水嶋ヒロ

日本の俳優・小説家・起業家・映像プロデューサー

水嶋 ヒロ(みずしま ヒロ、1984年4月13日 - )は、日本俳優小説家実業家YouTuber

みずしま ヒロ
水嶋 ヒロ
本名 齋藤 智裕(さいとう ともひろ)
生年月日 (1984-04-13) 1984年4月13日(40歳)
出生地 日本の旗 日本東京都
身長 180 cm[1]
血液型 AB型
職業 俳優小説家実業家YouTuber
ジャンル テレビドラマ映画CM
活動期間 2004年 -
配偶者 絢香2009年 - )
事務所 研音2004年 - 2010年
A stAtion2011年 - 2016年
株式会社 3rd i connections(2016年 - )
公式サイト 水嶋ヒロ OFFICIAL WEB SITE
主な作品
テレビドラマ
仮面ライダーカブト
花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜
メイちゃんの執事
MR.BRAIN
東京DOGS
映画
劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE
ドロップ
BECK
黒執事
受賞
日本アカデミー賞
その他の賞
第5回 ポプラ社小説大賞
KAGEROU
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YouTube
チャンネル
活動期間 2019年 -
ジャンル エンターテインメント
登録者数 21.9万人[2]
総再生回数 820.6万回[2]
チャンネル登録者数・総再生回数は
2021年11月1日時点。
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俳優以外にも多岐にわたるコンテンツのプランニングやディレクションおよびクリエイターとしても活動している[3][注釈 1][注釈 2]。妻はシンガーソングライター絢香

来歴

幼少期 - 学生時代

幼少時代から小学校卒業までをスイスチューリッヒのインターナショナルスクールへ通っていた帰国子女であり、英語が堪能である[5]スイスで暮らしていたころは日本人というだけで差別いじめに遭う経験もしたという[6]

中学入学に合わせ日本に帰国、桐蔭学園中学校・高等学校に入学。中・高ではサッカー部に所属し、高校3年生の時に出場した第81回全国高等学校サッカー選手権大会ではレギュラーのMFとして活躍。同期生の阿部祐大朗[注釈 3]らの活躍もありベスト4に進出したが、長崎県立国見高等学校との準決勝では平山相太などにゴールを決められて敗退している。高校卒業後は慶應義塾大学環境情報学部 (SFC) に進学したが、高校時代のケガの影響もあってサッカーは続けなかった。2008年3月に大学を卒業。

芸能活動

大学在学中の2004年、自分の将来やりたいことや目標を見つけるために一人で海外へ留学してみようと思い、その資金集めのため、何かいいアルバイトがないか探していたところ、仲が良かった芸能関係の仕事をしていた大学の先輩からモデルの仕事を紹介され、ファッションモデルとしての仕事を始めた。それからしばらくの間モデルの仕事をしていたが、ある日芸能事務所の人から声をかけられ、所属していたモデル事務所ギグマネジメントジャパンから研音へと移籍した[7][8]

テレビ初出演は、『くりぃむナントカ』の「合コン日本シリーズ」(2004年11月23日、30日放送)で、2005年にドラマ『ごくせん』で速水もこみちバーターでモブ生徒役で出演し、俳優として本格的にデビューした。

その後、数々のドラマに端役・脇役などで出ていたが、2006年1月29日から2007年1月21日に放送された『仮面ライダーカブト』では主人公の仮面ライダーカブト/天道総司役を演じ、さらに翌年放送の『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』にも出演し、注目を浴びた。以降、『絶対彼氏〜完全無欠の恋人ロボット〜』『Room Of King』『メイちゃんの執事』『MR.BRAIN』『東京DOGS』などに出演。

2010年にはエランドール賞新人賞を受賞し、映画『ドロップ』で第33回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞している[9]2014年公開の主演映画『黒執事』では、本名の齋藤 智裕名義として共同プロデューサーも務めている[10]2015年8月、アメリカのテレビドラマ『GIRLS/ガールズ』のシーズン5に出演することが明らかとなった[11]

