男鹿高原駅
男鹿高原駅(おじかこうげんえき[3])は、栃木県日光市横川にある野岩鉄道会津鬼怒川線の駅[2]。
男鹿高原駅 | |
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駅舎(2011年10月) | |
おじかこうげん Ojika-kogen | |
◄上三依塩原温泉口 (4.0 km) (5.7 km) 会津高原尾瀬口► | |
所在地 | 栃木県日光市横川680-5 |
所属事業者 | 野岩鉄道 |
所属路線 | ■会津鬼怒川線 |
キロ程 | 25.0 km(新藤原起点) |
電報略号 | オカ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 -統計年度- |
0.96人/日(降車客含まず) -2016年- |
開業年月日 | 1986年(昭和61年)10月9日[1] |
備考 | 無人駅[2] |
歴史
編集駅構造
編集単式ホーム1面1線を有する地上駅で、ホームは掘割内にある。待合室があり、秘境駅を体験するために下車する来訪者が書き込める駅ノートが置いてある[2]。
利用状況
編集2016年度の年間乗車人員は352人である[6]。したがって、同年度の一日平均乗車人員は0.96人であり、野岩鉄道線内では最も乗車人員が少ない駅である。
近年の年度別乗車人員の推移は下表のとおりである。
年度 | 乗車人員 | 一日平均 乗車人員 |
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2008年(平成20年) | 509 | 1.39 |
2009年(平成21年) | 881 | 2.41 |
2010年(平成22年) | 393 | 1.08 |
2011年(平成23年) | 327 | 0.89 |
2012年(平成24年) | 365 | 1.00 |
2013年(平成25年) | 289 | 0.79 |
2014年(平成26年) | 363 | 0.99 |
2015年(平成27年) | 272 | 0.74 |
2016年(平成28年) | 352 | 0.96 |
駅周辺
編集国道121号「お土産センターよこかわ」より西へ約300メートル。
駅前にはヘリポートと国道121号への接続道路があるのみで人家や商店といった施設はなく、秘境駅の一つに挙げられることも多い[3][2]。北側(駅を出て左手)は山中への林道に続いており、南側(駅を出て右手)は野岩鉄道男鹿高原変電所や男鹿高原駅前広場緊急ヘリポートを経由し、約600メートルで国道に至る。国道沿いには数軒の飲食店や男鹿川の不動滝があるが、いずれも分散しており、駅へ続く道路からもさらに離れる。
その他
編集現在はいわゆる秘境駅とされることも多いが、かつては毎時1本程度の列車が停車し、浅草駅からの快速・区間快速も複数設定されるなど比較的容易に到達可能であった。しかし、2017年(平成29年)4月21日のダイヤ改正で快速・区間快速は廃止され、特別料金不要で浅草駅まで直通する列車が消滅した。
代わって新設された特急「リバティ会津」も当初は半数程度が停車していたものの、2020年(令和2年)6月6日のダイヤ改正で上り1本のみの停車となり、2022年(令和4年)3月12日のダイヤ改正からは全列車通過駅となった。また、同改正では「リバティ会津」の運行時間帯における普通列車も減便されたため、当駅に停車する列車が大幅に減少し、日中は6 - 7時間ほど列車の停まらない時間帯が生じている。
隣の駅
編集- 野岩鉄道
- ■会津鬼怒川線
- □快速「AIZUマウントエクスプレス」
- 通過
- ■普通
- □快速「AIZUマウントエクスプレス」
脚注
編集- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、470頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c d “何もない!それがウリ!野岩鉄道「男鹿高原」関東一の秘境無人駅”. 毎日新聞 (2022年4月19日). 2022年4月28日閲覧。
- ^ a b “男鹿高原”. 野岩鉄道. 2022年4月27日閲覧。
- ^ “東武鉄道で行く秘境、男鹿高原で ゆったりハイキング”. 東武鉄道 (2010年11月). 2011年1月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ “東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線等にて2022年3月12日(土)ダイヤ改正を実施します” (PDF). 東武鉄道 (2021年12月10日). 2021年12月17日閲覧。
- ^ a b 栃木県統計年鑑
関連項目
編集- 日本の鉄道駅一覧
- 新新宿駅企画課 あるぷすひろば - 漫画。第15話で1話分を費やして本駅の秘境駅ぶりが紹介されている。