歴史読本
KADOKAWAが発行していた歴史雑誌
『歴史読本』(れきしどくほん) は、KADOKAWAが発行する日本の歴史専門雑誌。2015年3月号までは月刊、同年4月より季刊。同年10月6日発売の2015年秋号を最後に休刊[1]。略称は歴読・れきどく。編集はKADOKAWAのブランドカンパニーである中経出版。新人物往来社が長く発行していた。
歴史読本 | |
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愛称・略称 | 歴読 |
ジャンル | 歴史学 |
刊行頻度 | 月刊 → 季刊 |
発売国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
出版社 |
新人物往来社(1956年 - 2013年) 中経出版(2013年 - 2015年) KADOKAWA(2015年) |
刊行期間 | 1956年 - 2015年10月6日(2015年秋号) |
沿革
編集内容
編集以前はテーマごとに歴史小説風の読み物記事を数本掲載し、その他『史学雑誌』の「回顧と展望」のように、学会報告・論文解題・歴史文学紹介など、歴史学を一般に紹介する記事を毎月掲載していた。
現在ではテーマごとに特集を組み、テーマに沿って専門家が一般向けにわかりやすい史論を述べ、それに一般向けの歴史シンポジウム、新発見の歴史資料の解説などが加わった、歴史専門雑誌と論文誌の中間のような形態をとっている。例えば、2011年10月号では、「消えた名家・名門の謎」という特集で、日本史上一時代を築いたが、やがて滅んだ名家を取り上げている。巻頭に総論をおき、その後に武田家・大内家等の滅んだ名家についての史論が掲載されている。
巻頭グラビアでは、歴史関係のポップカルチャー(大河ドラマ・歴史物のアニメーション等)を取り上げることが多い。
全体的に、同じ歴史専門雑誌の「歴史街道」に比べ、やや固めの記事が多いが、購読者層が研究者ないしその予備軍である「史学雑誌」「日本歴史」「歴史学研究」程ではない。
連載
編集- 日本史ピンからキリ探訪(ニホンシピンカラキリタンポー) - くらはしかん作、2000年1月号~2006年12月号
その他
編集出典
編集- ^ a b “中経出版「歴史読本」 59年の歴史に幕を下ろす”. ねとらぼ (アイティメディア株式会社). (2015年10月7日) 2015年10月7日閲覧。