田津原理音
日本のお笑いタレント (1993-)
田津原 理音(たづはら りおん、1993年5月25日 - )は、日本のお笑いタレント。吉本興業所属。生野区住みます芸人[2]。R-1グランプリ2023王者。
本名 | 田津原 理音 |
---|---|
生年月日 | 1993年5月25日(31歳) |
出身地 | 日本・奈良県橿原市曽我町 |
血液型 | B型 |
身長 | 175cm |
言語 | 日本語 |
方言 | 関西弁 |
出身 | NSC大阪校35期 |
芸風 | めくり芸 |
事務所 | 吉本興業 |
活動時期 | 2013年 - |
同期 |
ゆりやんレトリィバァ 濱田祐太郎 ラニーノーズ ガンバレルーヤ にぼしいわし |
公式サイト | 公式プロフィール |
受賞歴 | |
2021年 ネモフィラ祭り2021 Instagramフォトコンテスト グランプリ[1] 2023年 第21回R-1グランプリ2023 優勝 |
略歴
編集奈良県立桜井高等学校出身。在学中は硬式野球部に在籍。強豪校で、レギュラーは獲得できず応援団長を務めていた[3]。
大阪NSC35期生。同期にはゆりやんレトリィバァ、濱田祐太郎がおり[4]、R-1グランプリ王者を3人輩出した期になっている。NSC卒業後高校の同級生とのコンビ『ぬくもりディスカッション』を組み、2015年に解散後はピン芸人となる[5]。
M-1グランプリにもユニットとして出場しており、2017年には橋爪アキラ(現:盆と正月)とのユニット『トンカッツ』として3回戦進出[6]、2023年には後輩の真輝志とのユニット『マキシリオン』として出場し3回戦進出を果たしている[7][8]。
第40回ABCお笑いグランプリでは決勝進出[9]。R-1グランプリは2019年、2021年、2022年に準決勝並びに復活ステージに進出。なお、初の準決勝進出となったR-1ぐらんぷり2019では、復活ステージ会場からの中継の際にゲスト出演していた前大会優勝者であり同期の濱田祐太郎から紹介される場面もあった。2023年に初めて決勝へ進出し、念願の優勝を果たした。
芸風
編集主にめくり芸で、特技のイラストを駆使する。イラストを用いたネタでよく登場するおなじみのキャラクターは、『ぬくもりディスカッション』時代の相方がモデルである。R-1グランプリ2023では、フリップの発展形として自ら制作した架空のトレーディングカードの開封を題材としたネタで優勝を勝ち取った[10][11]。
人物
編集- 趣味は写真撮影(デジタル一眼、フィルムカメラ)、写真鑑賞、古着屋巡り、DIY、ドライフラワー作り、人の幸せを願うこと[12]。
- 特技は写真撮影、ポスターデザイン、レタリング、イラスト、ペン回し[12]。
- 姓名とも本名である。「田津原」という名字は和歌山県に多い[5]。また、「理音」の字面から女性と間違われ、初対面で驚かれることも多いという[5]。
- 2022年頃までトレードマークとして白と黒の市松模様のスーツやベストを舞台衣装で着用していた。衣装一式を紛失したことにより、花柄のベストで活動している[5]。
- 過去には熊元プロレス(現:紅しょうが)とのトリオ「グリードアイランド[13]」や、「ブンナグラレルズ[14]」、「ぬくもりディスカッション[15]」といったコンビを組んでいた。
- R-1グランプリでは2024年度大会から芸歴制限撤廃とエントリー資格が変更になったが、これについて「(この1年の間に)僕が全く売れてないせいで芸歴制限無くなったって言われてるんですけど」とXで自虐ポストを投稿している[16]。また優勝直後にメディア露出が少なかった理由については、優勝した1ヶ月後の4月に担当マネージャーが失踪し3ヶ月ほどフリーのような状態になっていたからと2024年1月に明かしている[17]。
- 2024年春より、大阪のよしもと漫才劇場を卒業し、活動拠点を東京に移す[18]。4月からヨシモト∞ホール所属となる[19]。
賞レースなどでの戦績
編集R-1ぐらんぷり/R-1グランプリ
編集年度 | 結果 | 会場 | 日時 | 備考 |
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2013年(第11回) | 1回戦敗退[20] | [大阪] なんばパークスホール | 2012年12月29日 | NSC時代に出場 |
