玉造駅

大阪府大阪市天王寺区にある西日本旅客鉄道・大阪市高速電気軌道の駅

玉造駅(たまつくりえき)は、大阪府大阪市天王寺区玉造元町および玉造本町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) のである。JR西日本の駅番号はJR-O05。Osaka Metroの駅番号はN19

玉造駅
たまつくり
Tamatsukuri
地図
所在地 大阪市天王寺区
所属事業者
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JR西日本の大阪環状線と、Osaka Metroの長堀鶴見緑地線が乗り入れ、接続駅となっている。JRの駅はアーバンネットワークエリア、および特定都区市内制度における「大阪市内」に属する。JR西日本の駅シンボルフラワーは「稲穂」である。

歴史

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JR西日本

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大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)

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駅構造

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JR西日本

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JR 玉造駅
 
北口(2019年10月)
たまつくり
Tamatsukuri
JR-O04 鶴橋 (0.9 km)
(0.9 km) 森ノ宮 JR-O06
所在地 大阪市天王寺区玉造元町1-40
北緯34度40分24.69秒 東経135度31分58.18秒 / 北緯34.6735250度 東経135.5328278度 / 34.6735250; 135.5328278
駅番号 JR-O05
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 大阪環状線
キロ程 3.9 km(天王寺起点)
電報略号 ツリ
駅構造 高架駅[11]
ホーム 2面2線[11]
乗車人員
-統計年度-
15,298人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1895年明治28年)5月28日[1]
備考
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相対式ホーム2面2線を持つ高架駅[11]。ホーム有効長は8両編成。分岐器絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。改札・コンコースが1階、ホームが2階にある[11]。改札口は2箇所設置されている。

地上駅時代のホームがわずかに残っていたが、再開発のため2008年に消滅している。

鶴橋駅が管理しているJR西日本交通サービスによる業務委託駅ICOCAの利用が可能である(相互利用が可能なIC乗車券はICOCAの項を参照)。

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1   大阪環状線 内回り 京橋大阪方面[12]
2 外回り 鶴橋天王寺方面[12]

長らくのりば番号が存在しなかったが、2006年9月中にのりば番号が付与された。

発車メロディ

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「大阪環状線改造プロジェクト」の一環として、2015年3月22日からアメリカ民謡の「メリーさんのひつじ」が発車メロディとして使用されている[13]。当駅高架下の商業施設「ビエラ玉造」において、窓枠を音階に見立てて同曲を表現していることにちなんでいる。

大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)

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Osaka Metro 玉造駅
たまつくり
Tamatsukuri
N18 谷町六丁目 (1.3 km)
(1.0 km) 森ノ宮 N20
所在地 大阪市天王寺区玉造本町1-2
駅番号  N19 
所属事業者 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
所属路線 長堀鶴見緑地線
キロ程 5.7 km(大正起点)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
7,172人/日(降車客含まず)
-2023年-
乗降人員
-統計年度-
14,110人/日
-2023年-
開業年月日 1996年平成8年)12月11日
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島式ホーム1面2線を持つ地下駅。改札口は森ノ宮寄りの1か所のみ。

当駅はドーム前千代崎管区駅に所属し、谷町六丁目駅が管轄している。

当駅(地下鉄駅)のテーマは「勾玉」である。薄い紫とグレーを基調とした和風のデザインであり、コンコースの壁画は難波宮などをモチーフにした「過去から未来への時間の旅」となっている。ホーム壁面は和紙を思わせるデザイン。コンコースには、勾玉をデザインした方位盤を設置している。

森ノ宮側には直角のカーブがある。

のりば

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番線 路線 行先
1   長堀鶴見緑地線 森ノ宮京橋鶴見緑地門真南方面[14]
2 谷町六丁目心斎橋ドーム前千代崎大正方面[14]

利用状況

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  • JR西日本 - 2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員15,298人である。
  • 大阪市高速電気軌道 - 2023年11月7日の1日乗降人員は14,110人(乗車人員:7,172人、降車人員:6,938人)である[利用客数 1]

各年度の1日乗降・乗車人員は下表のとおりである。

  • JRのデータは1日平均乗車人員である。
  • 大阪市営地下鉄のデータは交通量調査に基づく特定の1日の乗降・乗車人員である。
年度 JR西日本 大阪市高速電気軌道[注 1] 出典
1日平均
乗車人員
特定日
調査日 乗降人員 乗車人員
1990年(平成02年) 20,692

