石川昌浩
日本のガラス工芸作家
経歴
編集東京都小金井市生まれ[1]。千葉県育ち[2]。倉敷芸術科学大学の1期生として入学し、2年次に倉敷ガラスの第一人者で教授を務めていた小谷眞三に出会い師事した[3][4]。1999年、倉敷芸術科学大学ガラス工芸コース卒業[5]。
岡山県都窪郡清音村(現・総社市)に共同制作窯を築炉しガラス制作をスタートさせる[4]。2003年、共同制作窯を解散し、石川硝子工藝舎を立ち上げた[4]。2004年から2008年まで倉敷芸術科学大学専門学校にて非常勤講師を務めた[3]。2008年に工房、本宅を早島町に移転した[4]。
2009年、国画会会友に推挙。日本民藝館展奨励賞受賞[3]。2010年、国画会工芸部新人賞受賞[3]。2011年、国画会国展工芸部会友賞受賞国画会準会員に推挙。2021年、日本民藝館展で最高賞の日本民藝館賞を岡山県の作家で初めて受賞した[6]。この受賞を受けて、2022年に岡山芸術文化賞の最高賞となるグランプリを受賞した[6]。2024年、日本民藝館展審査員に就任[7]。
人物
編集地元新聞では「人気吹きガラス作家」と紹介されている[8]。
社会貢献
編集自身が発起人となり、2011年に「手の長いおじさんプロジェクト」を立ち上げた[9]。児童養護施設や里親の元を巣立つ若者にプロのガラス作家や陶芸家が手作りの食器や陶器をプレゼントするイベントを開催している[10]。災害時にはその都度協力を募り、地震や豪雨の被災地にも届けられた[8]。
脚注
編集- ^ “石川昌浩twitter”. 2023年6月16日閲覧。
- ^ “石川昌浩 | 工房イクコ”. 2023年6月23日閲覧。
- ^ a b c d “石川硝子工藝舎(硝子)”. 2023年6月16日閲覧。
- ^ a b c d “岡山名人列伝”. 2023年6月16日閲覧。
- ^ “KOHORO”. 2023年6月16日閲覧。
- ^ a b “岡山芸術文化賞グランプリ”. 2022年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月16日閲覧。
- ^ 日本民藝館. “出品ご希望の方へ”. 日本民藝館. 2024年9月9日閲覧。
- ^ a b 「子どもに手仕事の器を」『山陽新聞』2022年3月2日、朝刊。
- ^ “私たちについて | 株式会社マザーディクショナリー株式会社マザーディクショナリー”. 株式会社マザーディクショナリー (2022年9月28日). 2024年9月16日閲覧。
- ^ “施設や里親から巣立つ若者へ食器プレゼント 2、3月恵比寿で譲渡 希望者募る:東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web. 2024年9月16日閲覧。