2014年(第12回) | 1回戦敗退[21] | 2013年12月28日 | ||
2015年(第13回) | 2回戦進出[22] | [大阪] HEP HALL | 2015年1月15日 | |
2016年(第14回) | 3回戦進出[23] | [大阪] よしもと漫才劇場 | 2016年2月6日 | |
2017年(第15回) | 3回戦進出[24] | 2017年1月18日 | ||
2018年(第16回) | 準々決勝進出[25] | [大阪] なんばグランド花月 | 2018年2月4日 | |
2019年(第17回) | 準決勝進出[26] | 2019年2月15日 | ||
2020年(第18回) | 準々決勝進出[27] | [東京] ルミネtheよしもと | 2020年2月10日 | |
2021年(第19回) | 準決勝進出[28] | [東京] 有楽町朝日ホール | 2021年2月14日 | |
2022年(第20回) | 準決勝進出[29] | 2022年2月13日 | ||
2023年(第21回) | 優勝[30] | [東京] フジテレビ | 2023年3月4日 |
その他
編集- 2019年 第40回ABCお笑いグランプリ - 決勝進出[9]
出演
編集テレビ
編集- ゆうドキッ!(2019年10月4日 - 2021年3月19日、奈良テレビ放送) - 金曜レギュラー
- めざましテレビ(2023年3月6日、フジテレビ)
- ぽかぽか(2023年3月6日、フジテレビ)
- ワイドナショー(2023年3月19日、フジテレビ)
- さんまのまんま 初夏SP(2023年7月7日、関西テレビ)
テレビドラマ
編集- 合理的にあり得ない〜探偵・上水流涼子の解明〜 第9話(2023年6月12日、関西テレビ・フジテレビ)[31] - 青木
ラジオ
編集- 田津原理音のオールナイトニッポン0(2023年3月12日〈11日深夜〉[32]、ニッポン放送)
脚注
編集- ^ “ネモフィラ祭り2021 Instagramフォトコンテスト結果発表”. ネモフィラ祭り 100万株の青い花. 大阪まいしまシーサイドパーク. 2023年3月6日閲覧。
- ^ “生野区住みます芸人「田津原 理音(たづはら りおん)」さんが「笑い」を通じて生野区を盛り上げます!”. 生野区 (2019年2月28日). 2023年2月11日閲覧。
- ^ 田津原理音(田津原理音) [@pen_my] (2021年4月6日). "人情の塊のような制度!! 高校時代野球部で野球が下手すぎて応援団長になった僕に任せといてください!!". X(旧Twitter)より2024年7月8日閲覧。
- ^ “田津原理音がR-1優勝 初決勝でコットンきょんとの接戦制した”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2023年3月4日) 2023年3月4日閲覧。
- ^ a b c d “よしもとええ仕事芸人 vol.95 田津原理音” (2022年6月3日). 2023年2月11日閲覧。
- ^ “トンカッツ”. M-1グランプリ 公式サイト. コンビ情報. 2023年2月11日閲覧。
- ^ “マキシリオン”. M-1グランプリ 公式サイト. コンビ情報. 2023年9月14日閲覧。
- ^ 田津原理音(田津原理音) [@pen_my] (2023年8月29日). "【M-1!!】 後輩のピン芸人真輝志と 「マキシリオン」で出ます!!!…". X(旧Twitter)より2024年7月8日閲覧。
- ^ a b “「第40回ABCお笑いグランプリ」明日決勝、520組の頂点は”. お笑いナタリー. ナターシャ (2019年7月20日). 2023年2月11日閲覧。
- ^ “【R-1グランプリ】1stステージトップ田津原理音、ファイナルではカードパッケージ開封ネタ”. nikkansports.com (2023年3月4日). 2023年3月7日閲覧。
- ^ “<R-1グランプリ>新王者・田津原理音「一人で作ったネタじゃない」ビスブラ原田らへ感謝 “銀河一、平場が弱い”と弱点も告白”. WEBザテレビジョン. KADOKAWA (2023年3月5日). 2023年3月7日閲覧。
- ^ a b “田津原理音 プロフィール”. 吉本興業株式会社. 2023年3月7日閲覧。