[* 1]
1991年(平成03年) 21,103 [* 2]
1992年(平成04年) 21,264 [* 3]
1993年(平成05年) 21,223 [* 4]
1994年(平成06年) 20,922 [* 5]
1995年(平成07年) 20,807 [* 6]
1996年(平成08年) 20,484 [* 7]
1997年(平成09年) 18,968 - [* 8]
1998年(平成10年) 18,354 11月10日 9,356 5,013 [* 9]
1999年(平成11年) 17,808 - [* 10]
2000年(平成12年) 17,386 - [* 11]
2001年(平成13年) 17,058 - [* 12]
2002年(平成14年) 16,741 - [* 13]
2003年(平成15年) 16,869 - [* 14]
2004年(平成16年) 16,758 - [* 15]
2005年(平成17年) 16,721 - [* 16]
2006年(平成18年) 16,853 - [* 17]
2007年(平成19年) 16,739 11月13日 11,741 5,997 [* 18]
2008年(平成20年) 16,588 11月11日 12,483 6,375 [* 19]
2009年(平成21年) 16,152 11月10日 12,877 6,519 [* 20]
2010年(平成22年) 16,071 11月09日 12,217 6,150 [* 21]
2011年(平成23年) 16,034 11月08日 12,442 6,282 [* 22]
2012年(平成24年) 16,039 11月13日 12,942 6,512 [* 23]
2013年(平成25年) 16,203 11月19日 12,734 6,444 [* 24]
2014年(平成26年) 16,101 11月11日 13,663 6,927 [* 25]
2015年(平成27年) 16,445 11月17日 13,910 6,997 [* 26]
2016年(平成28年) 16,588 11月08日 14,663 7,427 [* 27]
2017年(平成29年) 16,857 11月14日 14,969 7,553 [* 28]
2018年(平成30年) 16,919 11月13日 14,953 7,505 [* 29]
2019年(令和元年) 17,006 11月12日 14,698 7,447 [* 30]
2020年(令和02年) 13,827 11月10日 13,056 6,602 [* 31]
2021年(令和03年) 14,340 11月16日 12,997 6,591 [* 32]
2022年(令和04年) 15,298 11月15日 13,811 7,007 [* 33]
2023年(令和05年) 11月7日 14,110 7,172

駅周辺

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名勝・旧跡など

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文教施設

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商業施設・金融機関

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近年、スーパーマーケットが急増している。

主な企業

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バス路線

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「玉造」停留所にて、大阪シティバスの路線が発着する。

隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
  大阪環状線
大和路快速・区間快速・関空快速・紀州路快速・快速・直通快速・普通
鶴橋駅 (JR-O04) - 玉造駅 (JR-O05) - 森ノ宮駅 (JR-O06)
大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
  長堀鶴見緑地線
谷町六丁目駅 (N18) - 玉造駅 (N19) - 森ノ宮駅 (N20)

脚注

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記事本文

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注釈

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  1. ^ 2017年度までは大阪市営地下鉄。

出典

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  1. ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、121頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '98年版』ジェー・アール・アール、1998年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-119-8 
  3. ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(ニュースリリース) - 西日本旅客鉄道(2003年8月30日付)
  4. ^ 石戸諭(2014年3月17日). “ビエラ玉造:駅ビルも車両型 あす開業”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  5. ^ “JR西日本 玉造駅リニューアル着手”. 交通新聞 (交通新聞社). (2017年9月11日) 
  6. ^ 「大阪環状線改造プロジェクト」進行中 玉造駅リニューアル工事が完了します! ~駅ナカに8つの店舗がオープン~』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2019年7月12日https://www.westjr.co.jp/press/article/2019/07/page_14497.html2019年7月13日閲覧 
  7. ^ “JR玉造駅リニューアル フードコート本格オープン”. 大阪日日新聞. (2019年9月1日). オリジナルの2019年9月1日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190901090600/https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190901/20190901027.html 2019年10月21日閲覧。 
  8. ^ “玉造駅リニューアル完了”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2019年9月6日) 
  9. ^ 会社概要”. JR西日本交通サービス. 2019年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月21日閲覧。
  10. ^ a b 玉造駅 | 駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2024年10月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月2日閲覧。
  11. ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 02号 大阪駅・神戸駅・鶴橋駅ほか77駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年8月12日、27頁。 
  12. ^ a b 玉造駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月17日閲覧。
  13. ^ 『大阪環状線改造プロジェクト』進行中 大阪環状線発車メロディ全駅曲目決定! - 西日本旅客鉄道ニュースリリース 2015年3月16日
  14. ^ a b 玉造|Osaka Metro”. Osaka Metro. 2023年1月17日閲覧。

利用状況

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地下鉄の統計データ
  1. ^ 路線別乗降人員(2020年11月10日 交通調査)” (PDF). Osaka Metro. 2021年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月8日閲覧。
大阪府統計年鑑
  1. ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
  2. ^ 大阪府統計年鑑(平成4年) (PDF)
  3. ^ 大阪府統計年鑑(平成5年) (PDF)
  4. ^ 大阪府統計年鑑(平成6年) (PDF)
  5. ^ 大阪府統計年鑑(平成7年) (PDF)
  6. ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
  7. ^ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
  8. ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
  9. ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
  10. ^ 大阪府統計年鑑(平成12年) (PDF)
  11. ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
  12. ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
  13. ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
  14. ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
  15. ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
  16. ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
  17. ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
  18. ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
  19. ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
  20. ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
  21. ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
  22. ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
  23. ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
  24. ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
  25. ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
  26. ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
  27. ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
  28. ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
  29. ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
  30. ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
  31. ^ 大阪府統計年鑑(令和3年) (PDF)
  32. ^ 大阪府統計年鑑(令和4年)PDF
  33. ^ 大阪府統計年鑑(令和5年)PDF

関連項目

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外部リンク

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