昭和町駅 (香川県)
昭和町駅(しょうわちょうえき)は、香川県高松市昭和町二丁目にある四国旅客鉄道(JR四国)高徳線の駅である[1]。駅番号はT27。
昭和町駅 | |
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停車中の1000形気動車 高松方より(2006年) | |
しょうわちょう Shōwachō | |
◄T28 高松 (1.5 km) (1.7 km) 栗林公園北口 T26► | |
所在地 | 香川県高松市昭和町二丁目237番地2 |
駅番号 | ○T27 |
所属事業者 | 四国旅客鉄道(JR四国) |
所属路線 | ■高徳線 |
キロ程 | 1.5 km(高松起点) |
電報略号 | シワ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 -統計年度- |
516人/日(降車客含まず) -2018年- |
乗降人員 -統計年度- |
1,032人/日 -2018年- |
開業年月日 | 1987年(昭和62年)3月23日[1] |
備考 | 無人駅[1] |
昭和町駅 配線図 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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歴史
編集国鉄最末期の開業である。なお、国鉄の駅だったのはわずか9日間だった。
駅構造
編集単式ホーム1面1線を有する地上駅(いわゆる「棒線駅」)。無人駅であるが、朝のラッシュ時には駅員が配置される。トイレはない。プラットホームの高松方はスロープとなっており、道路への出入口とつながっている。駅舎はないが、スロープを下った先、道路への出入口付近には小屋があり、中に自動券売機が設置されている。プラットホームの有効長は4両分である。
2020年3月14日から高松駅 - 屋島駅間にICOCAなどの交通系ICカードが導入されたが、当駅は導入対象外であるためICOCAなどの交通系ICカードは使用できない[7][8][9]。
利用状況
編集1日平均の乗車人員は以下の通り。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2008 | 504 |
2009 | 485 |
2010 | 476 |
2011 | 452 |
2012 | 448 |
2013 | 477 |
2014 | 465 |
駅周辺
編集- 香川大学幸町キャンパス(本部・教育学部/経済学部・法学部)[1]
- サンクリスタル高松
- 香川県教育会館 ミューズホール
- 西方寺(宇高連絡船紫雲丸事故の慰霊碑がある)
- 香川県立視覚支援学校 - 初代高松駅の跡地でもある。1910年に移転して以来、当駅が設置されるまで77年の歳月を要した。
- 高松市立紫雲中学校
- 高松市中央卸売市場
- 高松市公設花き地方卸売市場
- JR四国研修センター
- 香川県道33号高松善通寺線
- 高松市道五番町西宝線 - 当駅のすぐ北側(高松方)を通過している。
- J.クレスト高松昭和町 - JR四国本体が初めて手がけた分譲マンション。都市環境開発との提携で自社の社宅跡に建設された。
- グランデリーズ昭和町店
- マルヨシセンター 茜町店
- コープかがわ扇町店
野球踏切
編集昭和町駅から南方(徳島方)200mにある高松市道八番町西浜新町線との踏切には「野球踏切」という名前がついている。これは、かつて県立高松商業高校の野球部員達が、高徳本線を挟んだ練習場までの行き来に当踏切を利用していたことから名付けられたものである。
同校の校舎は、1949年に現在地の松島町に新築されるまで仮校舎が現在の香川大学教育学部の敷地に位置しており、練習場が現在のJR四国研修センターの位置にあった。校舎移転後は野球部員たちが往来することは無くなったが、2003年(平成15年)9月にJR四国による解説看板が設置されて当時の状況を今に伝えている。
この踏切は1925年(大正14年)8月1日の国鉄高徳本線(現・高徳線)高松 - 志度間開業時に警報機の無い第4種踏切として設けられ、1951年(昭和26年)5月20日に警報機の設置で第3種踏切に格上げされた際に踏切名が命名された。その後1969年(昭和40年)3月30日に遮断機の設置で第1種甲踏切に格上げされて現在に至る。
野球踏切と駅を挟んだところにも高松市道五番町西宝線との踏切があり、上りの普通列車が駅に到着すると車掌が備え付けの箱に鍵を差し込み、降りている遮断機をいったん上げる。ワンマンカーではされない。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d e f g “駅すてーしょん 昭和町(高徳線)”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 6. (1996年5月30日)
- ^ “日本国有鉄道公示第242号”. 官報. (1987年2月24日)
- ^ “別紙2 高徳線の歴史”. JR四国. 2024年8月3日閲覧。
- ^ “「通報」●高徳本線における臨時乗降場の開業について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 1. (1987年2月24日)
- ^ 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、648頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '95年版』ジェー・アール・アール、1995年7月1日、190頁。ISBN 4-88283-116-3。
- ^ 『観光地へのアクセス駅で新たに「ICOCA」がご利用できるようになります!』(PDF)(プレスリリース)四国旅客鉄道/西日本旅客鉄道、2019年7月29日。オリジナルの2019年12月23日時点におけるアーカイブ 。2020年1月13日閲覧。
- ^ 『JR四国の観光地アクセス駅におけるICOCAサービス、2020年3月14日にサービスイン!』(PDF)(プレスリリース)四国旅客鉄道/西日本旅客鉄道、2020年1月27日。オリジナルの2020年1月28日時点におけるアーカイブ 。2020年12月29日閲覧。
- ^ ご利用可能エリア|ICOCAガイド - 四国旅客鉄道. 2020年4月24日閲覧.