松久淳
経歴
編集月刊誌編集者を経て、フリーの編集者・ライターに。書籍以外に、雑誌の特集、ムック、映画パンフレットなども多く手がける。
1999年にエッセイ『男の出産』で単行本デビュー。
2000年に小説『天国の本屋』を発表。発売時の売れ行きは芳しくなく、在庫品となっていたものを岩手県盛岡市「さわや書店」店長が偶然読んで感動し、独自に宣伝して評判を広めたことによりロングセラーとなった。
『天国の本屋』も含め、「松久淳+田中渉」という筆名のコンビ作家としても活動している。
2010年、第13回みうらじゅん賞受賞。みうらじゅんの語り下ろし本の執筆も多数手がけている。
サタミシュウ名義の著作がある。
主な作品
編集「松久淳」著作
編集- 男の出産 1999(河出書房新社/新潮文庫)
- 愛があるから大丈夫 2003(主婦の友社)
- ヤング晩年 2003(小学館)
- 愛の教訓 2004(小学館)
- マリコはたいへん! 2006(小学館/小学館文庫)
- 彼女が望むものを与えよ 2007(光文社) *サタミシュウに名義変更し2018年文庫化。
- どうでもいい歌 2010(小学館)
- 中級作家入門 2014(角川書店)
- もういっかい彼女 2016(小学館)
- 猫の話をそのうちに 2017(小学館)
- 走る奴なんて馬鹿だと思ってた 2019(山と渓谷社)
「松久淳+田中渉」著作
編集- 天国の本屋 2000(かまくら春秋社/新潮文庫)
- 天国の本屋 うつしいろのゆめ 2002(木楽舎/新潮文庫)
- 天国の本屋 恋火 2002(小学館/小学館文庫/新潮文庫)
- プール 2002(小学館)
- 四月ばーか 2003(講談社/講談社文庫)
- 白いお別れ 2003(幻冬舎/幻冬舎文庫)*文庫刊行時「ホワイトグッドバイ」から改題
- ラブコメ 2004(小学館/小学館文庫)
- ウォーターマン 2005(講談社)
- ストーリー&テリング 2006(小学館/小学館文庫)
- ラブかストーリー 2007(小学館)
- あの夏を泳ぐ 天国の本屋 2008(新潮社/新潮文庫)
- ふしぎ自転車チャリィ 2008(小学館)
- かみつき 2014(扶桑社)
- 麻布ハレー 2017(誠文堂新光社)
- きっと嫌われてしまうのに 2017(双葉社)
「サタミシュウ」著作
編集- 私の奴隷になりなさい 2005(角川書店/角川文庫) *文庫時「スモールワールド」から改題
- ご主人様と呼ばせてください 2005(角川書店/角川文庫) *文庫時「リモート」から改題
- おまえ次第 2008(角川文庫)
- はやくいって 2009(角川文庫)
- 恋するおもちゃ 2011(角川文庫)
- 彼女はいいなり 2012(角川文庫)
- かわいい躾 2012(角川文庫)
- SでもMでもなくこれは恋とか愛 2014(角川文庫)
- 私はただセックスをしてきただけ 2015(角川文庫)
- 彼女が望むものを与えよ 2018(角川文庫) *松久淳の2007年作品を名義変更し文庫化。
共著
編集寄稿
編集- 高橋幸宏『Turning The Pages Of Life THE BEST OF YUKIHIRO TAKAHASHI IN EMI YEARS 1988-1996』(2009年) - ライナーノーツ執筆
映像化作品
編集人物
編集脚注
編集- ^ 同書、P.111-114
参考文献
編集- 松久淳『中級作家入門』(2014年、KADOKAWA)
関連項目
編集外部リンク
編集- 松久淳オフィシャルサイト週松 matsuhisa.com