全49駅中第4位。特急通過駅では最も多い。駅周辺の企業が社員の自家用車通勤から電車通勤への転移を積極的に進めたことにより、利用者数が激増している。そのことは、データ上からも、定期利用者がほぼ80%を記録しており、これが山陽電鉄全49駅中最大で、突出した数値である(2017(平成29)年度時点)[8]ことからも分かる。

以下に各年の乗車人員を示す。

昭和・平成

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昭和・平成
年度 乗車人員総数 内 定期利用者数 出典[* 1][* 2][* 3][* 4][* 5][* 6]
人/日 増減 順位 人/日 増減 利用率 順位
1978(S53) 3,701 15/48 [神 1] [明 1] [播 1] [加 1] [高 2] [姫 1]
1979(S54) 3,526 -4.74% 17/48 [神 1] [明 2] [播 1] [加 1] [高 2] [姫 2]
1980(S55) 3,586 1.71% 16/48 [神 1] [明 3] [播 1] [加 1] [高 2] [姫 2]
1981(S56) 3,647 1.68% 16/48 [神 1] [明 4] [播 2] [加 2] [高 2] [姫 2]
1982(S57) 3,734 2.40% 13/48 [神 2] [明 5] [播 2] [加 2] [高 3] [姫 2]
1983(S58) 3,644 -2.42% 14/48 [神 2] [明 5] [播 2] [加 2] [高 4] [姫 2]
1984(S59) 3,392 -6.92% 15/48 [神 2] [明 5] [播 2] [加 2] [高 4] [姫 3]
1985(S60) 3,408 0.48% 15/48 [神 2] [明 5] [播 2] [加 2] [高 4] [姫 3]
1986(S61) 3,340 -2.01% 15/48 [神 2] [明 5] [播 2] [加 3] [高 4] [姫 3]
1987(S62) 3,093 -7.38% 15/48 [神 3] [明 6] [播 2] [加 3] [高 4] [姫 3]
1988(S63) 3,088 -0.18% 17/48 [神 3] [明 6] [播 2] [加 3] [高 4] [姫 4]
1989(H01) 3,014 -2.40% [神 3] [明 6] [播 2] [加 3] [高 5] [姫 4]
1990(H02) 3,066 1.73% 17/48 [神 3] [明 6] [播 3] [加 3] [高 5] [姫 4]
1991(H03) 3,216 4.92% [神 3] [明 7] [播 3] [加 4] [高 5] [姫 4]
1992(H04) 3,592 11.67% 14/48 [神 4] [明 7] [播 4] [加 4] [高 5] [姫 4]
1993(H05) 4,151 15.56% 13/48 [神 4] [明 7] [播 4] [加 4] [高 6] [姫 5]
1994(H06) 4,025 -3.04% 11/48 [神 4] [明 7] [播 4] [加 4] [高 6] [姫 5]
1995(H07) 4,041 0.41% 9/48 [神 4] [明 7] [播 4] [加 5] [高 6] [姫 5]
1996(H08) 3,852 -4.68% 12/48 [神 4] [明 8] [播 4] [加 5] [高 6] [姫 5]
1997(H09) 3,847 -0.14% 11/48 [神 5] [明 8] [播 4] [加 5] [高 7] [姫 5]
1998(H10) 3,847 0.00% 10/48 [神 5] [明 8] [播 4] [加 5] [高 7] [姫 6]
1999(H11) 3,688 -4.13% 10/48 [神 5] [明 8] [播 4] [加 5] [高 7] [姫 6]
2000(H12) 3,488 -5.42% 10/48 [神 5] [明 8] [播 4] [加 6] [高 7] [姫 6]
2001(H13) 3,603 3.30% 9/48 [神 5] [明 9] [播 5] [加 6] [高 7] [姫 6]
2002(H14) 3,666 1.75% 9/48 [神 6] [明 9] [播 5] [加 6] [高 7] [姫 6]
2003(H15) 3,523 -3.89% 9/48 [神 6] [明 9] [播 5] [加 6] [高 7] [姫 7]
2004(H16) 3,600 2.18% 9/49 [神 6] [明 9] [播 5] [加 6] [高 8] [姫 7]
2005(H17) 3,784 5.10% 9/49 [神 6] [明 9] [播 5] [加 7] [高 8] [姫 7]
2006(H18) 4,115 8.76% 6/49 [神 6] [明 10] [播 5] [加 7] [高 8] [姫 7]
2007(H19) 4,545 10.45% 5/49 [神 7] [明 10] [播 6] [加 7] [高 8] [姫 7]
2008(H20) 5,181 13.98% 5/49 [神 7] [明 10] [播 6] [加 7] [高 8] [姫 8]
2009(H21) 5,638 8.83% 4/49 [神 7] [明 10] [播 6] [加 7] [高 8] [姫 8]
2010(H22) 5,721 1.46% 4/49 [神 7] [明 10] [播 6] [加 8] [高 8] [姫 8]
2011(H23) 5,677 -0.77% 4/49 [神 7] [明 11] [播 6] [加 8] [高 9] [姫 8]
2012(H24) 5,795 2.08% 4/49 [神 8] [明 11] [播 6] [加 8] [高 9] [姫 8]
2013(H25) 5,942 2.55% 4/49 [神 8] [明 11] [播 7] [加 8] [高 9] [姫 9]
2014(H26) 5,995 0.88% 4/49 [神 8] [明 11] [播 7] [加 9] [高 9] [姫 9]
2015(H27) 6,129 2.24% 4/49 [神 8] [明 11] [播 7] [加 9] [高 9] [姫 9]
2016(H28) 6,296 2.73% 4/49 [神 8] [明 12] [播 7] [加 9] [高 9] [姫 9]
2017(H29) 6,490 3.09% 4/49 5,184 79.86% 4/49 [神 9] [明 12] [播 7] [加 9] [高 9] [姫 9]
2018(H30) 6,597 1.65% 4/49 5,364 3.49% 81.31% 4/49 [神 9] [明 12] [播 8] [加 9] [高 10] [姫 10]

