武田奈也
武田 奈也(たけだ なな、1988年12月21日[2] - )は、日本の元フィギュアスケート選手(女子シングル)。2006年全日本ジュニア選手権優勝、2007年NHK杯3位。
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2007年GPNHK杯の表彰台に立つ武田奈也 | ||||||||||||||
生誕 |
1988年12月21日(36歳) 東京都 | |||||||||||||
身長 | 167 cm | |||||||||||||
出身校 |
日本橋女学館中学校・高等学校 早稲田大学 | |||||||||||||
選手情報 | ||||||||||||||
代表国 | 日本 | |||||||||||||
所属クラブ | 早稲田大学 | |||||||||||||
引退 | 2011年[1] | |||||||||||||
ISUパーソナルベストスコア | ||||||||||||||
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人物
編集東京都出身。日本橋女学館中学校・高等学校卒業[3]。2007年4月から早稲田大学スポーツ科学部に入学、2011年3月、同大学を卒業。大学の同級生には福原愛(のちに大学を中退)や竹下百合子がいて、よくメールのやり取りをしていたという[4]。
2018年5月12日、アイスホッケーのレッドイーグルス北海道所属の選手である山田虎太朗と入籍[5]。
2020年4月29日、第一子を出産[6]。
経歴
編集1994年世界フィギュアスケート選手権で優勝した佐藤有香を見て憧れ、5歳のときにスケートを始めた[7]。1999-2000シーズンの全日本ノービス選手権Bクラスで優勝。2002-2003シーズンよりISUジュニアグランプリ (JGP) に参戦。2004-2005シーズンにはJGPハルビンで初優勝し、JGPファイナルに進出した。2006-2007シーズンもJGPファイナルに駒を進め、全日本ジュニア選手権では初優勝を果たした。
2007-2008シーズンよりシニアに上がり、ISUグランプリシリーズに参戦した。NHK杯では3位となった。だが、かねてより痛めていた足首の状態が悪化し、2008-2009シーズンのカップオブロシアを辞退。ユニバーシアードでは2位になるも、足首の状態がさらに悪化し、表彰台から遠ざかっていた。
2011年10月16日、早稲田大学の稲門祭での中野友加里とのトークショーで引退を発表した。
明治神宮アイススケート場を拠点にコーチ兼振り付け師として活動していたが、2020年からは苫小牧を拠点としている[8]。
技術・演技
編集長身を生かしたダイナミックな演技を持ち味とする[9]。ループ、トウループを得意とする一方、ルッツ[10]やフリップ、サルコウは不得意である。3回転-3回転のコンビネーションジャンプは、トウループ-トウループやサルコウ-ループなど、何種類かで練習している[4][10]。ビールマンスピンも得意とする[11]。
主な戦績
編集大会/年 | 00-01 | 01-02 | 02-03 | 03-04 | 04-05 | 05-06 | 06-07 | 07-08 | 08-09 | 09-10 | 10-11 |
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全日本選手権 | 10 | 9 | 7 | 6 | 6 | 9 | 棄権 | ||||
GPNHK杯 | 3 | ||||||||||
GPスケートカナダ | 6 | 9 | |||||||||
フィンランディア杯 | 13 | ||||||||||
ユニバーシアード | 2 | ||||||||||
世界Jr.選手権 | 4 | 9 | |||||||||
全日本Jr.選手権 | 13 | 9 | 8 | 5 | 7 | 2 | 1 | ||||
JGPファイナル | 8 | 5 | |||||||||
JGP台湾杯 | 2 | ||||||||||
JGPハルギタ杯 | 2 | 1 | |||||||||
JGPクロアチア杯 | 2 | ||||||||||
JGPタリン杯 | 4 | ||||||||||
JGPハルビン | 1 | ||||||||||
JGPソフィア杯 | 6 | ||||||||||
JGPスケートスロバキア | 17 |
詳細
編集2010-2011 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2010年12月24日-27日 | 第79回全日本フィギュアスケート選手権(長野) | 20 42.82 |
棄権 | - |
2009-2010 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2009年12月26日-27日 | 第78回全日本フィギュアスケート選手権(門真) | 12 54.54 |
7 104.27 |
9 158.81 |
2009年10月8日-11日 | 2009年フィンランディア杯(ヴァンター) | 13 41.79 |
14 71.74 |
13 113.53 |
2008-2009 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2009年2月18日-28日 | 第24回ユニバーシアード冬季競技大会(ハルビン) | 2 53.20 |
2 99.71 |
2 152.91 |
2008年12月25日-27日 | 第77回全日本フィギュアスケート選手権(長野) | 4 57.82 |
5 106.91 |
6 164.73 |
