磯見輝夫
日本の版画家
磯見 輝夫(いそみ てるお、1941年(昭和16年)[1] - )は、日本の版画家。愛知県立芸術大学元学長。木版画を主に制作。作品の主題は主に「人物、花、樹木」である[1]。1978年頃から合板ではなく杉板を使いはじめ、板と板との継ぎ目や板目の違いによる刷りムラも独自の技法として取り込み、墨一色の力強くプリミティブな作風を確立している[1]。
いそみ てるお 磯見輝夫 | |
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生誕 |
1941年12月6日(83歳) 神奈川県鎌倉市 |
国籍 | 日本 |
職業 | 版画家・愛知県立芸術大学元学長日本版画協会理事長 |
著名な実績 | 2003年 山口源大賞受賞 2008年 名古屋市芸術賞など |
東京芸術大学では山口薫に油彩を学ぶ。大学院時代から版画制作をはじめ、非常勤講師だった小野忠重、当時博士課程に在籍していた小山松隆から木版画の手ほどきをうける。4人兄弟の末弟で、兄に上智大学文学部名誉教授の磯見辰典、横浜国立大学教育学部名誉教授・磯見昭太郎、医師の磯見明がいる。長男は映像ディレクターの磯見大。
略歴
編集- 1941年 神奈川県鎌倉市に生まれる
- 1959年 神奈川県立横須賀高等学校卒業
- 1966年 東京藝術大学美術学部油画科卒業[1](山口薫教室)
- 1968年 鎌倉女学院中等部・高等部非常勤講師(~1973年)
- 1973年 東京藝術大学大学院美術研究科版画専攻修士課程修了[1]
- 1979年 第48回日本版画招会展で協会賞を受賞[1]
- 1983年 「磯見輝夫全版画 1971-1983」叢文社(編集・長谷川公之)
- 1984年 高澤学園創形美術学校非常勤講師(~1993年)
- 1993年 愛知県立芸術大学助教授(~2000年)
- 2000年 愛知県立芸術大学教授(~2007年)
- 2007年 愛知県立芸術大学学長(〜2013年)
- 2013年 武蔵野美術大学客員教授(~2018年)