松岡亜音
松岡 亜音(まつおか あのん、2005年11月19日 - )は、日本の女子プロサーファー。サーフィンコーチでサーフショップDakini Surf & Beachのオーナー・松岡秀雄は、父である。
松岡 亜音 | |
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人物 | |
生誕 |
松岡 亜音(まつおか あのん) 2005年11月19日(19歳) 千葉県 |
愛称 | アノンちゃん |
居住地 | 千葉県 |
身長 | 1.56 m (5 ft 1+1⁄2 in) |
経歴・人物
編集千葉県南房総市の千倉海岸でサーフショップを営む両親の影響で、0歳から海と戯れ、3歳のときにボディーボード、4歳のときサーフィンを始める[2]。
10歳のとき単身渡米、カリフォルニア州で修業を積む。現地の大会には自分よりも年下の選手も出場しており、刺激を受ける。また、「自分だけじゃないんだ」と思えたことは力になっている。その後LOST surfboards Japanのサポートを得る[2][3]。
2018年、一般社団法人日本サーフィン連盟(NSA)のポイントランキングで「ウイメンズオープン」の総合第2位を記録[4]。2019年には同第4位[5]。
2019年、国際サーフィン連盟(ISA)世界ジュニア選手権の「U16 Girls」部門の日本代表に選出される。中塩佳那・都築虹帆とともに団体銅メダルを獲得[3]。この年、第1回JAPAN OPEN最終リザルト第9位。
2021年4月、N高等学校入学。4月7日の入学式では新入生代表として宣誓を述べる[6]。2022年のインタビューによると、レポートは「英語は早く終わるんですけど、苦手な数学は溜まりがちです(笑)」[1]
2021年9月6日、JPSAさわかみチャレンジシリーズのプロクラストライアルに合格、プロ転向。その3日後の9月9日、茨城県東茨城郡大洗町で開催された「さわかみチャレンジシリーズ 第25回茨城サーフィンクラシック さわかみ杯 -Challenge II-」で優勝[7]。
2022年6月、インドネシアで開催された世界プロサーフィン連盟の大会ニアス・プロの「ジュニアの部」優勝[1]。
その他
編集整体師の宮腰圭は、父の知り合いである。2歳半のとき頭蓋骨の治療を受けたが、本人は覚えていない[8]。
メディア出演
編集テレビ
編集- 『ミライ☆モンスター』(フジテレビ、2018年9月23日)
- 『出没!アド街ック天国』(テレビ東京、2019年7月6日)[9]
- 『めざましテレビ』(フジテレビ、2022年4月29日)[10]
- 『都会を出て暮らそうよ』(BSテレ東、2022年9月14日)
ラジオ
編集- 『OCEAN TRIBE』(bayfm、2022年4月23日)[11]
戦績
編集(特に断らない限り出典:[12])
2017年
編集- WSL ASIA Women's Junior Tour年間ランキング 16位
- [WSL] [WJUN] Ichinomiya Isumi Pro Junior Surfing Governor's Cup 13位
- NSA公認AA 白浜スプリングCUP ガールズ&ウィメンクラス 優勝
- 千葉チャンピオンシップ U12GROMクラス 優勝
- カリフォルニア @ sunbum menefune surf fest girls 11&12 優勝
- ハワイ NORTH SHORE HALEIWA menefune surfing championship 10-12girls 6位
- オーストラリア RIPCURL GROM SEARCH 12&under girls 優勝
2018年
編集- WSL ASIA Women's Junior Tour年間ランキング 9位
- [NSA] 第53回全日本サーフィン選手権大会(ガールズ) 3位
- [WSL] [WJUN] Minami Boso Junior Pro 9位
- [WSL] [WJUN] Ise Shima Pro Junior 9位
- NSA公認 A SURF MEET ONJUKU OPEN WOMENクラス 優勝
- カリフォルニア @ surfwsa #1 san onofre state park U14girl 優勝
2019年
編集- WSL ASIA Women's Junior Tour年間ランキング 7位
- WSL Women's Qualifying Series年間ランキング 180位