2008年10月31日-11月2日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(オタワ) | 8 45.14 |
9 83.79 |
9 128.93 |
2007-2008 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2007年12月26日-28日 | 第76回全日本フィギュアスケート選手権(大阪) | 9 49.34 |
4 108.63 |
6 157.97 |
2007年11月29日-12月2日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(仙台) | 5 55.06 |
3 99.77 |
3 154.83 |
2007年11月1日-4日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(ケベックシティ) | 6 52.02 |
6 96.03 |
6 148.05 |
2006-2007 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | 予選 | SP | FS | 結果 |
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2007年2月26日-3月4日 | 2007年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(オーベルストドルフ) | - | 15 41.76 |
7 84.67 |
9 126.43 |
2006年12月27日-29日 | 第75回全日本フィギュアスケート選手権(名古屋) | - | 9 51.78 |
7 101.12 |
7 152.90 |
2006年12月7日-10日 | 2006/2007 ISUジュニアグランプリファイナル(ソフィア) | - | 8 38.93 |
4 86.51 |
5 125.44 |
2006年11月25日-26日 | 第75回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(広島) | - | 1 48.66 |
2 88.42 |
1 137.08 |
2006年10月10日-14日 | ISUジュニアグランプリ 台湾杯(台北) | - | 4 41.77 |
2 84.32 |
2 126.09 |
2006年9月21日-24日 | ISUジュニアグランプリ ハルギタ杯(ミエルクレア=チュク) | - | 2 41.64 |
1 78.25 |
1 119.89 |
2005-2006 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | 予選 | SP | FS | 結果 |
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2006年3月6日-12日 | 2006年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(リュブリャナ) | 2 94.90 |
16 38.94 |
3 90.15 |
4 129.09 |
2005年12月23日-25日 | 第74回全日本フィギュアスケート選手権(東京) | - | 10 50.50 |
8 99.26 |
9 149.76 |
2005年12月10日-11日 | 第74回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(長野) | - | 2 48.38 |
1 95.50 |
2 143.88 |
2005年10月6日-9日 | ISUジュニアグランプリ クロアチア杯(ザグレブ) | - | 3 46.09 |
1 88.79 |
2 134.88 |
2005年9月14日-17日 | ISUジュニアグランプリ タリン杯(タリン) | - | 7 40.29 |
3 89.19 |
4 129.48 |
2004-2005 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2004年12月2日-5日 | 2004/2005 ISUジュニアグランプリファイナル(ヘルシンキ) | 9 38.70 |
6 78.28 |
8 116.98 |
2004年11月20日-21日 | 第73回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(横浜) | 13 37.37 |
6 82.60 |
7 119.97 |
2004年10月12日-17日 | ISUジュニアグランプリ ハルギタ杯(ミエルクレア=チュク) | 5 41.22 |
2 80.76 |
2 121.98 |
2004年9月16日-19日 | ISUジュニアグランプリ ハルビン(ハルビン) | 1 49.35 |
2 85.38 |
1 134.73 |
2003-2004 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2004年3月10日-13日 | 2004年ムラドストトロフィー ジュニアクラス(ザグレブ) | 2 | 1 | 1 |
2003年12月25日-26日 | 第72回全日本フィギュアスケート選手権(長野) | 10 | 10 | 10 |
2003年11月22日-23日 | 第72回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(京都) | 5 | 5 | 5 |
2003年9月11日-13日 | ISUジュニアグランプリ ソフィア杯(ソフィア) | 2 | 7 | 6 |
