植村 栄治(うえむら えいじ、1949年(昭和24年)10月17日 - )は、日本法学者。専門は行政法学位は、博士(法学)東京大学論文博士・1992年)・博士(学術)放送大学・2018年)。慶應義塾大学法科大学院教授・大東文化大学法科大学院教授を歴任。元国家公務員試験I種試験委員(多肢式、2006年)、新司法試験考査委員(行政法、2006年(平成18年) - 2007年(平成19年))を務めていたが、新司法試験漏洩疑惑(不起訴)により解任。曽祖父は資産家の本多静六

経歴

編集

学歴

編集

職歴

編集

新司法試験類題提示疑惑

編集

2007年2月から3月まで、慶應義塾大学の法科大学院生と修了生を対象に、新司法試験論文式試験対策のための答案練習会を7回開いたが[1]、この際に使われた問題には、当年度の本試験(同年5月)に出題された論点と類似した論点に関する出題が存在した。この間、植村は新司法試験考査委員であったため問題漏洩の疑いが指摘された。なお、考査委員は、問題漏洩の疑いを抱かれぬようにするため、答案練習会の開催を控えることが申し合わされている。

同年6月29日、法務省は、植村を新司法試験考査委員から解任した[2]。考査委員の解任は、・新司法試験を通じて初めてである。同年8月3日、慶應義塾は植村の新司法試験考査委員としての不適切な行為について謝罪、同日付の植村の退職願を受理している。しかしこれには教授と言う立場上、講義と類似した論点が出題される事はむしろ当然であり、出題した部分に漏洩等の違法性があれば起訴・有罪は確実であったにもかかわらず不起訴であった事から、無実であるにもかかわらず実質的な「火消し」の為の不条理な解任であるとの批判も多い。[要出典]

公職・委員等

編集

著書

編集

脚注

編集
  1. ^ 新司法試験考査委員の慶大教授、事前に類似内容講義 - 日本経済新聞 2007年6月23日東京版夕刊11面
  2. ^ 平成19年新司法試験に対する措置について - 法務省大臣官房人事課

関連項目

編集

外部リンク

編集