- [WSL][WQS] Ichinomiya Chiba Open 9位
- [NSA] 第27回ジュニアオープンサーフィン選手権大会(ガールズ) 2位
- [NSA] 第54回全日本サーフィン選手権大会(ガールズ) 2位
- [WSL] [WJUN] WJC Asia Championship 7位
- NSA公認 AA KI SURFING GAMES ガールズ&ウィメンズクラス 優勝
2020年
編集- 第28回ジュニアオープンサーフィン選手権大会(2020)出場
- JUNIOR OPEN SURFING CHAMPIONSHIP2020 2位
- 白渚fe グロムチャレンジ2020 GIRLSクラス優勝
2021年
編集- 9月6日 JPSAさわかみチャレンジシリーズのプロクラストライアル プロ合格
- 9月8日 JPSAさわかみチャレンジシリーズ第2ラウンドを1位通過
- 9月9日 JPSAショートボード第3戦「さわかみチャレンジシリーズ 第25回茨城サーフィンクラシック さわかみ杯 -Challenge II-」※プロクラストライアルからの参戦で優勝
- 10月21日 JPSA第4戦ムラサキ鴨川オープン 3位入賞
- 11月18日 JPSA第5戦ALL JAPAN 田原プロ 3位入賞
- 11月19日 2021 JPSAショートボード女子グランドチャンピオン、2021 JPSAショートボード女子ルーキオブザイヤーのダブル受賞
2022年
編集- 3月19日 WSLアジアオープン チャレンジカップ U16 ガール 2位
- 3月19日 JAPAN OPEN of SURFING トライアル WOMENS 1位
- 3月22日 WSLアジアオープン WOMENS PRO JUNIOR 優勝
- 3月27日 WSLアジアオープン QS1000 WOMENS 5位
- 3月30日 JAPAN OPEN of SURFING WOMENS 5位
- 4月6日 JPSAさわかみ一宮プロ WOMENS 5位
- 4月17日 NSAジュニアオープンサーフィン選手権 ガールズ 2位
- 4月22日 ISA世界ジュニア選手権 U18 GIRLS 日本代表内定
- 4月23日 JASA NEXT GENERATION AWARDS/SURFING 受賞
- 5月27日 - 6月5日 ISAワールドジュニアサーフィンチャンピオンシップU18GIRL 19位、団体6位
- 6月11日 - 17日 WSL KRUI PRO WWQS5000 17位、WOMENS PRO JUNIOR 5位
- 6月22日 - 28日 WSL NIAS PRO WWQS5000 3位、WOMENS PRO JUNIOR 1位
出典
編集- ^ a b c Number 2022, p. 3.
- ^ a b 南房総市 2021, p. 4.
- ^ a b 南房総市 2021, p. 6.
- ^ “2018年度ポイントランキング統合”. 一般社団法人日本サーフィン連盟. 2023年10月26日閲覧。
- ^ “2019年度ポイントランキング統合”. 一般社団法人日本サーフィン連盟. 2023年10月26日閲覧。
- ^ “ようこそN高6期生、S高1期生! N高等学校・S高等学校 隈研吾さん設計のVR空間で入学式を挙行”. 学校法人角川ドワンゴ学園 (2021年4月23日). 2023年10月26日閲覧。
- ^ 「15歳松岡亜音強豪プロ抑え優勝!!」『スポニチ』2021年9月22日。
- ^ 宮腰圭 (2022年9月16日). “BSテレ東 南房総特集!”. 館山暮らし 千葉最南端にあるリゾート地「館山」での南房総ライフ. 2023年11月9日閲覧。
- ^ “南房総 2019年7月6日”. tv-tokyo.co.jp. 2023年11月9日閲覧。
- ^ “File.1126 松岡亜音”. TVでた蔵. 2023年11月9日閲覧。
- ^ “松岡亜音ちゃんがスタジオにきてくれました!”. bayfm.co.jp. 2023年11月9日閲覧。
- ^ “RECORD 2017年~2022年”. 松岡亜音公式サイト. 2023年6月3日閲覧。
参考文献
編集- 「FACE 松岡亜音(サーフィン)」『Number』第43巻第15号、文藝春秋、2022年8月25日、EAN 4910268540827。
- 「未来のオリンピアンにインタビュー 千倉の海から世界へ!」『広報みなみぼうそう』第178号、南房総市、2021年1月14日。