2002-2003 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2002年11月23日-24日 | 第71回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(名古屋) | 10 | 7 | 8 |
2002年10月3日-6日 | ISUジュニアグランプリ スケートスロバキア(ブラチスラヴァ) | 17 | 16 | 17 |
2001-2002 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2001年11月23日-24日 | 第70回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(東京) | 12 | 8 | 9 |
プログラム
編集シーズン | SP | FS | EX |
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2009-2010 | エル・クンバンチェロ 作曲:ラファエル・エルナンデス 振付:阿部奈々美 |
アランフェス協奏曲 作曲:ホアキン・ロドリーゴ |
シングル・レディース 歌:ビヨンセ |
2008-2009[12][13][14] | タンゲーラ[15] 作曲:マリアーノ・モーレス 振付:阿部奈々美[16] アーティストリー・イン・リズム 作曲:スタン・ケントン 振付:トム・ディクソン |
白鳥の湖 作曲:ピョートル・チャイコフスキー 振付:阿部奈々美[16] |
ハイスクール・ミュージカル 振付:宮本賢二 エレジー[17] 振付:宮本賢二 |
2007-2008[18][19] | タンゲーラ 作曲:マリアーノ・モーレス 振付:阿部奈々美[16] |
秋によせて 作曲:ラウル・ディ・ブラシオ 振付:阿部奈々美[16] |
エイント・ノー・アザー・マン ボーカル:クリスティーナ・アギレラ 振付:阿部奈々美[16] |
2006-2007[20] | ミッドナイトガーデン by ボンド |
ジェラシー 作曲:ヤコブ・ゲーゼ タンゴ・デ・ロス・エクシラドス 演奏:ヴァネッサ・メイ 振付:阿部奈々美[21] |
今夜熱く燃えて エブリバディ・ダンス・ナウ! 作曲:カイリー・ミノーグ |
2005-2006[2] | ミッドナイトガーデン by ボンド 振付:阿部奈々美[21] |
秋によせて 作曲:ラウル・ディ・ブラシオ |
アイ・ゴッチュー 作曲:ルーペ・フィアスコ |
2004-2005 | リベルタンゴ 作曲:アストル・ピアソラ |
ラストエンペラー[22][23] 作曲:坂本龍一 振付:佐藤紀子 |
シカゴ 作曲:ジョン・カンダー |
脚注
編集- ^ 武田が引退=フィギュア女子時事通信、2011/11/12
- ^ a b 『フィギュアスケート選手名鑑 2006』新書館、2005年12月、p.23
- ^ 『ファンブック2009』p.48
- ^ a b 『日本女子フィギュアスケートキャラクターブック 2008-2009』マガジンハウス、2008年10月、p.32
- ^ “「2018.05.12 本日、入籍致しました。 …」”. Instagram. 2021年5月31日閲覧。
- ^ “「2020.04.29 . 予定日ぴったりに元気な男の子を出産しました…」”. Instagram. 2021年5月31日閲覧。
- ^ ナナスマイル 飛躍誓う 武田奈也(フィギュアスケート)
- ^ “苫小牧で指導者へ 元フィギュアスケーター武田奈也さん | 渡邉 美希”. NHK北海道. 2023年3月30日閲覧。
- ^ 18歳武田 魅力なな色『読売オンライン』2007年12月7日更新
- ^ a b 『ファンブック2009』p.45
- ^ 斎藤貴子編『フィギュアスケート07-08シーズンフラッシュバック』実業之日本社、2008年3月、p.37
- ^ 『フィギュアスケートDays Plus 2008-2009女子シングル読本』ダイエックス出版出版、2008年9月、pp.35-36
- ^ 『日本女子フィギュアスケートキャラクターブック 2008-2009』p.31
- ^ 『ファンブック2009』p.91
- ^ 全日本選手権から前シーズンのプログラムに戻した。
- ^ a b c d e 「フィギュアスケート振付師ファイル」『フィギュアスケートDays vol.8』ダイエックス出版、2009年2月、pp.76-77
- ^ 「賢二と喋ろうよ! 第7回 武田奈也」『フィギュアスケートDays vol.9』ダイエックス出版、2009年4月、pp.40-45
- ^ 『2008-2009女子シングル読本』p.37
- ^ 『ファンブック2009』p.47
- ^ 境田優「2006全日本フィギュアスケート選手権レポート」『フィギュアスケートDays vol.2』DAI-X出版、2007年3月、pp.36-47
- ^ a b 青嶋ひろの「振付師に聞く 第4回 阿部奈々美」『フィギュアスケートDays vol.3』DAI-X出版、2007年5月、p.66-69
- ^ 『ファンブック2009』p.86
- ^ 『Cutting Edge 2008 日本男子フィギュアスケートオフィシャルファンブック』DAI-X出版、2007年12月、p.81
外部リンク
編集- 国際スケート連盟による武田奈也のバイオグラフィー
- 日本スケート連盟によるプロフィール
- 早稲田スポーツ
- トラロックエンターテインメント株式会社 - マネージメント会社
- 武田奈也 オフィシャルブログ 「奈也ブログ」 powered by Ameba:(2012年6月-)
- Nana Takeda (@nanapeeeee67) - Instagram