癒着
癒着(ゆちゃく)とは、本来離れているべき組織同士が炎症により、臓器・組織面がくっついてしまうこと。不本意な意味の場合に使われる。
癒着 | |
---|---|
概要 | |
分類および外部参照情報 | |
MedlinePlus | 001493 |
なお不本意以外の場合で、離れていた組織が接着する用語は、
概説
編集手術によって傷ついた正常な組織同士を縫合すると、その組織はくっついて自然に治癒(創傷治癒)する。しかし、治癒の過程で本来は離れている組織同士がくっつくことがあり、一般にはこれを「術後癒着」と呼ぶ。
開腹手術では、臨床的に問題とされない癒着を含めると90%以上の確率で癒着を生じるとされており、癒着防止目的にさまざまな対策が行われている。
癒着防止のために行われる処置
編集比喩的用法
編集企業や政界、官僚などにおいて、本来距離を置くべき存在であるものが、好ましくない状態で強く結び付いていることを、批判的に「癒着」と呼ぶ(行政機関・公務員・政治家が、利害関係のある民間企業と慣れ合うなど)。
タニマチ関係や、枕営業などで贔屓される行為も「癒着」と呼ぶ。