本遠寺 (名古屋市)

名古屋市熱田区の寺院

本遠寺(ほんのんじ)は、愛知県名古屋市熱田区白鳥にある日蓮宗の寺院。別名、熱田法華堂。山号は、妙光山。旧本山は大本山本圀寺(六条門流)、生師法縁。

本遠寺
所在地 愛知県名古屋市熱田区白鳥二丁目3-20
位置 北緯35度7分30.57秒 東経136度54分15.49秒 / 北緯35.1251583度 東経136.9043028度 / 35.1251583; 136.9043028座標: 北緯35度7分30.57秒 東経136度54分15.49秒 / 北緯35.1251583度 東経136.9043028度 / 35.1251583; 136.9043028
山号 妙光山
宗派 日蓮宗
創建年 1253年
正式名 日蓮宗妙光山本遠寺
別称 熱田法華堂
公式サイト 日蓮宗妙光山本遠寺
法人番号 5180005000485 ウィキデータを編集
本遠寺 (名古屋市)の位置(愛知県内)
本遠寺 (名古屋市)
本遠寺 (名古屋市)の位置(名古屋市内)
本遠寺 (名古屋市)
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歴史

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1253年(建長5年)是生房蓮長(後の日蓮)は比叡山遊学の帰り、伊勢神宮にて立教改宗を祈願したのち、熱田神宮に参拝し境内法華堂法華経を読誦した。その後孫弟子に相当する朗門の九鳳九老僧)のひとり日澄が熱田神宮に参拝した折法華堂へ入堂、信者の竹田孫右エ門の寄進により、現在地にこの法華堂を移し創建した。1945年(昭和20年)の名古屋大空襲旧国宝楼門を含む伽藍を焼失。1964年(昭和39年)に法華堂を再建したのを皮切りに1980年(昭和55年)に現在の本堂を建立、1996年(平成8年)には書院を再建した。

名古屋大空襲で焼失した文化財

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旧末寺

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日蓮宗は昭和16年に本末を解体したため、現在では、旧本山、旧末寺と呼びならわしている。

  • 玄収山日行寺(名古屋市熱田区白鳥)塔頭
  • 日光山最経寺(名古屋市瑞穂区井戸田町
  • 法龍山大乗寺(愛知県西春日井郡豊山町大字豊場字中之町)
  • 具徳山妙蔵寺(小牧市大字南外山)
  • 誦経山妙楽寺(小牧市大字南外山)
  • 法栄山妙林寺(小牧市中央)
  • 本行山妙遠寺(小牧市小針)
  • 久王山實相寺(小牧市大字西之島字中屋敷)
  • 長要山長遠寺(岩倉市八劔町)
    • 長遠寺末:勝妙山光昭寺(岩倉市中本町中北裏)
    • 長遠寺末:天鼓山昭蓮寺(江南市木賀本郷町西)

脚注

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  1. ^ 本遠寺のサイトには「旧法華堂、旧山門」が重要文化財とあるが、法華堂の重要文化財(旧国宝)指定については文化庁編『新版 戦災等による焼失文化財 20世紀の文化財過去帳』等の資料で確認できない。
  2. ^ 文化庁 2003, p. 470.

参考資料

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  • 『日蓮宗寺院大鑑: 宗祖第七百遠忌記念出版』大本山池上本門寺、1981年。 
  • 文化庁『戦災等による焼失文化財: 20世紀の文化財過去帳』戎光祥出版、2003年10月20日。ISBN 978-4900901346 
  • 『尾張名所図会』 第四巻 法華堂本遠寺、1844年

外部リンク

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