物初大観
物初大観(もっしょ たいかん)は、南宋後期に活動した臨済宗大慧派の禅傑である。大慧下4世。
物初大観 | |
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嘉泰元年6月10日 - 咸淳4年6月17日 (1201年7月18日 - 1268年7月28日) | |
生地 |
慶元府鄞県横渓 (浙江省寧波市鄞州区横渓鎮) |
没地 | 慶元府広利禅寺 |
宗派 | 臨済宗大慧派 |
寺院 |
法相禅院、顕慈禅寺、象田興教禅院 智門禅院、教忠報国禅寺、広利禅寺 |
師 | 北礀居簡 |
弟子 | 晦機元煕 |
著作 | 物初賸語 |
生涯
編集慶元府鄞県横渓で誕生した。俗姓は陸氏。道場山の北海悟心に就いて出家し、北礀居簡の法を嗣いだ。淳祐元年(1241年)に臨安府法相禅院に住したのを初めとして、安吉州顕慈禅寺、紹興府象田興教禅院、慶元府智門禅院、大慈山教忠報国禅寺、阿育王山鄮峰広利禅寺に歴住して大慧派の宗風を広めた。咸淳4年6月17日(1268年7月28日)示寂。語録に物初和尚語録があり、文集として物初賸語が編まれた。法嗣に晦機元煕がいる。
参考文献
編集- 禅学大辞典編纂所 編 『新版 禅学大辞典』p.788 1985年
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