石井寛治
日本の経済学者 (1938-)
石井 寛治(いしい かんじ、1938年2月3日 - )は、日本の経済学者・歴史学者。専門は日本経済史。経済学博士(東京大学・論文博士・1974年)。東京大学名誉教授。日本学士院会員。東京府(現・東京都)出身。妻は元恵泉女学園大学学長の石井摩耶子。
日本学士院より公開された肖像写真 | |
人物情報 | |
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生誕 |
1938年2月3日(86歳) 日本・東京府(現・東京都) |
国籍 | 日本 |
出身校 | 東京大学大学院経済学研究科 |
学問 | |
学派 | 経済学者 |
研究分野 | 日本経済史 |
研究機関 | 東京大学 |
学位 | 経済学博士 |
学会 | 日本学士院 |
略歴
編集東京府(現・東京都)出身。1960年東京大学経済学部卒業、1965年同経済学研究科博士課程単位取得退学、東京大学経済学部助手、1968年助教授、1981年教授、1998年定年退官、名誉教授、東京経済大学経営学部教授、2004年退任。1974年経済学博士(東京大学)の学位を取得。論文の題は「日本蚕糸業史分析 日本産業革命研究序論」[1]。
著書
編集単著
編集- 『日本蚕糸業史分析 日本産業革命研究序論』(東京大学出版会、1972年)
- 『日本経済史』(東京大学出版会、1976年/第2版、1991年)
- 『近代日本とイギリス資本 ジャーディン=マセソン商会を中心に』(東京大学出版会、1984年)
- 『開国と維新』<大系日本の歴史12>(小学館、1989年/小学館ライブラリー、1993年)
- 『日本の産業化と財閥』(岩波ブックレット、1992年)
- 『情報・通信の社会史 近代日本の情報化と市場化』(有斐閣、1994年)
- 『日本の産業革命 日清・日露戦争から考える』(朝日選書、1997年)
- 『近代日本金融史序説』(東京大学出版会、1999年)
- 『情報化と国家・企業』<日本史リブレット>(山川出版社、2002年)
- 『日本流通史』(有斐閣、2003年)
- 『経済発展と両替商金融』(有斐閣、2007年)
- 『帝国主義日本の対外戦略』(名古屋大学出版会、2012年)
- 『資本主義日本の歴史構造』(東京大学出版会、2015年)
- 『資本主義日本の地域構造』東京大学出版会、2018
共著
編集編集
編集共編
編集- (海野福寿・中村政則)『近代日本経済史を学ぶ』上・下(有斐閣、1977年)
- (関口尚志)『世界市場と幕末開港』(東京大学出版会、1982年)
- (山口和雄)『近代日本の商品流通』(東京大学出版会、1986年)
- (林玲子)『近世・近代の南山城 綿作から茶業へ』(東京大学出版会、1998年)
- (原朗・武田晴人)『日本経済史』全6巻(東京大学出版会、2000年-2010年)
- (杉山和雄)『金融危機と地方銀行 戦間期の分析』(東京大学出版会、2001年)
- (中西聡)『産業化と商家経営 米穀肥料商廣海家の近世・近代』(名古屋大学出版会、2006年)
刊行史料
編集- (林玲子)『白木屋文書問屋株帳』(るぼわ書房、1998年)
受賞歴
編集脚注
編集- ^ 博士論文書誌データベース
- ^ “日本学士院新会員に7人選出 数学の深谷賢治京大教授ら”. 47NEWS (2009年12月14日). 2012年9月14日閲覧。