綾織駅
岩手県遠野市綾織町新里にある東日本旅客鉄道の駅
この記事のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。 (2020年3月) |
綾織駅(あやおりえき)は、岩手県遠野市綾織町新里(にっさと)[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)釜石線の駅である。
綾織駅 | |
---|---|
駅出入口(2010年10月) | |
あやおり Ayaori | |
◄岩手二日町 (1.8 km) (4.9 km) 遠野► | |
所在地 | 岩手県遠野市綾織町新里[1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■釜石線 |
キロ程 | 41.1 km(花巻起点) |
電報略号 | ヤオ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1914年(大正3年)12月15日[1][2] |
備考 | 無人駅[1] |
歴史
編集花巻と釜石を鉄道連絡することを目指して建設された岩手軽便鉄道により1914年(大正3年)12月15日に鱒沢 - 遠野間延伸と共に開業した。当初は762ミリメートル特殊狭軌の軽便鉄道であった。1936年(昭和11年)8月1日に国有化されて国鉄の駅となり、その後は国鉄標準の1,067ミリメートル軌間への改軌工事が進められた。しかし、第二次世界大戦の戦局悪化に伴い労働力や資材が不足して改軌工事は一旦中止となった。1948年(昭和23年)9月にアイオン台風によって山田線が大きな被害を受けると、三陸海岸方面への鉄道連絡を早期に回復させるために釜石線の工事が再開されることになり、12月に再着工して1949年(昭和24年)12月10日に遠野までの1,067ミリメートルへの改軌工事が完成した。
年表
編集- 1914年(大正3年)12月15日:岩手軽便鉄道により開業[2]。
- 1936年(昭和11年)8月1日:岩手軽便鉄道の国有化により国鉄釜石線の駅となる[2]。
- 1944年(昭和19年)10月11日:国鉄釜石東線の開業に伴い、所属の路線名が釜石西線に変更となる。
- 1949年(昭和24年)12月10日:1,067ミリメートル軌間への改軌工事が完成。
- 1950年(昭和25年)10月10日:国鉄釜石線の全通により、再び釜石線の駅となる。
- 1962年(昭和37年)11月1日:貨物の取り扱いを廃止[2]。
- 1970年代:業務委託化。
- 1983年(昭和58年)3月10日:荷物の扱いを廃止[3]。無人化[4]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる[2]。
- 2018年(平成30年)6月1日:遠野駅の業務委託化に伴い、北上駅長管理下となる。
- 2024年(令和6年)10月1日:えきねっとQチケのサービスを開始[1][5]。
駅構造
編集-
待合室(2023年10月)
-
ホーム(2023年10月)
駅周辺
編集田んぼが広がっている。
その他
編集- エスペラントによる、「Teksilo(テクシーロ:機織り機)」という愛称がついている。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d e “駅の情報(綾織駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月31日閲覧。
- ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、493頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “日本国有鉄道公示第212号”. 官報 (16828). (1983年3月9日)
- ^ “「通報」●大船渡線矢越駅ほか10駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1983年3月9日)
- ^ 『Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブ 。2024年8月11日閲覧。
参考文献
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 駅の情報(綾織駅):JR東日本