栃本翔平
栃本 翔平(とちもと しょうへい、1989年12月21日 - )は、北海道札幌市出身の元ノルディックスキージャンプの選手である。
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基本情報 | |||||||||||||||||||||||||||
愛称 | とっちー | ||||||||||||||||||||||||||
誕生日 | 1989年12月21日(35歳) | ||||||||||||||||||||||||||
出身地 |
日本 北海道札幌市 | ||||||||||||||||||||||||||
選手情報 | |||||||||||||||||||||||||||
クラブ | 雪印メグミルク | ||||||||||||||||||||||||||
使用メーカー | Fluege.de | ||||||||||||||||||||||||||
最高記録 |
223.0 m ヴィケルスン 2016年2月14日(予選) | ||||||||||||||||||||||||||
ワールドカップ | |||||||||||||||||||||||||||
シーズン | 2006 - 2020年 | ||||||||||||||||||||||||||
優勝回数 | 0 | ||||||||||||||||||||||||||
他の表彰台 | 0 | ||||||||||||||||||||||||||
表彰台獲得数 | 0 | ||||||||||||||||||||||||||
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最終更新日:2023年5月21日 |
来歴
編集札幌市立藤野小学校、札幌市立藤野中学校[1]、北海道尚志学園高等学校(現北海道科学大学高等学校)を経て、2008年から雪印乳業(2011年吸収合併により雪印メグミルク)に所属する。
小学3年生の時から札幌ジャンプ少年団に所属し[1] 同い年の伊藤謙司郎と多くの大会でタイトルを分け合ってきた。地元で開催された2007年ノルディックスキー世界選手権札幌大会ではラージヒル個人戦で日本チーム最高の16位、団体戦では銅メダル獲得に貢献。その後のノルディックスキージュニア世界選手権では個人、団体共に銀メダルを獲得した。
2007年のサマーグランプリ白馬大会は1日目2位、2日目優勝の成績を挙げた。翌2008年のジュニア世界選手権では個人戦1本目首位に立ったものの2本目逆転されまたしても銀メダルに終わった。
2009年のチェコ・リベレツで行われた世界選手権では、個人ラージヒルでは30位以内に入れなかったため2本目に進めず、34位に終わったが、団体では1本目123.5m、2本目では127.0mの大ジャンプを決めて、日本の2大会連続銅メダル獲得の立役者となった。
2010年バンクーバーオリンピックの代表に小中学校の時に同級生だったスノーボードの工藤洸平と共に選ばれ出場[1]、ノーマルヒルでは1回目で37位となり2回目のジャンプには進めなかった[2]。ラージヒルでも45位で2本目に進めず、葛西紀明・伊東大貴・竹内択と組んだ団体戦では5位だった。
2012年1月7日の第53回雪印メグミルク杯全日本ジャンプ大会で、宮の森ジャンプ競技場のバッケンレコードを更新する104.0m(従来の記録は102.5m)を記録。
2017年2月4日の第29回UHB杯ジャンプ大会で大倉山ジャンプ競技場のバッケンレコードに並ぶ146.0m(冬季の現プロフィールでは新記録)を記録、史上初めて大倉山と宮の森のバッケンレコードの同時保持者となる。
2021年は国内公式戦で6年ぶりに優勝[3]の他、2位1回、3位1回など安定して上位の成績を収めた。
2023年3月に現役を引退し[4]、雪印メグミルクを退社。その後竹内択の「team taku」コーチ兼マネージャーに就任した[5]。
主な成績
編集国際大会
編集オリンピック
編集- 2010年バンクーバーオリンピック( カナダ)
- 個人ノーマルヒル 37位
- 個人ラージヒル 45位
- 団体 5位(伊東大貴、竹内択、栃本翔平、葛西紀明)
世界選手権
編集- 2007年札幌大会( 日本)
- 男子個人ラージヒル 16位
- 男子団体ラージヒル 3位(栃本翔平、岡部孝信、伊東大貴、葛西紀明)
- 2009年リベレツ大会( チェコ)
- 男子個人ラージヒル 34位
- 男子団体ラージヒル 3位(栃本翔平、岡部孝信、伊東大貴、葛西紀明)
- 2011年オスロ大会( ノルウェー)
- 男子個人ノーマルヒル 31位
フライング世界選手権
編集- 2008年オーベルストドルフ大会( ドイツ)
- 個人 25位
- 団体 7位(伊東大貴、葛西紀明、竹内択、栃本翔平)
- 2012年ヴィケルスン大会( ノルウェー)
- 個人 39位
