第13後方支援隊
第13後方支援隊(だいじゅうさんこうほうしえんたい、JGSDF 13th Logistic Support Troop)は、広島県安芸郡海田町の海田市駐屯地に隊本部が駐屯する第13旅団隷下の後方支援部隊である。
第13後方支援隊 | |
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創設 | 1999年(平成11年)3月29日 |
所属政体 | 日本 |
所属組織 | 陸上自衛隊 |
部隊編制単位 | 隊 |
兵科 | 武器科、需品科、輸送科、衛生科 |
兵種/任務 | 後方支援 |
人員 | 約500名 |
所在地 | 広島県 安芸郡海田町 |
編成地 | 海田市 |
上級単位 | 第13旅団 |
担当地域 | 中国地方 |
概要
編集隊本部を海田市駐屯地に置き、米子・山口・出雲・日本原の4つの駐屯地に一部部隊を配置し、補給・整備・輸送・衛生の各機能を通じて、第13旅団の後方支援業務(補給、整備、回収、輸送等の業務)および衛生の支援を任務とするほか、災害派遣や民生協力、国際貢献活動も行っている。
沿革
編集第13後方支援連隊
- 1991年(平成 3年)3月29日:第13師団の近代化改編に伴い、第13武器隊、第13補給隊、第13輸送隊、第13衛生隊を統合して第13後方支援連隊が海田市駐屯地で編成完結。
- 1995年(平成 7年)1月:阪神・淡路大震災に災害派遣で出動。
- 1996年(平成 8年)3月29日:第13師団司令部第4部長職が専任化され、連隊長との兼補が解除。武器隊が武器大隊に改編。
- 1999年(平成11年)3月28日:第13後方支援連隊(海田市駐屯地)が第13後方支援隊に改編のため廃止。
第13後方支援隊[1]
- 1999年(平成11年)3月29日:第13師団の旅団化に伴い、第13後方支援隊に海田市駐屯地で縮小改編。
- 2008年(平成20年)3月26日:第2整備中隊第4普通科直接支援小隊(海田市駐屯地:第47普通科連隊を支援)を廃止。
- 2010年(平成22年)1月21日から2月18日までの間:ハイチ大地震での被災者支援のため、第13後方支援隊長以下100名からなる「ハイチ国際緊急医療援助隊」を派遣。内訳は陸上自衛隊海田市駐屯地の隊員および医官並びに看護官、中央即応集団の隊員など。延べ2954人の診療を行い2月18日全隊員が帰国した。
- 2024年(令和 6年)3月21日:第2整備中隊の戦車直接支援小隊(日本原駐屯地)と偵察直接支援小隊(出雲駐屯地)を廃止・統合し、偵察戦闘直接支援隊を出雲駐屯地に新編。
部隊編成
編集- 第13後方支援隊本部
- 第13後方支援隊本部付隊「13後支-本」
- 第1整備中隊「13後支-1整」
- 中隊本部
- 火器車両整備小隊
- 施設整備小隊:第13施設隊等を支援
- 通信電子整備小隊:第13通信隊等を支援
- 工作回収小隊
- 第2整備中隊「13後支-2整」
- 補給中隊「13後支-補」
- 輸送隊「13後支-輸」
- 衛生隊「13後支-衛」
主要幹部
編集官職名 | 階級 | 氏名 | 補職発令日 | 前職 |
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第13後方支援隊長 | 1等陸佐 | 池田裕孝 | 2024年 | 8月 1日陸上幕僚監部装備計画部装備計画課 需品室燃料班長 |
代 | 氏名 | 在職期間 | 前職 | 後職 |
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1 | 阪口恭平 | 1991年 | 3月29日 - 1993年 7月31日第13師団司令部第4部長 | 陸上自衛隊富士学校機甲科部副部長 |
2 | 高橋正義 | 1993年 | 8月 1日 - 1996年 3月24日空挺教育隊長 | 第41普通科連隊長 兼 別府駐屯地司令 |
3 | 重松正久 | 1996年 | 3月25日 - 1997年 3月25日陸上自衛隊九州地区補給処総務部長 | 東北方面武器隊長 |
末 | 有留建二 | 1997年 | 3月26日 - 1999年 3月28日陸上自衛隊関西地区補給処武器部長 | 陸上自衛隊幹部学校主任研究開発官 |
代 | 氏名 | 在職期間 | 前職 | 後職 |
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1 | 吉田章 | 1999年 | 3月29日 - 2001年 3月31日第13師団司令部付 | 陸上幕僚監部装備部需品課 総括班長 |
2 | 江口直也 | 2001年 | 4月 1日 - 2003年 3月31日陸上幕僚監部防衛部防衛課勤務 | 陸上幕僚監部調査部調査課 企画班長 |
3 | 市川文一 | 2003年 | 4月 1日 - 2005年 3月22日陸上自衛隊幹部学校付 | 統合幕僚会議事務局第1幕僚室勤務 |
4 | 丹羽浩之 | 2005年 | 3月23日 - 2008年 3月25日陸上自衛隊幹部学校付 | 陸上自衛隊衛生学校教育部長 |
5 | 関町明廣 | 2008年 | 3月26日 - 2009年11月30日陸上幕僚監部装備部武器・化学課 車両班長 |
陸上自衛隊東北補給処総務部長 |
6 | 白川誠 | 2009年12月 | 1日 - 2011年11月30日陸上幕僚監部装備部武器・化学課 火器班長 |
陸上自衛隊幹部学校学校教官 |
7 | 日髙昇 | 2011年12月 | 1日 - 2013年 7月31日陸上自衛隊研究本部研究員 | 装備実験隊第3実験科長 |
8 | 渡辺浩二 | 2013年 | 8月 1日 - 2015年11月30日東部方面総監部装備部装備課長 | 陸上自衛隊関東補給処付 |
9 | 堤浩一郎 | 2015年12月 | 1日 - 2017年11月30日陸上自衛隊通信学校主任教官 | 中央野外通信群長 |
10 | 池田幸博 | 2017年12月 | 1日 - 2019年11月30日東部方面総監部装備部装備課長 | 陸上自衛隊補給統制本部弾薬部長 |
11 | 村中克毅 | 2019年12月 | 1日 - 2022年 7月31日陸上幕僚監部装備計画部武器・化学課 弾薬班長 |
陸上自衛隊武器学校第1教育部長 |
12 | 山下公一 | 2022年 | 8月 1日 - 2024年 7月31日第10師団司令部第4部長 | 陸上自衛隊中央業務支援隊付 |
13 | 池田裕孝 | 2024年 | 8月 1日 -陸上幕僚監部装備計画部装備計画課 需品室燃料班長 |
主要装備
編集- 1/2tトラック / 73式小型トラック
- 1 1/2tトラック / 73式中型トラック
- 3 1/2tトラック / 73式大型トラック
- 7tトラック / 74式特大型トラック
- 73式特大型セミトレーラ
- 中型セミトレーラ
- 重装輪回収車
- 重レッカ
- 3トン半水タンク車
- 3トン半燃料タンク車
- 3トン半航空用燃料タンク車
- 野外支援車
- 野外炊具
- 野外洗濯セット2型
- 野外入浴セット2型
- 浄水セット(車載型)
- 野外手術システム
- 1トン半救急車
- 89式5.56mm小銃
- 9mm拳銃
- 12.7mm重機関銃M2
- 91式携帯地対空誘導弾
廃止部隊
編集脚注
編集- ^ “[陸上自衛隊 第13旅団について]”. 第13旅団公式HP. 2020年2月23日閲覧。