松野 正子(まつの まさこ、1935年7月12日 - 2011年12月21日)は、日本児童文学作家翻訳家

来歴・人物

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愛媛県出身。早稲田大学第一文学部国文科卒業後、コロンビア大学大学院で図書館学を学ぶ。

帰国後は創作・翻訳活動を行う。 主な作品に『ふしぎなたけのこ』(福音館書店)、『こぎつねコンとこだぬきポン』(童心社)、『かぎのすきな王さま』(童心社)、『かみなりのちびた』(理論社)、『こぎつねキッコ』シリーズ(小峰書店)など多数あり、アリソン・アトリーなど英米児童文学の翻訳書も多数。

1987年、『りょうちゃんとさとちゃんのおはなし』で第34回産経児童出版文化賞大賞、路傍の石幼少年文学賞受賞。

創作活動の傍ら大阪YMCA専門学校など吹田市を中心に講演活動を行った。梅花女子大学非常勤講師も務めた。

2011年12月21日、膵臓がんのために死去[1]。76歳没。

著書

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  • 『ふしぎなたけのこ』(福音館書店、<こどものとも>傑作集) 1966.9
  • 『ぼくのきんぎょ』(童心社) 1972
  • 『なきたろう』(文研出版) 1974
  • 『かくれんぼうさぎ』(文研出版) 1975
  • 『かみなりのちびた』(理論社) 1976.1、のちフォア文庫
  • 『こぎつねコンとこだぬきポン』(童心社) 1977.9、のちフォア文庫
  • 『あるくのがきらいな王さまのはなし』(PHP研究所) 1978.9
  • 『かぎのすきな王さま』(童心社) 1979.4、のちフォア文庫
  • 『らいおんごうがんばれ!』(サンリード) 1980.2
  • 『こうさぎけんたとホットケーキ』(童心社) 1981.6、のちフォア文庫
  • 『ももとこだぬき』(大日本図書) 1981.9
  • 『ガムをたべたかばのはな』(理論社) 1982.6、のちフォア文庫
  • 『くるくるぐるぐる』(童心社、母と子のえほん) 1984.1
  • 『ねこ』(童心社、母と子のえほん) 1984.1
  • 『りんご』(童心社、母と子のえほん) 1984.1
  • 『ちょこまかくまさんとのっそりくまさん』(ひかりのくに) 1985.6
  • 『がらくたひめ』(童心社、おはなしの花たば) 1991.1
  • 『かさ』(福音館書店) 1992.2
  • 『ありがとうを三つ』(大日本図書) 1992.1
  • 『きみのうちどっち?』(佼成出版社) 1992.3
  • 『おしょうがつ』(教育画劇、行事のえほん1) 1992.11
  • 『かんすけさんとふしぎな自転車』(大日本図書) 1995.10
  • 『キクときくちゃん』(童心社) 1995.11
  • 『もうおきるかな?』(福音館書店、0.1.2.えほん) 1998.6
  • 『こうさぎけんたのたからさがし』(童心社、絵本・ともだちあつまれ) 2002.6
  • 『ヒヨドリのピピのおはなし』(教育画劇) 2005.4
  • 『こうさぎけんたのへんそう』(童心社、絵本・こどものひろば) 2006.4
  • 『よくきたね』(福音館書店、0.1.2.えほん) 2009.6

「りょうちゃんとさとちゃんのおはなし」

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  • 『ねんどのぞうのはなくらべ』(大日本図書、りょうちゃんとさとちゃんのおはなし) 1985.12
  • 『森のうそくいどり』(大日本図書、りょうちゃんとさとちゃんのおはなし) 1985.12
  • 『しゃぼんだまにのって』(大日本図書、りょうちゃんとさとちゃんのおはなし) 1986.4
  • 『つみきのびょういん』(大日本図書、りょうちゃんとさとちゃんのおはなし) 1986.5
  • 『どろたぬきゆきうさぎ』(大日本図書、りょうちゃんとさとちゃんのおはなし) 1986.8

「キッコ」シリーズ

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  • 『こぎつねキッコ』(童心社 、キッコシリーズ) 1985.10
  • 『こぎつねキッコ えんそくのまき』(童心社、キッコシリーズ) 1988.4
  • 『こぎつねキッコ うんどうかいのまき』(童心社、キッコシリーズ) 1989.7
  • 『こぎつねキッコ あめふりのまき』(童心社、キッコシリーズ) 1993.6

「おかあさんとこいぬ」

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  • 『おちちをくっくっ』(童心社、おかあさんとこいぬ1) 1993.7
  • 『いたずらこいぬ』(童心社、おかあさんとこいぬ2) 1993.7
  • 『よぼうちゅうしゃ』(童心社、おかあさんとこいぬ3) 1993.7

翻訳

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  • 『ちいさな騎士』(エリザベス・ジョンソン、学習研究社) 1969
  • 『ジャンケットがんばる』(アン・H・ホワイト、学習研究社) 1969
  • 『すてきなうちはないかしら』(ピー・ディー・イーストマン、日本パブリッシング) 1969
  • 『がんばれウィリー』(ジリアン・エイブリ、岩波書店) 1977.7
  • 『はじめてのおてつだい』(ジャネット・マクネイル、岩波書店) 1979.5
  • 『おとうさんねこのおくりもの』(メアリー・チャルマーズ、福音館書店) 1980.8
  • 思い出のマーニー』(ジョーン・G・ロビンソン、岩波少年文庫) 1980.11
  • 『町にきたドラゴンたち』(ジャネット・マクネイル、岩波書店) 1981.6
  • 『ジェイコブとフクロウ』(エイダとフランク・グレアム、大日本図書、世界のどうわ) 1983.7
  • 『いばりんぼうのカラス』(バーナーディット・ワッツ、岩波書店) 1988.5
  • 『ゴリラが1ぴき』(アツコ・モロズミ、岩波書店) 1992.6
  • ギルガメシュ王ものがたり』(ルドミラ・ゼーマン、岩波書店) 1993.7
  • 『ギルガメシュ王のたたかい』(ルドミラ・ゼーマン、岩波書店) 1994.6
  • 『ギルガメシュ王さいごの旅』(ルドミラ・ゼーマン、岩波書店) 1995.10
  • 『ロージー、いえでをする』(マリアン・マクドナルド、冨山房) 1993.9
  • 『ロージー、はがぬける』(マリアン・マクドナルド、冨山房) 1993.9
  • 『となかいはなぜサンタのそりをひく?』(モー・プライス、岩波書店) 1994.11
  • 『ビリーはもうすぐ1ねんせい』(ローレンス・アンホールト、岩波書店) 1997.5
  • 『時の旅人』(アリソン・アトリー、岩波少年文庫) 1998.3
  • 『ラベンダーのくつ』(アリスン・アトリー、福音館書店) 1998.4
  • 『すえっこメリーメリー』(ジョーン・G・ロビンソン、大日本図書) 1999.7
  • 『くつなおしの店』(アリスン・アトリー、福音館書店) 2000.6
  • 『農場にくらして』(アリソン・アトリー、上條由美子共訳、岩波少年文庫) 2000.6
  • 『モファット博物館』(エレナー・エスティス、岩波少年文庫) 2005.1

脚注

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  1. ^ 訃報:松野正子さん76歳=児童文学作家、翻訳家 毎日新聞) 2011年12月28日閲覧。[リンク切れ]

関連項目

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