俳優以外での活動は2010年小説KAGEROU』で第5回ポプラ社小説大賞を受賞。2011年には、原作・脚本を手掛け自ら特別出演もしたミュージックビデオSilent Scream』が、SSFF&ASIA 2011 ミュージックShort部門 優秀賞を受賞している[注釈 4]

2019年11月、YouTubeチャンネル「Hiro Mizushima」を開設。チャンネル登録者数は約21万9千人(2021年11月時点)。

私生活

2009年2月22日、シンガーソングライターの絢香と結婚[12]2015年6月19日に第1子長女が誕生し[13]2019年10月19日に第2子次女が誕生した[14]

研音からの退社・独立

2010年9月20日をもって所属事務所「研音」を退社。事務所側はその理由を執筆活動に専念するためと発表した。これにより、芸能界引退・小説家に転身、と各報道機関によって報じられたが、水嶋本人は2010年9月23日放送の『めざましテレビ』において芸能界引退を否定した(映像や文書ではなく、同番組のフジテレビアナウンサーであり、友人の中村光宏を通じた伝言である)。また同じ日に放送された『情報プレゼンター とくダネ!』では総合司会の小倉智昭が、親交のある水嶋の妻・絢香から前日に受け取ったメールの要約を伝えた。その内容は『めざましテレビ』で報道された水嶋ヒロの引退を否定する発言とも一致している。

第5回ポプラ社小説大賞受賞

同年10月31日、本名の齋藤智裕(応募時は「齋藤智」としている)名義で執筆した処女小説『KAGEROU』により、第5回ポプラ社小説大賞を受賞したと発表・報道された[15]。同賞はエンターテインメント小説を対象とする文学賞で、第2回から第4回まで大賞受賞者がいないため二人目の大賞受賞者となった[16]。水嶋は6月に芸名も肩書も伏せたまま原稿を投稿し、大賞決定後に編集者が「齋藤智裕」に会いに行った際に初めて作者が水嶋だったと分かったという[注釈 5]。なお、特別賞を受賞した浜口倫太郎が会見で同席した際に「イケメンの上に、性格もいい」と自身のブログで印象を述べている[18]。また、第8回『このミステリーがすごい!』大賞の隠し玉でデビューした作家の七尾与史は『KAGEROU』を読んで、「僕はあんまり水嶋ヒロという青年を知らなかったんですが、この小説を通して一気に好きになってしまいました」と語っている[19]

所属事務所移籍

2016年4月から夫婦で経営・所属していた株式会社A stAtionから独立し自らが代表を務める株式会社3rd i connectionsを設立。株式会社じげんの“CLO”(=チーフ・ライフスタイル・オフィサー)に就任したことを発表した[20]。同年9月、旅行業マゼラン・リゾーツ・アンド・トラスト株式会社(本社・金沢市)のブランディングディレクターに就任[21]

人物

性格・特徴

  • 自身が演じてた役柄などからクールなイメージを持たれることが多いが、トーク番組やバラエティ番組に出ている時は天然ボケぶりを披露することが多く、共演者からもよく「天然」や「抜けている」と言われることが多々ある[22]
  • 音楽が好きで、たまの休日には自宅にある楽器や機材などで友人と音遊びなどをしたりしている[8]
  • 月9ドラマ『東京DOGS』では役作りのため、髭を伸ばした。またこのころ、まゆ毛が薄くなっているのは主演映画『BECK』の役のためにまゆ毛を抜いたためである[23]

