玉田弘毅
日本の法学者・弁護士
玉田弘毅(たまだ ひろたけ、1926年11月29日 - 2015年11月22日)は、日本の法学者。専門は、民法学・物権法。特に共同所有の法理・マンション関係法・区分所有法。弁護士。明治大学名誉教授。
来歴
編集北海道旭川市出身。千葉県立千葉中学校卒業。1949年明治大学予科卒業。1951年司法試験合格。1952年明治大学法学部法律学科(旧制)卒業。司法修習生を経て、1954年弁護士登録。尾中勝也法律事務所入所。1955年同法律事務所を退所し、明治大学法学部助手。1957年明治大学法学部専任講師に就任。1960年助教授。1965年教授。1982年法学部長(~1984年)。1984年明治大学評議員(~1988年)。1996年明治大学定年退職。同名誉教授。清和大学法学部教授。2003年清和大学退職。清和大学法学部非常勤講師(~2010年)。
この他、財団法人マンション管理センター理事(1985年-2001年)、マンション管理士試験委員などを歴任[1]。
平成27年11月22日、死去。享年88[2]。
主要著書
編集- 『物権法論』(啓文社 1962年初版・1963年改訂)
- 『建物区分所有権法』森泉章, 半田正夫と共編(一粒社 1975年)
- 『マンションの法律』(編著 一粒社 1978年初版・1991年第4版)
- 『建物区分所有法:現在的状況とその分析』(住宅新報社 1980年)
- 『住宅私法の研究』(一粒社 1982年)
- 『ケーススタディ土地の有効活用:ビル事業のノウハウ』蒲池紀生と共編(有斐閣 1989年)
- 『民法小辞典』(編著 住宅新報社 1992年初版・2009年3訂版)
- 『区分所有法入門 マンションビジネス必須知識』(東京法令出版 1996年初版・2002年改訂新版)
- 『高齢化社会の法律・経済・社会の研究』入江信子, 吉田忠雄, 安蔵伸治と共著(信山社出版 1996年)
- 『マンションの裁判例』米倉喜一郎と共編(有斐閣 1997年初版・1999年第2版)
- 『私たちの生活と法』野上修市、山下輝彦、藤本公明と共編(成文堂 2002年初版・2006年補訂版)
- 『マンション管理方式の多様化への展望』大杉麻美、冨田路易、齊藤広子と共著(大成出版社 2009年)
脚注
編集- ^ 以上につき、『法学論叢 第68巻第3・4・5合併号』(明治大学法律研究所、1996年2月)pp.405-410
- ^ 明治大学法曹会・会員訃報のお知らせ