毬藻えり
毬藻 えり(まりも えり、6月3日[1]- )は、日本の女優。元宝塚歌劇団星組トップ娘役。
東京都府中市出身[1]。身長161cm[1]。血液型B型。本名:鴫原薫(しぎはら かおる)。宝塚歌劇団時代の愛称は、本名から「シギ」[1]。
来歴・人物
編集1981年3月、67期生として宝塚歌劇団に入団。入団時の成績は7番。同年『宝塚春の踊り』で初舞台を踏む。同期生には、女優の北原遥子(元娘役スター、日本航空123便墜落事故で死去)、黒木瞳(1982年 - 1985年まで月組トップ娘役)、涼風真世(1991年 - 1993年まで月組トップスター)、真矢みき(1995年 - 1998年まで花組トップスター)、演劇プロデューサー、活弁士、日本舞踊講師の幸風イレネ(現在のイレネ飯田)、梨花ますみがいる。峰さを理のトップ時代には、新進娘役として新人公演やバウホールのヒロインを多数経験した。
1989年、南風まいの退団後日向薫の相手役として星組トップ娘役に就任。中日公演の『戦争と平和』ヒロイン・ナターシャを経て、大劇場公演『春の踊り/ディガ・ディガ・ドゥ』でお披露目。1991年の『紫禁城の落日』を最後に、日向と共に退団。2番手娘役時代には紫苑ゆうと組み、娘役トップに就任してからは、長身の日向に似合う娘役を演じた。
退団後は芸能界に転じ、主に舞台を中心に活躍。中でも松平健主演の舞台公演で、過去多数の出演回数を持つ。近年は結婚および出産・育児などあり活動をセーブしている。
新人公演ヒロイン
- 『アルジェの男』(1983年) 本役:姿晴香
- 『我が愛は山の彼方に』(1984年) 本役:湖条れいか
- 『哀しみのコルドバ』(1985年) 本役:湖条れいか
- 『西海に花散れど』(1985年) 本役:南風まい
- 『レビュー交響曲』(1986年) 本役:南風まい
- 『紫子』(1987年) 本役:南風まい
バウホールヒロイン
- 『パペット・午前0時の人形たち』(1986年)
- 『蒼いくちづけ・ドラキュラ伯爵の恋』(1987年)
二番手娘役時代
星組トップ娘役時代
- 『戦争と平和』<中日公演>(1989年)
- 『春の踊り・恋の花歌舞伎/ディガ・ディガ・ドゥ』(1989年)
- 『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』(1989年)
- 『シチリアの風』(1989年)<バウホール公演>
- 『メイフラワー/宝塚レビュー'90』(1990年)
- 『アポロンの迷宮/ジーザス・ディアマンテ〜夢の王の夢〜』(1990年)
- 『パル・ジョーイ』(1991年)<バウホール公演>
- 『恋人たちの肖像/ナルシス・ノアール』(1991年)
- 『紫禁城の落日』(1991年)
宝塚歌劇団退団後の活動
編集舞台
編集- 「スカーレット」(1996年、帝国劇場) - アン・ハンプトン
- 「クレオパトラ」(1997年、日生劇場)
- 「晶子曼陀羅」(1998年、帝国劇場)
- 「サウンド・オブ・ミュージック」(1998年、日生劇場)
ラジオドラマ
編集- 青春アドベンチャー「アナスタシア・シンドローム」(マーガレット・カルー)
- 青春アドベンチャー「アリアドニの遁走曲」(クレア)
- 青春アドベンチャー「バイオレンス・ジャック」(ユリ/スラムクィーン)
- 青春アドベンチャー「秘密の友人」(アガサ)
- 青春アドベンチャー「盗まれた街」(ベッキー)
- 青春アドベンチャー「優しすぎて、怖い」(ジェーン)
- 青春アドベンチャー「ランドオーヴァーPART2『魔術師の大失敗』」(ナレーション)
脚注
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