- ^ “「グランドバトル」ライブレポート!!”. よしもと漫才劇場 マンゲキブログ. 2023年2月11日閲覧。
- ^ 田津原理音(田津原理音) [@pen_my] (2013年9月25日). "この度ブンナグラレルズ岸本フロムヘルとブンナグラレルズ田津原リオンは解散して岸本フロムヘルと田津原理音になりました". X(旧Twitter)より2023年2月11日閲覧。
- ^ 田津原理音(田津原理音) [@pen_my] (2015年1月16日). "【ぬくもりディスカッション解散】". X(旧Twitter)より2023年2月17日閲覧。
- ^ "R-1グランプリ今年王者・田津原理音、芸歴制度の変更に嘆き「僕が売れてないせいで…!」". デイリースポーツ. 2023年10月17日. 2023年12月17日閲覧。
- ^ “田津原理音 R―1優勝も仕事ない理由「マネジャーが飛んだ。オファーきていた分が全部無くなった」”. スポニチ Sponichi Annex (2024年1月28日). 2024年5月29日閲覧。
- ^ “田津原理音が東京進出、3月に東京で作品展「どんな人生、―進―」開催(コメントあり)”. お笑いナタリー. ナターシャ (2024年2月10日). 2024年2月11日閲覧。
- ^ “さや香、田津原理音、滝音、kento fukaya、今井らいぱちがヨシモト∞ホール所属に”. お笑いナタリー. ナターシャ (2024年3月10日). 2024年3月10日閲覧。
- ^ “日時 (14) 12/29(土) 開場:12:30 開演:13:00”. 東洋水産PRESENTS R-1ぐらんぷり2013公式サイト. 2013年2月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月11日閲覧。
- ^ “日時 (13) 12/28(土) 開場:12:30 開演:13:00”. 東洋水産PRESENTS R-1ぐらんぷり2013公式サイト. 2016年5月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月11日閲覧。
- ^ “1/15(木) 2回戦・大阪 HEP HALL”. R-1ぐらんぷり2015公式サイト. 2023年2月11日閲覧。
- ^ “(03) 02/06(土) 3回戦・大 阪 よしもと漫才劇場”. R-1ぐらんぷり2016公式サイト. 2023年2月11日閲覧。
- ^ “(02) 01/29(日) 3回戦・大阪 よしもと漫才劇場”. R-1ぐらんぷり2017公式サイト. 2023年2月11日閲覧。
- ^ “(02) 02/04(日) 3回戦・大阪 なんばグランド花月”. R-1ぐらんぷり2018公式サイト. 2023年2月11日閲覧。
- ^ “02/15(金) 大阪:なんばグランド花月”. R-1ぐらんぷり2019公式サイト. 2023年2月11日閲覧。
- ^ “02/10(月) 準々決勝・東京 ルミネtheよしもと”. R-1ぐらんぷり2020公式サイト. 2023年2月11日閲覧。
- ^ “02/14(日) 準決勝・東京:有楽町朝日ホール”. R-1グランプリ2021公式サイト. 2023年2月11日閲覧。
- ^ “準決勝 東京/02/13(日)”. R-1グランプリ2022 公式サイト. 2023年2月11日閲覧。
- ^ “R-1グランプリ優勝者は「田津原理音」”. お笑いナタリー (2023年3月4日). 2023年3月4日閲覧。
- ^ “『合理的にあり得ない』第9話に『R-1』王者・田津原理音が出演へ「ドラマのオファーが増えたらいいな」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2023年6月10日) 2023年6月10日閲覧。
- ^ "「田津原理音のオールナイトニッポン0」生放送決定、「最高すぎて最高です!」". お笑いナタリー. 2023年3月7日. 2023年3月13日閲覧。
外部リンク
編集- 公式プロフィール
- 田津原理音 (@pen_my) - X(旧Twitter)
- 田津原理音 (@rion_tadzuhara) - Instagram
- 田津原理音のリオンダー越しの私の世界 - YouTubeチャンネル