令和以降

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令和以降
年度 乗車人員総数 内 定期利用者数 出典
[* 5]
人/日 増減 人/日 増減 利用率
2019(R01) 6,689 1.66% 5,478 2.40% 81.90% [高 1]
2020(R02) 5,984 -10.54% 5,085 -7.43% 84.98% [高 1]
2021(R03) 5,584 -6.68% 4,658 -8.41% 83.42% [高 1]

駅周辺

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北口周辺

かつては駅南側に、本線と沿う形で国鉄高砂線から分岐したキッコーマンへの専用線があった。現在は道路として整備されている。

また山陽電鉄がバス部門を保有していた時期は、駅前広場に隣接してバス車庫も設けられ、バス浜国道線(二見・明石方面)・北条線の相互接続駅としても機能していた(バス路線は神姫バスへ移管・浜国道線は休止中)。またバス車庫建屋は近年まで駐輪場として使われていた。

隣の駅

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山陽電気鉄道
本線
特急・直通特急(下記以外)
通過
直通特急(ラッシュ時)
高砂駅 (SY 31) - 荒井駅 (SY 32) - 大塩駅 (SY 35)
S特急・普通
高砂駅 (SY 31) - 荒井駅 (SY 32) - 伊保駅 (SY 33)

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、123頁。ISBN 9784343006745全国書誌番号:22185464 
  2. ^ a b c 「駅の変遷」『山陽電気鉄道百年史』山陽電気鉄道株式会社、2007年11月、390頁。全国書誌番号:21353289 
  3. ^ 写真集|高砂の山電踏切で脱線”. 神戸新聞NEXT. 神戸新聞. 2022年8月29日閲覧。
  4. ^ 山陽電鉄の特急脱線、15人が重軽傷 兵庫・高砂」『日本経済新聞』2013年2月12日。2022年8月29日閲覧。
  5. ^ 山電特急脱線」『神戸新聞』2013年2月12日。2022年8月29日閲覧。
  6. ^ 鉄道事故調査報告書 山陽電気鉄道株式会社 本線 伊保駅~荒井駅間 列車脱線事故(踏切障害に伴うもの)”. 運輸安全委員会 (2014年6月27日). 2022年8月29日閲覧。
  7. ^ 山陽電気鉄道本線 荒井駅の出場専用臨時改札口を使用開始します 〜平日朝のピーク時のホーム混雑緩和対策を行います〜』(PDF)(プレスリリース)山陽電気鉄道、2020年1月7日。オリジナルの2020年12月24日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201224191308/http://www.sanyo-railway.co.jp/media/1578373295.pdf2021年1月29日閲覧 
  8. ^ 山陽電気鉄道#定期利用者率

利用状況

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統計データ
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  2. ^ 明石市統計書”. 明石市. 2023年9月5日閲覧。
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  4. ^ 加古川市統計書”. 加古川市. 2023年9月5日閲覧。
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姫路市統計要覧
  1. ^ 『姫路市統計要覧 昭和54年版』 姫路市理財局企画財政部企画課、昭和54年12月1日発行(印刷所 高橋総合印刷株式会社)、p.80
  2. ^ a b c d e 『姫路市統計要覧 昭和59年版』 姫路市企画局調整課、昭和60年3月発行、p.148, p.150
  3. ^ a b c d 『姫路市統計要覧 昭和63年版』 姫路市企画局総合企画室、平成元年3月発行、p.106(「注)定期乗車人員算定方法について、59年度までは交通量調査の資料を基礎としていたが、60年度からは、実績を採用している。」との記載あり)
  4. ^ a b c d e 『姫路市統計要覧 平成5年版』 姫路市総務局総務部情報管理課、平成6年3月発行、pp.102-103
  5. ^ a b c d e 姫路市統計要覧 - 平成10年(1998年)版 10.運輸・通信
  6. ^ a b c d e 姫路市統計要覧 - 平成15年(2003年)版 10.運輸・通信
  7. ^ a b c d e 姫路市統計要覧 - 平成20年(2008年)版 10.運輸・通信
  8. ^ a b c d e 姫路市統計要覧 - 平成25年(2013年)版 10.運輸・通信
  9. ^ a b c d e 姫路市統計要覧 - 平成30年(2018年)版 10.運輸・通信
  10. ^ 姫路市統計要覧 - 令和元年(2019年)版 10.運輸・通信

関連項目

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外部リンク

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