東野 光生(とうの こうせい、1946年5月21日[1] - )は、日本の水墨画家小説家

和歌山県東牟婁郡串本町生まれ[1]。本名・山本太郎。水墨画内山雨海に師事、絵を教えながら小説を書く。親友・大久保喬樹の紹介で長篇小説「浅黄の帽子」を江藤淳に見せ、江藤が『文藝』に紹介して掲載される[2]。1984年からフロリダ州立大学に水墨画の客員教授として赴任。2000年、長編小説『似顔絵』で芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。絵画の代表作品として、『涅槃図』(全龍寺蔵)、『大日如来図』(高野山遍照光院蔵)、障壁画『臨照図』(善光寺蔵)など。

著書

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  • 『浅黄の帽子』 河出書房新社、1984年
  • 『涅槃 東野光生寺院水墨画の世界』 河出書房新社、1994年
  • 『似顔絵』 河出書房新社、2000年
  • 『補陀落幻影』 作品社、2004年
  • 『四季曼荼羅 新作襖絵 世界遺産仁和寺高松宮記念書院』 毎日新聞社、2008年
  1. ^ a b 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.485
  2. ^ 江藤「『浅黄の帽子』」『西御門雑記』文藝春秋

参考

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