第4偵察戦闘大隊
(第4偵察隊から転送)
第4偵察戦闘大隊(だいよんていさつせんとうだいたい、JGSDF 4th Reconnaissance Combat Battalion)は、福岡県春日市の福岡駐屯地に駐屯[1]する、陸上自衛隊第4師団隷下の機甲科部隊である。
第4偵察戦闘大隊 | |
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創設 |
1951年(昭和26年)5月1日 (第4偵察隊) |
廃止 | 2019年(平成31年)3月25日 |
再編成 |
2019年(平成31年)3月26日 (第4偵察戦闘大隊) |
所属政体 | 日本 |
所属組織 | 陸上自衛隊 |
部隊編制単位 | 大隊 |
兵科 | 機甲科 |
所在地 | 福岡県春日市 |
編成地 | 曾根 |
標語 | 全ての道は我らが拓く |
上級単位 | 第4師団 |
担当地域 | 九州北部 |
概要
編集第4師団の情報収集専任部隊として第4師団の行動に必要な情報を偵察警戒車、軽装甲機動車や偵察用オートバイなどの車両や各種偵察用器材を使用して情報収集する任務にあたる偵察中隊と機動戦闘車を装備し戦闘任務にあたる戦闘中隊からなる。隊長は、2等陸佐。
26中期防に基づく戦車の削減事業に基づき、西部方面戦車隊(旧第4戦車大隊)の一部と第4偵察隊を統合した部隊である。全国の偵察部隊として初めて16式機動戦闘車を装備・運用する部隊[2]となった。部隊マークは偵察中隊を表したペガサスと、戦闘中隊を表したユニコーンを併せ、鬣にcavalry(騎兵)を隠し文字としたデザインである。
沿革
編集第4管区隊偵察中隊
- 1951年(昭和26年)5月1日:小倉の曾根駐屯地において第4管区隊偵察中隊が編成。
- 1952年(昭和27年)1月26日:曾根駐屯地から福岡駐屯地へ移駐。
- 1954年(昭和29年)9月10日:管区隊の改編に伴い、部隊改編。福岡駐屯地から健軍駐屯地へ移駐。
- 1956年(昭和31年)1月26日:健軍駐屯地から、新たに開庁した湯布院駐屯地に移駐[3]。
第4偵察隊
- 1962年(昭和37年)
- 8月15日:第4管区隊の第4師団への改編に伴い、第4偵察隊に称号変更。
- 8月25日:湯布院駐屯地から福岡駐屯地に移駐。
- 2003年(平成15年)3月27日:軽装甲機動車が配備。後方支援体制変換に伴い、整備部門を第4後方支援連隊第2整備大隊偵察直接支援小隊へ移管。
- 2017年(平成29年)4月4日:福岡駐屯地において「平成29年度偵察戦闘大隊編成完結式」を実施[4]。
- 2019年(平成31年)3月25日:第4偵察隊(福岡駐屯地)が廃止。
第4偵察戦闘大隊
部隊編成
編集整備支援部隊
編集第4偵察隊
第4偵察戦闘大隊
- 第4後方支援連隊第2整備大隊偵察戦闘直接支援隊「4後支-2-偵戦」(福岡駐屯地):2019年(平成31年)3月26日から
主要装備
編集脚注
編集- ^ “陸自、大規模に部隊新・改編 奄美、宮古に駐屯地開設 6師団・11旅団→「機動師団・旅団」”. 朝雲新聞社. 2019年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月26日閲覧。
- ^ 同様の部隊は31中期防以降においても続行される
- ^ 駐屯地のあゆみ - 陸上自衛隊湯布院駐屯地
- ^ 平成29年部隊実験のための、編成完結式等を実施して、部隊実験及びじ後の練成訓練に関する認識の統一、実験部隊としての誇りと団結心を涵養するために実施。 アーカイブ 第4師団の活動 より
- ^ 自衛隊法施行令及び防衛省の職員の給与等 に関する法律施行令の一部を改正する政令(平成31年政令第30号)官報本紙第7456号(2019年2月27日)2020年1月24日閲覧
参考文献
編集- 日本の機甲六十年(機甲会「日本の機甲六十年」刊行会 編・1985年)
- 陸上自衛隊機甲科全史 菊池征男著 イカロス出版 2017