エピソード・交友関係

  • フジテレビアナウンサー中村光宏とは出身大学が同じの同期生で現在のように二人が有名人になる前からの友人同士であった。中村がフジテレビに入社した2007年に「いつか一緒の番組で共演しよう」と約束を結んでおり、そして、2010年8月25日放送の『森田一義アワー 笑っていいとも!』コーナー「テレフォンショッキング」にてこれが実現し、このエピソードを明かした[24]
  • また、中村と同じくフジテレビアナウンサーの斉藤舞子と、水嶋ヒロの姉は同じ大学の同級生で昔はよく水嶋家へ遊びに行っていたため、水嶋のことをデビュー前からよく知っていて、よく可愛がっていたとのこと。なお、水嶋の姉は2000年度の準ミス慶應である(この年のグランプリを獲ったのは、日本テレビアナウンサーの鈴江奈々[25]
  • 以前にドラマ・映画などで共演した木村拓哉品川祐とも一緒に食事に行ったり、自宅に招かれたりと交流があり仲が良い。主演映画『BECK』の撮影では練習のため、木村拓哉から愛用のギターを貸してもらった[24]
  • 自身の出世作となった作品である『仮面ライダーカブト』の主人公・天道総司役は、一部のファンからは黒歴史扱いされていると噂が流れていたが、本人は2019年のInstagramで否定している。またこの時、『メイちゃんの執事』で共演しライダーとしては後輩に当たる、佐藤健がサプライズで出演を果たした映画『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』になぜ出演しなかったのかに対するファンの質問においては「そもそもオファーを貰ってないから検討のしようがない」と答え「俺も健と同じく天道が原点。黒歴史なんて思っていないよ」と発言し「当時俺を選んでくれたプロデューサー陣、育ててくれた石田、長石、田村、田﨑監督や他スタッフ、特撮ファンの皆にはずっと感謝してる」と語り「映画の大成功を祈る。観るね」と発言している[26]

出演

テレビドラマ

映画

配信ドラマ

バラエティ

CM

PV

ゲーム

吹き替え

ナレーション

著書

  • KAGEROU(2010年12月15日、ポプラ社ISBN 978-4591122457
  • 水嶋ヒロ1st写真集「Hiro」
  • HIROMODE
  • 水嶋ヒロ2nd写真集「With You」
  • 水嶋ヒロ3rd写真集「Water Island〜PEACE」

作品

その他の活動

  • 新雑誌「GLOBAL WORK」(年2回)に編集長として携わる(2011年3月31日創刊)
  • GIRL NEXT DOOR 「Silent Scream」MV(2011年4月13日リリース)〜ミュージックビデオの原作・脚本を手掛け、自身も特別出演する。同作はアカデミー賞公認の国際短編映画祭ショートショートフィルムフェステバル&アジア2011ミュージックShort部門に出品され、優秀賞を受賞。

脚注

注釈

  1. ^ 作家としての名義は本名である「齋藤 智裕(さいとう ともひろ)」を用いている[4]
  2. ^ 以前は非公開としていた。
  3. ^ 阿部はU-17サッカー日本代表に選ばれ、在学中に横浜F・マリノスJ1リーグ戦にデビューしていた。 高校卒業後は2003年横浜F・マリノスに入団し、その後徳島ヴォルティスなどへの移籍を経て、2011年J2ガイナーレ鳥取でプレーしたのを最後に現役を引退した。なお、2011年のJ2開幕戦となった徳島 - 鳥取戦ではスカイパーフェクTVによる試合中継の中では水嶋から阿部への応援コメントが紹介されている。
  4. ^ GIRL NEXT DOOR 「Silent Scream」MV(2011年4月13日リリース)〜ミュージックビデオの原作・脚本を手掛け、自身も特別出演する。同作はアカデミー賞公認の国際短編映画祭ショートショートフィルムフェステバル&アジア2011ミュージックShort部門に出品され、優秀賞を受賞。
  5. ^ 水嶋は研音所属時に本名などを一切公表していなかった[17]