- 団体 5位(渡瀬雄太、栃本翔平、竹内択、伊東大貴)
- 2014年ハラホフ大会( チェコ)
- 個人 32位
ジュニア世界選手権
編集- 2005年ロヴァニエミ大会( フィンランド)
- 男子個人 32位
- 男子団体 8位(伊藤謙司郎、船渡裕太、栃本翔平、竹内択)
- 2006年クラーニ大会( スロベニア)
- 男子個人 5位
- 男子団体 3位(栃本翔平、佐々木悠兵、外山直也、伊藤謙司郎)
- 2007年タルヴィジオ大会( イタリア)
- 男子個人 2位
- 男子団体 2位(栃本翔平、長南翼、原田侑武、伊藤謙司郎)
- 2008年ザコパネ大会( ポーランド)
- 男子個人 2位
- 男子団体 5位(伊藤謙司郎、作山憲斗、細田将太郎、栃本翔平)
ワールドカップ
編集- 最高順位 6位
シーズン | 順位 | ポイント |
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2005/06 | . | 0 |
2007/08 | 35. | 109 |
2008/09 | 35. | 107 |
2009/10 | 32. | 124 |
2010/11 | 28. | 165 |
2011/12 | 57. | 23 |
2012/13 | . | 0 |
2013/14 | 79. | 3 |
2014/15 | 46. | 79 |
2015/16 | 55. | 22 |
2018/19 | . | 0 |
2019/20 | 73. | 2 |
サマーグランプリ
編集- 通算 優勝1回、2位1回
シーズン | 順位 | ポイント |
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2007 | 7. | 273 |
2008 | 22. | 92 |
2009 | 25. | 74 |
2010 | 13. | 156 |
2011 | 40. | 55 |
2012 | . | 0 |
2014 | 20. | 103 |
2015 | 14. | 162 |
2016 | . | 0 |
2017 | . | 0 |
2018 | 22. | 88 |
2019 | 56. | 17 |
コンチネンタルカップ
編集- 通算 3位2回
シーズン | 夏 | 冬 | 通算 | |||
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順位 | ポイント | 順位 | ポイント | 順位 | ポイント | |
2005/06 | – | – | 56. | 89 | – | – |
2006/07 | – | – | 35. | 183 | – | – |
2007/08 | 12. | 144 | – | – | – | – |
2012/13 | . | 0 | – | – | – | – |
2013/14 | – | – | 130. | 6 | 166. | 6 |
2017/18 | – | – | 90. | 22 | 123. | 22 |
2018/19 | – | – | 33. | 189 | 45. | 189 |
2019/20 | 30. | 123 | 33. | 151 | 32. | 274 |
国内大会
編集- 第42回 全国中学校スキー大会 - 優勝
- 第46回 雪印杯全日本ジャンプ大会ジュニア組 - 優勝
- 第18回 全国高等学校選抜スキー大会 - 優勝
- 第62回 国民体育大会冬季大会スキー競技会少年の部 - 優勝
- 第76回 宮様スキー大会国際競技会少年組ラージヒル - 優勝
- 第48回 雪印杯全日本ジャンプ大会少年組 - 優勝
- 第9回 伊藤杯シーズンファイナル大倉山ナイタージャンプ大会 - 優勝
- 第9回 名寄サンピラー国体記念サマージャンプ大会 - 優勝
- 第57回 HBCカップジャンプ競技会 - 優勝
- 第53回、56回 雪印メグミルク杯全日本ジャンプ大会成年組 - 優勝
- 第60回 STVカップスキージャンプ競技大会男子組 - 優勝
脚注
編集- ^ a b c “親友 ジャンプ栃本選手・スノボ工藤選手”. 朝日新聞 (2010年2月2日). 2010年2月14日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “伊東の15位が最高=葛西17位、金1号はアマン”. 時事通信 (2010年2月14日). 2010年2月14日閲覧。
- ^ “伊藤有希、貫禄の大ジャンプも初戦飾れず「力不足」”. 日刊スポーツ (2021年1月10日). 2021年3月22日閲覧。
- ^ “【ジャンプ】栃本翔平&原田侑武が引退会見 ともに18日大倉山ナイターが現役ラストジャンプ”. 日刊スポーツ (2023年3月18日). 2023年5月21日閲覧。
- ^ [1]