津和野駅

島根県鹿足郡津和野町後田にある西日本旅客鉄道の駅

津和野駅(つわのえき)は、島根県鹿足郡津和野町後田にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山口線である。

津和野駅
駅舎(2017年5月)
つわの
Tsuwano
船平山 (10.1 km)
(3.2 km) 青野山
地図
所在地 島根県鹿足郡津和野町後田
北緯34度28分21.37秒 東経131度46分25.76秒 / 北緯34.4726028度 東経131.7738222度 / 34.4726028; 131.7738222座標: 北緯34度28分21.37秒 東経131度46分25.76秒 / 北緯34.4726028度 東経131.7738222度 / 34.4726028; 131.7738222
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 山口線
キロ程 62.9 km(新山口起点)
電報略号 ツワ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
140人/日(降車客含まず)
-2020年-
開業年月日 1922年大正11年)8月5日[1]
備考 簡易委託駅[2]
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「山陰の小京都」と称される観光の町、津和野の玄関口の駅で、蒸気機関車C57 1およびD51 200が牽引する快速「SLやまぐち号」の終着駅である。

歴史

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駅構造

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津和野町観光協会による簡易委託駅[2]島式ホーム1面2線を有し、交換設備を有する地上駅駅舎は上り線東側にあり、そこから跨線橋がホームの益田寄りに繋がっている。

構内には蒸気機関車転車台があり、また、留置線も数線設けられている。駅前には、D51 194が静態保存されている。

のりば

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のりば 路線 方向 行先
2 山口線 上り 山口新山口方面
3 下り 益田浜田方面
付記事項
  • 1番線は2番線の駅舎寄りに隣接した線路であるが、乗降設備は設けられておらず、列車の留置などで使われている。「SLやまぐち号」は一旦この留置線に客車を留置した後に機関車のみ方向転換のために転車台へ向かう。
  • 2・3番線共片方向の入線・出発しか対応しておらず、ホームでの列車の折返しは出来ない。当駅止まりの列車は留置線に入る形となる。
  • 2002年1月時点では当駅発の最終は22時で行き違いを行っていた。[11]

駅弁

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昭和40年代から弁当製造会社「くぼた」が駅弁を販売していたが、駅改修工事に伴って2021年5月末に営業を終了[12]。その後、復活の要望があり、2021年7月17日と18日に駅弁販売を実施し、以後は販売日について検討することになった[12]

2022年8月1日現在の駅弁は下記の通りとなっている[13]

  • 幕の内弁当(予約販売)
  • 山菜弁当つわぶき(季節弁当:10月1日 - 翌年5月末日までの販売)
  • かしわめし弁当

ただし、JTB時刻表 2024年3月号には津和野駅の駅弁の掲載は無い。かつては、JR時刻表に掲載されていた。

利用状況

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1日平均の乗車人員は140人である(2020年度)[14]。2004年度は411人、1994年度は596人、1984年度は873人だった。

近年の1日平均乗車人員は以下の通り。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1999 508
2000 503
2001 501
2002 498
2003 468
2004 411
2005 360
2006 337
2007 309
2008 307
2009 276
2010 252
2011 255
2012 231
2013 179
2014 197
2015 233
2016 228
2017 226
2018 196
2019 190
2020 140

駅周辺

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旧・津和野町の中心部に立地しており周辺には観光名所や観光客向け店舗・宿泊施設などが多い。駅前を島根県道13号萩津和野線が通り、駅の東側約200メートルを津和野川が山口線に並行して流れ、その川向こうを国道9号が並行する。

バスのりば

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路線バス

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高速バス

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隣の駅

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快速「SLやまぐち号」の終着駅であるほか、特急スーパーおき」もこの駅に停車する。いずれも隣の停車駅については各列車記事を参照のこと。

西日本旅客鉄道(JR西日本)
山口線
船平山駅 - 津和野駅 - 青野山駅

位置情報

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脚注

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  1. ^ a b c 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 7号、13頁
  2. ^ a b c 津和野町観光協会事務所移転並びに津和野駅切符販売再開のお知らせ”. 津和野町観光協会 (2022年8月6日). 2022年8月6日閲覧。
  3. ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、288頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  4. ^ 『蒸気機関車』vol.27 p.70 キネマ旬報社
  5. ^ 交建設計・駅研グループ、1996、『駅のはなし 明治から平成まで』改訂初版、成山堂書店 ISBN 4-425-76032-8 p. 206
  6. ^ 広島鉄道管理局 昭和50年代史 編さん委員会 編『広島鉄道管理局 昭和50年代史』日本国有鉄道広島鉄道管理局、1986年3月31日、379頁。 
  7. ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 7号、15頁
  8. ^ 山陰線(須佐〜奈古駅間)、山口線(地福〜津和野駅間)の運転再開見込みなどについて - 西日本旅客鉄道プレスリリース、2014年7月16日
  9. ^ a b 津和野駅|駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2021年11月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月19日閲覧。
  10. ^ リニューアルした津和野駅で防犯訓練 駅開業100年控え観光客増に備え”. 中国新聞 (2022年8月1日). 2022年8月1日閲覧。
  11. ^ 交通新聞社 JR時刻表 2002年1月号
  12. ^ a b 津和野駅の駅弁復活 DLやまぐち号運転再開で”. 朝日新聞 (2021年7月18日). 2022年8月1日閲覧。
  13. ^ 津和野駅の駅弁”. 駅弁図鑑 西日本編. 2022年8月1日閲覧。
  14. ^ 島根県統計書 - 島根県

参考文献

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  • 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「山口線・美祢線・宇部線・小野田線・岩徳線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第7号、朝日新聞出版、2009年8月23日。 

関連項目

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外部リンク

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