出典

  1. ^ アナザースカイ 再会編 vol.2 | 水嶋ヒロ オフィシャルブログ Powered by Ameba
  2. ^ a b Hiro Mizushima YouTubeランキング”. ユーチュラ. 2021年11月1日閲覧。
  3. ^ 水嶋ヒロが雑誌の編集長に就任! 「ムーブメントを生み出せるんじゃないか」(2011年4月3日時点のアーカイブ) - マイコミジャーナル、2011年3月30日。
  4. ^ 小説『KAGEROU』より。
  5. ^ “水嶋ヒロ|オリコン芸能人事典”. ORICON STYLE (オリコン). (2010年12月16日). https://www.oricon.co.jp/prof/382136/ 2017年3月9日閲覧。 
  6. ^ 水嶋ヒロ、涙で壮絶過去&家族への想いを語る 2014年01月11日 00時24分 提供:モデルプレス
  7. ^ 東映ヒーローネット 水嶋ヒロ インタビュー(2009年2月14日時点のアーカイブ
  8. ^ a b 『smartFACE』・水嶋ヒロ
  9. ^ 【日本アカデミー賞】新人俳優賞・水嶋ヒロ、映画製作にも意欲”. ORICON NEWS (2010年3月5日). 2021年5月24日閲覧。
  10. ^ 『FLIX plus 2014 vol.13』プロフィール欄参照
  11. ^ a b 水嶋ヒロ、海外ドラマ初出演! 『GIRLS』に英語せりふで挑む”. ORICON (2015年8月18日). 2015年8月19日閲覧。
  12. ^ 水嶋ヒロ・絢香、2ショット会見で結婚報告 絢香はバセドウ病を告白、年内で休業へ”. eltha (2009年4月3日). 2015年6月19日閲覧。
  13. ^ 絢香、第1子女児を無事出産 水嶋ヒロがパパに”. ORICON STYLE (2015年6月19日). 2015年6月19日閲覧。
  14. ^ “水嶋ヒロ&絢香夫妻に第2子次女誕生「子育て精一杯楽しみます」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2019年10月19日). https://www.oricon.co.jp/news/2146925/full/ 2019年10月19日閲覧。 
  15. ^ 第5回ポプラ社小説大賞・受賞作 より、ポプラ社
  16. ^ “水嶋ヒロさんにポプラ社小説大賞 賞金は2千万円”. asahi.com (朝日新聞社). (2010年11月1日). オリジナルの2010年11月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20101102185050/http://www.asahi.com/culture/update/1101/TKY201010310356.html 
  17. ^ “水嶋ヒロさん、小説大賞賞金2000万円を辞退”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2010年11月1日). オリジナルの2010年11月4日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/20101104070739/http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20101101-OYT1T00917.htm 
  18. ^ 水嶋ヒロVS奈良の名探偵コナン ポプラ小説大賞記者会見編|作家・りんたろうの教えて!透明先生
  19. ^ 『KAGEROU』読みました(2014年1月18日時点のアーカイブ
  20. ^ “水嶋ヒロ、株式会社じげんの“CLO”に就任 芸能以外の活動も本格化へ”. シネマトゥデイ. (2016年5月26日). https://www.cinematoday.jp/news/N0083042 2016年5月27日閲覧。 
  21. ^ About Us COMPANY NEWS - マゼラン・リゾーツ・アンド・トラスト株式会社、2016年9月10日
  22. ^ 仮面ライダーカブト 水嶋ヒロ インタビュー(2006年4月6日時点のアーカイブ
  23. ^ 「BECK」の水嶋ヒロが見せた役者魂、原作に近づけるため「眉毛をブチブチ抜いた」(2010年11月20日時点のアーカイブ) - ハリウッドチャンネル、2010年9月1日。
  24. ^ a b 2010年8月25日放送『笑っていいとも!』”. TVでた蔵 (2010年8月25日). 2014年9月21日閲覧。
  25. ^ 黒執事・水嶋ヒロの英語は本物!実はネイティブスピーカーだったという真実。”. 英語ができない人のための通信講座. 2014年9月21日閲覧。
  26. ^ 水嶋ヒロ、仮面ライダーは「黒歴史なんて思ってないよ」”. ナリナリドットコム (2018年12月24日). 2023年1月21日閲覧。
  27. ^ バイリンガル・イケメンの水嶋ヒロが、超人ハルク!『インクレディブル・ハルク』声優に抜てき!”. シネマトゥデイ (2008年6月24日). 2021年3月31日閲覧。

関連項目

外部リンク