有福哲二
有福 哲二(ありふく てつじ、1967年〈昭和42年〉3月5日[1] - )は、日本の政治家。香川県坂出市長(1期)。元香川県議会議員(5期)、元坂出市議会議員(2期)。
有福 哲二 ありふく てつじ | |
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内閣府地方創生推進室より公表された肖像 | |
生年月日 | 1967年3月5日(57歳) |
出生地 | 日本 香川県坂出市 |
出身校 | 日本大学法学部 |
前職 | 香川県議会議員 |
現職 | 坂出市長 |
所属政党 |
(自由民主党→) 無所属 |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2021年6月4日 - 現職 |
香川県議会議員 | |
選挙区 | 坂出市選挙区 |
当選回数 | 5回 |
在任期間 | 2003年4月30日 - 2021年 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 1995年5月2日 - 2003年 |
来歴
編集香川県坂出市出身。香川県大手前高等学校、日本大学卒業[2][3]。坂出市議会議員を2期、香川県議会議員を5期務めた。県議時代は自由民主党に所属した。
2021年(令和3年)5月16日に行われた坂出市長選挙に立候補し、現職の綾宏を破り初当選した。6月4日、市長就任予定[4]。
※当日有権者数:43,267人 最終投票率:56.04%(前回比:pts)
候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 | 推薦・支持 |
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有福哲二 | 54 | 無所属 | 新 | 14,264票 | 59.39% | |
綾宏 | 68 | 無所属 | 現 | 9,753票 | 40.61% |
不祥事
編集公職選挙法違反による刑事告訴
編集2021年6月14日、香川県議会議員と元議員が2018年7月から2020年3月までの間に意見交換会費の名目で有権者に行った政務活動費からの現金配布(総額約1620万円)が公職選挙法違反に当たるとし、高松市の市民団体「市民オンブズ香川」が有福を含めた当時の県議会議員ら21人を高松地方検察庁に刑事告訴。しかし翌年3月29日に「認定すべき証拠が不十分だった」として嫌疑不十分の不起訴処分とした。[5][6]
2022年7月13日、高松検察審査会は嫌疑不十分で不起訴とした高松地検の処分を不当とし、同日付けで起訴相当と議決した。議決書では、法的に支払い義務のある「債務の履行」ではなく「寄付そのもの」と断定しており、地検による再捜査が入る見込み。[7]
議決後の同年9月、有福はKSBからの「起訴されたら市長を辞職するか」の質問に対し「その時に判断をしていくことになりますから、今の時点ではよくわかりません私も」と回答している。[8]
脚注
編集- ^ 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、366頁。
- ^ 有福哲二Facebook
- ^ “県議選無投票当選者 坂出 | 2019統一地方選 | 四国新聞社”. www.shikoku-np.co.jp. 2021年5月17日閲覧。
- ^ 福家司、紙谷あかり、湯川うらら (2021年5月17日). “坂出市長選 有福氏が現職を破り初当選”. 朝日新聞 2021年5月17日閲覧。
- ^ “市民団体が県議ら21人を刑事告訴 「意見交換会費」支出は公選法違反と主張【香川・高松市】 | OHK 岡山放送”. OHK 岡山放送. 2022年9月3日閲覧。
- ^ “香川県議の政務活動費 公選法違反容疑の告発は不起訴 | KSBニュース | KSB瀬戸内海放送”. KSB. 2022年9月3日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年7月27日). “寄付疑いで県議ら起訴相当 香川の21人、地検が再捜査”. 産経ニュース. 2022年9月3日閲覧。
- ^ “「公選法違反」と当時の香川県議ら告発 「起訴相当」議決に当事者は | KSBニュース | KSB瀬戸内海放送”. KSB. 2022年9月3日閲覧。