笠置山 (京都府)
日本の京都府相楽郡笠置町にある山
笠置山(かさぎやま)は、京都府相楽郡笠置町にある山。標高は288m[1]もしくは289m[2]とされている。1932年(昭和7年)に国の史跡および名勝に指定され、1964年(昭和39年)4月1日に京都府立笠置山自然公園が設けられた[2]。
笠置山 | |
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笠置山(北西より) | |
標高 | 288 m |
所在地 |
日本 京都府相楽郡笠置町 |
位置 | 北緯34度45分16.8秒 東経135度56分32.2秒 / 北緯34.754667度 東経135.942278度座標: 北緯34度45分16.8秒 東経135度56分32.2秒 / 北緯34.754667度 東経135.942278度 |
笠置山の位置 | |
プロジェクト 山 |
概要
編集京都府南東部を東から西に流れる木津川に南から半島状に突き出す形で位置する[1]。地質は花崗岩で奇岩や怪石が多い[1][2]。
笠置山にある笠置寺の境内からは弥生時代の石剣が出土している[1]。寺が創建されたのは7世紀末とされる[1]。
笠置山が有名になったのが元弘の乱で、鎌倉幕府の倒幕計画が発覚した後醍醐天皇が笠置寺に行幸して御在所とし、鎌倉方の大軍が押し寄せて籠城戦となった[1](笠置山の戦い)。
山のほぼ全体が広葉樹に覆われ、アラカシやクヌギ、アオキなどが自生する[2]。山麓の河原には桜が植えられているほか、紅葉の名所としても有名である[2]。
周辺
編集脚注
編集関連項目
編集- 日本さくら名所100選
- 日本の山一覧
- 笠置 (防護巡洋艦) - 帝国海軍の笠置型防護巡洋艦の1番艦。1898年就役。
- 笠置 (空母) - 雲龍型航空母艦の4番艦(第5004号艦)。1944年進水、1945年工事中止。