札幌市場駅

かつて北海道札幌市に存在した国鉄・函館本線の廃止した貨物駅

札幌市場駅(さっぽろしじょうえき)は、1959年昭和34年)から1978年(昭和53年)まで、北海道札幌市に設けられた日本国有鉄道(国鉄)函館本線である[1]事務管理コードは▲130161[2]

札幌市場駅
さっぽろしじょう
SAPPORO-SHIJŌ
桑園 (1.6 km)
地図
所在地 札幌市中央区北12条西20丁目
北緯43度4分25秒 東経141度19分16秒 / 北緯43.07361度 東経141.32111度 / 43.07361; 141.32111 (札幌市場駅)
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 函館本線貨物支線
キロ程 1.6 km(桑園起点)
開業年月日 1959年昭和34年)12月15日[1]
廃止年月日 1978年(昭和53年)10月2日[1]
備考 貨物駅
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1976年の札幌市場駅と周囲750m範囲。左が小樽方面。上へ札沼線当別 方面。右上に札幌競馬場のパドック、右端に桑園駅構内端が見える。中央下側に見える札幌市場の2つの建家間に当駅が設けられ、本線脇の側線からスイッチバック状に折り返して引込線が向かう。その手前2手に、既に役目を終えて一部駐車場に転用されている桑園駅管轄の貯炭場には、まだ2本ずつ陸上高架桟橋と引込線が放置されている。左上の踏切通称・宮の森北24条通で、その南側の扇形庫の見える一角は泰和車両である。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

桑園駅から札幌市中央卸売市場に引き込んだ線路に設けられた貨物駅であった。

歴史

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1959年昭和34年)に札幌市中央卸売市場が設立されたとき、この市場のために隣の函館本線桑園駅から1.6キロメートルの短い線路を引き入れ、貨物駅を置いた。全国から札幌向けに送られた野菜果物水産物を載せた貨車を受け入れた。また市場でさばけなかった水産物が札幌から転送された。取り扱い量は1965年が最大で、15万2千トンに達した。その後はトラックに押され、1970年代に落ち込んだ。札幌市内の鉄道高架工事にともない、廃止が決定された。

年表

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隣の駅

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日本国有鉄道(国鉄)
函館本線(貨物支線)
桑園駅 - 札幌市場駅

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、825頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、218頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 

参考文献

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  • 札幌市教育委員会編『札幌の駅』(さっぽろ文庫11)、北海道新聞社、1979年。